Heritage Audio BritStrip 8/19発売!
そして今回登場するのは、ブリティッシュスタイルのチャンネルストリップ、BritStrip(ブリットストリップ)。定番ともいえる73スタイルのマイクプリ、機能拡張された73スタイルのEQ、ディスクリート/クラスA回路により構成されたDI、そしてSuccessorで採用された定評のあるダイオードブリッジコンプレッサーを1Uラックマウントサイズに凝縮しました。
あらゆる要求を満たすマイクプリアンプ
BritStrip のサウンドは、73JR と同じプリアンプ・セクションから始まります。ここには Carnhill との共同設計から生まれた、カスタムの入力トランスと出力トランスが採用され、オールディスクリート、クラスA、3ゲインステージの構成となっています。最大 80dB のゲイン、20dB のパッド、位相反転、1200Ω / 300Ω の入力インピーダンス切り替えスイッチを備えています。
ディスクリート・クラスA回路のDI
DIセクションにも、73JR で高く評価される設計を採用。マイクトランスの前段にオールディスクリートのA級JFET回路を配し、求められるあらゆる個性を提供します。パッシブスルー出力も備え、別のアンプに接続することも可能です。
拡張された73イコライザー
イコライザー・セクションでは、ミッドバンドとハイパスフィルターに3つの Vinkor ポットコアインダクターを採用しています。ここでの特筆点は、極端なブーストであっても非常に音楽的であるところでしょう。ミッドバンドは、太くパンチの効いたスネア、キック、ギター、ボーカルなどを表現するのに最適で、極端な設定であっても段階的に聴こえたりヘッドルームを失うことはありません。また、73譲りの設計となるインダクターベースのローパスフィルターは、求める周波数の品質に影響を与えることなく、その範囲外のローエンドをコントロールすることが可能となっています。ハイシェルフとローシェルフにはベルモードが追加され、これまで以上に幅広い用途に対応します。
Successor 譲りのコンプレッサー
BritStrip に搭載されているダイオードブリッジベースのコンプレッサーは、数々の賞にノミネートされた Successor と同じものであるため、ここで改めてご紹介する必要はないでしょう。クラシックなダイオードブリッジコンプレッションが、Successor の拡張機能と驚くほど高速なアタック/リリースタイムによって、まったく新しい生命を得たのです。ブレンド・コントロールと精巧なサイドチェイン・フィルターを活用することで、このコンプレッサーはトラッキングに最適なものとなります ─ 演奏者がモニターサウンドに求める「仕上がった」タイム感を含むダイナミクスを提供できるため、収録の可能性は一層広がることでしょう。
5つの周波数オプションを備えるサイドチェイン・フィルターと外部サイドチェイン入力が、素晴らしい柔軟性を発揮します。もちろん、2台の BritStrips のコンプレッサーをリンクさせて、究極のステレオ・トラッキング・ソリューションとすることも可能です。
ルーティングの柔軟性
BritStrip では、コンプレッションとイコライザーのルーティングを変更することが可能です。コンプレッションの前段にイコライザーを配すると、コンプレッションのディテクターはブーストされた周波数に対してより敏感になり、カットされた周波数に対してはより鈍感になります。逆に、コンプレッションの後段にイコライザーを配すると、ディテクターはイコライザーの設定に対して鈍感になります。
2022年8月19日(金)発売、ご予約受付中です!
記事内に掲載されている価格は 2022年8月12日 時点での価格となります。