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Mar.2023
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自分のレコードを作りたい!最強のカッティングマシンを求めて〜SCFEDイベのイケイケゴーゴー探訪記〜Altphonic Studio:SCFEDイベのスタジオ探訪記

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近年見直されているレコードの魅力にワタクシも”どハマり”しまして、毎週末レコードをディグる日々が続いております。ジャケットをゆっくりと眺め、レコード盤面の溝を愛でて、プレイヤーに慎重にセット。針をドロップしてから音が鳴るまでのワクワクがたまりません!いつか自分もレコードを作ってみたいな、でもレコード製作ってお高いんでしょう?と思っていたら、普段手にするレコード(塩化ビニル樹脂)に直接、溝を刻むダブカッティングという方法がありました!自分の曲が入った1点モノのレコードをリーズナブルに作れてしまうのです。ということでワタクシは、世界にまだ2台しかないという超最新カッティングマシーンを導入した、ダブカッティングのマエストロ Altphonic Studio代表 山根アツシ氏を訪ね、お話を伺ってまいりました。それではイケイケGO GO〜!

ベルリンでレコード作りに開眼

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【Altphonic Studio(アルトフォニックスタジオ) 代表 山根アツシ氏】

2016年、山根氏はドイツのベルリンに渡り、アート活動の盛んなクロイツベルク地区に部屋を借りて、レコーディングやミックス業務を主体としたAltphonic Studioを開設。もともとダブカッティングには興味を持っていたものの、まさか自身がレコードカッティング業務を始めるとは思っていなかったそうです。

しかし、意外な場所でレコード制作に開眼することになります。新居に必要な家電を求めてベルリンの家電量販店を訪れると、レコードコーナーが大々的に展開されていて、配信リリースされている新曲がレコードでも販売されている状況に大変驚いたのだとか。「当時の日本では一部のファンを除いてレコードへの関心が低かったので、大きなカルチャーショックを受けましたよ。配信でも聴ける曲をわざわざレコードで買う人が大勢いる!これはリスナーが音楽作品に対価を支払う、音楽ビジネスの最後の砦だと確信しました。自分が飛び込む分野として、ここしかないと」(山根氏)レコード売上の見込みが立てば音楽制作に予算がかけられて、お金と音楽制作の好循環が生まれます。新曲を聴きたいリスナーと、新曲を作りたいクリエイター双方に、持続可能なエネルギーをもたらす音楽媒体、それがその元祖となるレコードだったというわけですね。

ラストサムライに認定され、ダブカッティングマシーンを入手!

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【山根氏の手で世界最強にモディファイされた VINYLRECORDER / T560 ダブカッティングマシン】

ドイツのVINYLRECORDERというデベロッパーがダブカッティングの機械を販売していて、山根氏はドイツに渡る前から購入希望メールを何度も送ったものの、なかなか良い返事が得られませんでした。しかしドイツ移住後、いつでも買いに行けるというメールを送ったところ話は急展開。現金でのみ販売可能ということで、山根氏は日本円で約100万円という大金を抱えながら、ベルリンから飛行機に乗ってさらに車で何時間という場所まで、怖い思いをしながら向かったのだそうです。

ダブカッティングの研修を受けないとマシーンを購入できないということで、連れていかれたのはなんと、、、ブタ小屋!なかに入ると山根氏の頭に、初心者を意味するグリーンのシールがペッタリと貼られました。参加者は4人いて、それぞれにカッティングマシーンが与えられて研修スタート。その内容は、カッティング針を交換するレクチャーがあって、あとはCDプレイヤーからカッティングマシーンにオーディオを入力して、ひたすらカッティングしなさいというもの。「研修といってもお爺さんが横のソファで寝ているだけで、どういう音を作ればレコードに綺麗に入るとか、そういった技術的なノウハウは何も教えてもらえませんでした。過大入力するとカッティングヘッド保護のためにマシンのヒューズが飛ぶんですけど、そうするとお爺さんが激怒して発狂するという。これのどこが研修なんだ?と本気で思いましたよ(笑)」(山根氏)その修行は朝から豚小屋に入って夜中の1時まで!トイレもなく、不運にもお腹を壊していた山根氏はひたすらトイレを我慢したそうです。うーむ、、まるで、罰ゲームみたいな話です。

