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erica synthsのステレオ・フィルターボックスACIDBOX IIIの取り扱いを開始しました。
ACIDBOX IIIはあの唯一無二のサウンドで有名なロシアのシンセサイザーPolivoks VCFのステレオバージョンを核に、ユニークなオーバードライブ回路とLFO、エンベロープフォロワーを搭載したフィルターマシンです。
ACIDBOX IIIは入力ゲインを調整でき、ギターからモジュラーシンセ、ラインレベルのシンセやリズムマシンまで様々な入力ソースを扱うことが特徴です。コントロールインプットに接続したフットスイッチでバイパスのON/OFFをコントロールしたり、エクスプレッションペダルでカットオフ周波数をコントロールしたりできます。
ACIDBOX IIIを触ってみて
ステレオのVCFモジュールはライブ&制作環境のどちらでも非常に活躍します。実際に触ってみた所感を書きます!
まず入力段にゲインコントロールが付いておりモジュラーレベルからラインレベル、または楽器入力までどんなボリュームでも対応できるところがナイスです。インプットレベルでのドライブも余裕で、これだけでも倍音を付加したサウンドメイクになります。
そして肝心のVCFの音質ですが、これはもう完全にPOLIVOKSの音になります。私は復刻モデルしか触ったことがないのですが、非常にきめ細かいクリスピーなサウンドで、かつローがかなりブーストされます。LPFでカットオフを絞っていくと大箱のイベントでフロア全体が地下に沈んでいくような大興奮のサウンドになります。大型のカットオフつまみは扱いやすく、しっかりとしたトルク感がDJ用のクロスオーバーを彷彿とさせます。
そしてそんなVCFのサウンドを多彩に引き出すのがLFOです。LFOは7種類の波形がありますが注目はタップテンポに対応していることと、ディバイド機能、そしてバイパススイッチががあるところですね。再生しているソースに合わせてタップでLFOのデプスを設定でき、それをさらにDIVIDE/MULTつまみで×4から÷4までつまみで調整できます。また手動でLFOレートを最速にしてノイジーなブレイクを作り出し、ブレイク明けにバイパスにすることでプレイに大胆な展開をつけることができます。
またACIDBOXIIIならではの機能としてエンベロープフォロワーがついています。デプス最大、レート最速にすれば完全にビートに追従した細かいフィルタリングを行うことができます。
また、コントロールインプット端子がついており、フットスイッチやエクスプレッションペダルを接続してカットオフなどのパラメーターをコントロールすることもできます。
モノラル素材を扱い場合には例えばステレオアウトの片方をコントロールインに接続すれば、オーディオレートでのモジュレーションになり過激なフィードバックサウンドを得ることもできます。
ライブでのプレイからスタジオでのサウンド実験まで縦横無尽の活躍をするこのACIDBOX、ぜひ渋谷店でお試しください!
Writer.ACID渋谷
記事内に掲載されている価格は 2019年10月8日 時点での価格となります。
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