スペイン発、Heritage Audio社から、500シリーズ対応Bluetoothストリーミング・モジュール BT-500 v2.0 が発表されました!
音楽制作には様々な環境で聴かれることを想定したミキシングやマスタリングが要求されます。特にストリーミング再生が主流になった最近では、Bluetooth経由でのサウンドチェックも必須となってきました。今回「v2.0」として登場するBT-500 v2.0は、汎用性の高い500シリーズモジュールのフォーマットにBluetoothオーディオのレシーバーを搭載したユニークな商品です!
人気のある2020年リリースのモニターコントローラー、RAM System 2000に搭載されたBluetoothレシーバーを搭載し、複数のコーデックに対応しています。さらにミキシング/マスタリングのチェックだけではなく、作業の合間にモバイルデバイスから音楽を流すのにも便利です。
ミニジャックよ、さらば
私たちは、Apple Music のリファレンス音源、Eメールでやり取りをしている録音素材、Spotify、あるいは YouTube などへ、毎日のように接しています。にもかかわらず、それらとスタジオ機材との統合に対しては、これまで非常にストレスを感じてきました。
BT-500 v2.0 は、Bluetooth を介してモバイルデバイスのオーディオ信号をストリーミングし、完全バランスによる +22 dBu ステレオ出力を提供します。
最新世代のオーディオ専用 Bluetooth テクノロジー、デバイスがサポートする最高のコーデック品質、そして先進的な Burr Brown ベースのアナログ信号パスの採用によって、iOS / Android デバイスをスタジオセットアップに容易に統合でき、従来の煩わしさからあなたを解放します。
今日までは、ミニジャックからXLRへの変換ケーブルを使う以外の接続方法はありませんでしたが、モバイルデバイスのアナログオーディオパスには限界があります。ミニジャックケーブル、デバイスの接続不良、内蔵ADCの不具合とおさらばしましょう!
Bluetooth 経由の音質??
BT-500 v2.0 は、AAC**、aptX***、SBC といったデバイスに最適なコーデックを認識し、シームレスな統合を果たすことで、物事をシンプルに保ちます :
Apple Music や YouTube は AAC* をネイティブとして使用しているため、iOS デバイスからのストリーミングは、アナログの有線接続よりもはるかに優れたロスレス伝送になります。
Android デバイスの大半が採用する aptX コーデックはほぼロスレスで、ワイヤレスの高品質ヘッドセットやサウンドバーがしている標準規格です。
デバイスが AAC も aptX もサポートしていない場合、BT-500 v2.0 は、従来の SBC コーデックを使用したオーディオストリーミングを提供します。
**Heritage Audio は、公式の AAC ライセンスカンパニーです。
***Heritage Audio は、公式の aptX ライセンスカンパニーです。
アナログパスにおける Burr Brown の血統
BT-500 v2.0 は、モバイルデバイスのアナログ回路を Burr Brown 製の完全差動バランス出力ステージに置き換え、600 Ω の負荷を駆動可能な 0 dBfs = + 22 dBu のフル出力を実現します。これにより、Apple iTunes Store やデバイスに保存されたリファレンスを聴きながら、ミックス/マスタリング作業時にレベルを直接比較することが可能となります。
最小限の投資で、かねてからの問題を簡単に解決してくれる BT-500 v2.0 は、スタジオにおいてなくてはならない存在となるでしょう。
○Heritage Audio社について
Heritage Audio 社は、スペインに本拠を置くプロオーディオメーカーで、CEOのピーター・ロドリゲスが音楽業界で長年の経験を基に、自身で納得できるスタジオ機材を創るべく、自ら立ち上げた会社です。ピーター自身がサウンドエンジニア兼音楽プロデューサーの経験があり、“ゴールデンエイジ”と呼ばれた時代のあのサウンドを21世紀のスタジオに蘇らせることを目的に創設しました。アナログによるサウンドプロセッシングに必要な様々なモデルをラインアップしており、世界30数か国以上のプロフェッショナルなスタジオで愛用されています。
2022年7月8日(金)発売予定、ご予約受付中です!
初代モデルとなる BT-500 が HAPPY SUMMER SALE第二弾 でお買い得!
記事内に掲載されている価格は 2022年6月27日 時点での価格となります。