「研修が終了するとブタ小屋から全員出されて、一人一人が別部屋に順番で呼ばれました。部屋に入ると、これまではお爺さん一人だったのにもう一人、マッチョで全身タトゥーだらけの大男が居たんです。自分はお金を渡したあと埋められてしまうのかとドキドキ震えながらお金を渡しましたよ。お爺さんが紙幣の一枚一枚を、気が遠くなるくらいゆっくり数える様子を、私はただじっと見つめていました。OKとなった瞬間にこのマシーン(T560)を持って帰りなさいと。そのときお爺さんから言われたのは “日本人は内容を分かっていないくせにYesばかり言って購入して、買った後にトラブルになったことがあるから嫌いだ。だからあなたは日本人でこれを購入できる最後の人だ” ということで、緊張しながら受け取りました」(山根氏)

外国語を話すとき、ついつい笑顔でYesを連発してしまうワタクシには胸の痛むエピソードです。ブタも研修現場にいたのか聞きそびれてしまったのですが、そこはご想像にお任せします。余談ですが、ドイツにも「豚に真珠」と同じ意味のことわざ「Perlen vor die Säue werfen(豚に真珠を投げる)」があるみたいです。

山根氏は2019年に日本へ帰国。VINYLRECORDERで購入したT560のモーターやアンプを自身でアップグレードしたほか、モディファイを重ねて今やその原型をとどめないほどに進化させました。「ダブカッティングに関しては私のモディファイモデルに勝るマシンは無きに等しく、世界でもトップクラスのノウハウを有していると自負しています。ラッカーマスター盤(アルミ板にラッカー樹脂を塗布した、レコード量産用のマスター盤)の制作も可能です」(山根氏)そんな山根氏がいまあの研修現場を訪れたら、いったい何色のシールが頭に貼られることになるのでしょうか。

レコードの魅力

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【普段見ることのない、レコードのスタンパー。溝の凹凸がレコードとは逆になっていて、これを塩化ビニルの盤面にプレスして溝を掘り込みます。】

ーーーダブカッティング・マエストロの視点から、レコードの魅力について語って頂きました。

「音を記録する技術がアナログやデジタルで多数存在するなか、レコードが決定的に違うのは物理振動を記録するということです。音声の電気信号をアンプで増幅して、カッティングヘッドを振動させてレコード盤に溝を切ります。カッティングヘッドは電気信号を物理振動に変換するという意味ではスピーカーと原理が同じなので、レコードには空気を振動させる情報がアナログ領域で記録されているのです。空気の振動がマイクのダイアフラムで電気に変換され、その電気をコイルの電磁誘導で振動に変換して、レコード盤に溝を切る。空気振動に始まって、振動の溝を記録するという一貫したプロセスは、情報の変換ロスが少ない記録方式ということになります。マイク入力をアナログ信号のまま直接ダブカッティングすると、本当にそこで歌っているかのような、非常に鮮明なサウンドが録音できますよ。DSDよりもリアルにです。

レコードはカッティングヘッドが物理的に振動するので、そこに倍音が生まれるということも重要なポイントです。例えば1kHzを中心とした声の帯域では、偶数倍音であれば 2kHz / 4kHz / 8kHz / 16kHzが発生し、そういった倍音がレコードの音色を生み出しています。レコードは声の帯域を記録することを考えて開発されたこともあって、人間の耳に一番反応して感性に訴える音は、中域の情報量につきると思います。中域の情報量で得られるのは空気感で、一般的に言われるハイエンド帯域の空気感だけではなく、中域の空気感も人間の耳には大切なんです。レコードに記録できる、有効な周波数帯域は50Hz〜14kHzくらいまでになりますので、中域に重点を置いた音楽であればレコードで聴くのがベストなんです」(山根氏)

レコードに刻まれるたった1本の溝のなかには、自然界の偉大な物理テクノロジーが隠されていたのですね。そして物理的な振動には倍音がつきものということで、レコードに感じる音の豊かさや立体感には、倍音が少なからず影響していたのです。ワタクシ、今後は中域の空気感というものを意識して、中域に耳をこらして生活したいと思います。

voice-messageボイスメッセージをレコードに刻んでプレゼントするサービスも大好評。人生の大切な節目に、普段なかなか言えない感謝の気持ちや、熱いメッセージを形に残せるのも嬉しいですね。レコードプレイヤーもセットで贈れるので、もらったその場で再生できます。

山根氏が切り拓く次世代のレコードカッティング

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【1千万円以上する最新カッティングマシーン。顕微鏡で拡大されたレコードの溝が、後ろのディスプレイに映し出されています。】

