SAMPLESCIENCEからリリースされたソフトシンセ『Famirom』は見た目そのまま任天堂のファミリーコンピューターのエミュレート音源です。
数多くある8bitシンセやゲームサウンド風シンセとFamiromが違う点は、本家ファミコンのサウンドエンジンのNES Soundというサウンドチップそのものをエミュレートしているところです。FamiromはNES Soundのサウンドと挙動をエミュレートすることでDAWで鳴らすことができます。
NES Soundはチップチューンや個人のレトロゲームマニアの間で独自に研究が進んでいて、NES Soundのデータが格納された.NSFファイルやそれを再生するためのドライバソフトが配布されています。(気になる方はネットで検索してみてください)
ファミコンサウンドと言うと、けっして音が良いとは言えないお茶の間のテレビのスピーカーから流れてくる音をイメージしますが、NES Soundはレンジの狭いテレビと対策としてかなり高域を強調した明るいサウンドだったようです。モニタースピーカーから流れるFamiromのサウンドはEDMやエレクトロで映えるキラーサウンド。特にベース域の締まったボディ感とザラついた高域はアシッド系のアーティストも注目です!ファミコンってこんなにハードな音だったんですね。
もしFamiromをレトロな質感出使いたい人はEQで高域と低域を削ったり、フェンダーBASS MAN系のギターアンプシミュレーターを通すといいかもしれません。
FamiromはSAMPLESCIENCEの公式Webサイトで$12で販売中。楽曲のバリエーションに1ついかがですか?
SAMPLESCIENCE Famirom
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記事内に掲載されている価格は 2015年9月1日 時点での価格となります。
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