ローエンドとハイエンドを豊富に含んだ現代の楽曲を、より正確にレコードの溝に刻むにはどうしたら良いか。配信とレコードの両方で楽曲をリリースしたい、そんな現代のアーティストの想いを実現するために山根氏が見いだした答えは、最新コンピューター制御マシンによるハーフスピード・カッティングでした。3年以上待って納品されたという、最新カッティングマシンのお値段は、1千万円以上!取材に伺った2023年4月現在で世界に2台、日本とオーストラリアにしか存在しない激レアなマシンです。

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「ハーフスピード・カッティングでは、溝を切るスピードを通常の半分に下げます。レコード再生時には相対的に倍速となるので、記録できる解像度が2倍に上がるのです。

メリットはそれだけではなくて、半分のピッチに下がるということは波形の振動エネルギーが大きくなって、音の立ち上がりを正確に刻むことができる結果、通常再生した際の高域の再現性が飛躍的にアップします。

これはレコードだからこそ実現できるテクニックで、コンピューターで溝の幅と深さを正確に制御できる最新カッティングマシンの導入がカギとなりました。1970〜80年代のカッティングマシンに比べて駆動系の制御が正確なので、最新マシンがハーフスピード・カッティングに絶大な恩恵をもたらします。

ロンドンのアビーロードスタジオに、この分野の唯一の巨匠、マイルス・ショーウェル氏がいるので、5月に情報収集に行ってきます。レコードカッティングはテストプレス盤を聞くまで仕上がりが全く分からない、完全カスタムメイドの世界です。問題なく溝を切れる限界まで、入力レベルを何度も何度も試しながら追い込んで切る。手間暇はとてもかかりますが、音は抜群に良くなりますよ」(山根氏)

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【デジタルマスター音源には、ハイエンドDAW 「MAGIX Sequoia」を使用】

実際にハーフスピードに落としたマスター音源を聞かせて頂きましたが、音程が1オクターブも下がったダークでスローな楽曲を聞きながら、仕上がりをいったいどう判断するのか全く想像がつきませんでした。レコードカッティングに並々ならぬ情熱を注ぎ、さらに高品質を追求して今度はロンドンにまで飛ぶ。そんな山根氏のストイックな姿勢にワタクシは感銘を受けました。

ありとあらゆるニーズに対応可能

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【レコードに刻まれた溝の間隔を、顕微鏡でチェックする山根氏】

Altphonic Studioでは、最新マシンによるハーフスピード・カッティングと、究極なまでにモディファイされたT560のダブルエースで、デジタル配信向けの楽曲からフルアナログ楽曲まで、ありとあらゆるニーズに対応することができます。

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【STUDER A 80】

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【STUDER A 812】

オーディオIFからアナログのミキサーやアウトボードを通してダブカッティングしたり、STUDERのテープレコーダーA80にトラックダウンしてからダブカッティングするサービスも提供。ボーカルブースで歌ったマイクのアナログ信号を、そのまま直接ダブカッティングできることが口コミで伝わって、著名なヒップホップアーティストも利用しているのだとか。また、レコードの全てにこだわりを持つ山根氏は、レコード盤の帯電防止処理に関する特許も出願済みで、納品されるダブ盤には静電気が発生しにくい処理が施されているのだそうです。

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Quantum Acoustic Audio社製の仮想アース Quantum Ground Enhancer

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Softube Console 1 のツマミが、秋葉原で調達したというNeve風のツマミに交換されていました!

音楽のバイブレーションが3次元の物体に刻まれたレコードは、デジタル録音フォーマットの激しい変遷を横目に眺めながら、悠久の時を経ても朽ち果てることはないのでしょう。それはまるで、洞窟の壁に刻まれた古代壁画のように。レコードは針を落とす儀式を通じて、音楽に向き合う真摯な気持ちを与えてくれます。耳だけではなく、体と心で音楽を体感しようという気運が高まるいま、レコードがクリエイターの創作意欲を駆り立てています。本気でレコードの音にこだわりたい方は、ぜひ山根氏にご相談してみるのはいかがでしょうか。

Altphonic Studio(アルトフォニックスタジオ) >> https://www.altphonic.com/

2023年4月24日取材 Writer:SCFED IBE

※この記事は Proceed Magazine 2023号 NO.28号(2023年7月6日発売)に掲載された内容より抜粋しました。

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2023年9月23日追記:山根氏ご本人から、アビーロードスタジオ体験レポートをお送り頂きました!

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山根氏:今回、アビーロードスタジオには自分の楽曲のマスタリング、カッティングという形で世界の巨匠マイルス・ショーウェルのテクニックを目の前で体験し、多大な学びを得て帰国しました。

マイルス・ショーウェル氏はザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズをはじめとするポップスやロック界の大御所たちの作品に40年間近く携わってきた経験を持つ神様のような方です。日本の大御所の作品も勿論、携わっています。

今回は自分の作曲、ミックスした楽曲をマイルス氏に仕上げて頂くという形で色々と教わりました。

ロンドンに旅立つ前日の夜にミックスを終えた新鮮な楽曲なので、マイルス氏がどこをどうしたかは凄く理解できました。

(実は20年ほど前にリリースした楽曲が未だイギリスのテレビで使われ続けているので、そのユニットの20年ぶりの新曲の仕上げという形で今回の企画が実現しています。なかなか誰でもスタジオ立ち会い可能という訳ではないので)

まず、私がアメリカのマスタリングとヨーロッパのマスタリングを比較した時に感じるのが、凄くざっくりというとアメリカはビジネス的な仕上げ。エンジニアの個性が出たマスタリングに対して、ヨーロッパは音楽そのものやその背景、生活に寄り沿った仕上げのように感じます。

無駄に何も足さない、引かない仕上げとも言えます。これは私がドイツに住んでいて他の国に行ったときにも感じていました。

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マスタリングルームは中庭に増設された建物の中にあります。全面に窓があり、緑と心地よい日差しを見ながら非常に気持ちが良くリラックスした環境で仕事ができました。日本の吸音材とジャージクロスの閉鎖された空間とはかなり違います。

マスタリング機材

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基本的にはアナログのアウトボードを中心とした機材で、日本の定番と変わらないです。SONTECのEQ等を使用して、アナログで出来ない範囲はDAWのプラグインを使用。日本でのマスタリングと大きな手法の違いは特に無いです。

マイルスはAnaloguetube AT-101が凄く大好きで、どのプロジェクトでも使用しています。部屋をシェアしている他のエンジニアに使用させたくないらしく、仕事が終わると電源ケーブルを抜いて、そこに電源プラグ型の自作の鍵を取り付ける徹底ぶり(笑)作業が終わると直ぐに電源を落として真空管を温存していました。機械を開けて中身を見せて貰ったのですが、特別な真空管という訳でなく、現行で入手できる真空管の選別品でした。

いよいよカッティング

各フォーマットのマスタリングが終わり、いよいよ、カッティングです。もうこの過程は企業秘密が盛りだくさんの内容で非常に勉強になりました。日本に戻ったら学んだ事を実践するぞと一言も聞き漏らす事が無いように、音の変化やマイルス氏の行動、発言をしっかり注視していました。

カスタムメイドのノイマン VMS-80にてカッティングされた音源は、やはり通常のカッティングされたラッカー盤の音とは別次元でした。カッティングそのものは通常のカッティングの手法とは大きな差はないです。スピードが半分に落ちたテンポや、ピッチが半分に落ちたものです。そこまでの素材の仕込みが重要なんだなと勉強になりました。料理をはじめ、何でもそうですが下準備こそが大事ということですね。

元のデジタルWAVデータと、レコードにして取り込んだ音をスペアナで比較すると、高音域でこれくらい差がありました。

DIGITAL vs HALF

グラフ:1

【元のWAVデータとノーマルスピードカッティングの比較】

赤=ノーマルスピードカッティング 青=WAV

DIGITAL VS NORMAL

グラフ:2

【ノーマルスピードカッティングとハーフスピードカッティングの比較】

青=ノーマルスピードカッティング 黄=ハーフスピードカッティング


グラフ1では、レコードというメディアを考えると、かなり高音が伸びていますよね。

グラフ2を見ると、ハーフスピードカッティングは綺麗に超高音域まで、元のデジタルの特性に近い形を保ってさらに伸びています。

倍音がかなり付加されて伸びるので、実音よりもより実際に生で聴く音に近いイメージになります。

ちなみに低音域はノーマル、ハーフともほぼ似ています、違いは音のスピード感等に出るので、グラフ化は難しいため今回は省略しています。

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帰国後、アルトフォニックスタジオとしてはかなり本気でハーフスピードカッティングにトライしています。

アビーロードスタジオで学んだ技術、また、門外不出のブラックボックスな秘密等も解析出来たので、そこに更に弊社ならではのテイストを加えて、この技術を正統に引き継ぐ形で日本でのレコード制作に貢献していこうと考えております。

山根氏がアビーロードスタジオで仕上げたレコードは、ただ今絶賛発売中! ご興味ある方はぜひ下記リンクよりお問合せ下さい!
https://www.altphonic.com/post/suitcase_rhodes

記事内に掲載されている価格は 2023年3月23日 時点での価格となります。

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