iZotope Ozone 9 が Apple Silicon に Native対応!
Ozone 9 Advanced をはじめ、Standard、Elements、Relay、Tonal Balance Control 2.0 を含めてM1対応となり、これまで以上にパワフルな環境でミックス・マスタリングすることが可能になりました。早速、従来の Intel Mac CPU と Apple M1ネイティブ環境での動作を比較して、Ozone 9 エフェクトのCPU使用率を検証してみました!
CPU使用率比較! 〜 M1 vs Intel Core i5 〜
今回検証に使用するマシンは、2020年モデルで比較しました。
Intel Mac
M1 Mac
検証に使用したDAW
・Steinberg Cubase Pro 12.0 (M1ネイティブ対応)
・Ableton Live 11.1 (M1ネイティブ対応)
・Presonus Studio One5 Ver 5.5 (M1ネイティブ対応)
・Avid ProTools Ultimate Ver 2021.12 (Rosetta 2経由でM1対応)
2022年4月現在、ProToolsのみM1ネイティブ対応していないため、Rosetta 2を経由したM1検証環境となります。Intel Mac にはM1対応直前のバージョン Ozone 9.11.1 を、そして M1 Mac にはM1対応バージョン Ozone 9.12.0 を使用しています。
Cubase Pro 12はパフォーマンスメーターに数字が表示されないため、メーターのスクリーンショットをPhotoshopでピクセル単位で計測し、数値化しています。
検証パターン
●15種類全部載せ
Ozone 9 プラグインウィンドウを開いてエフェクト15種類を全てマウントし、楽曲再生した際のCPUパフォーマンスを計測。
●Master Rebalance 単品
Ozone 9 Advanced はエフェクトを単体で使用できるのが特徴です。その中でもCPU負荷率の高い Master Rebalance プラグインを単体でトラックインサートし、楽曲再生した際のCPUパフォーマンスを計測しました。
●Vintage Limiter
上記プラグインに続き、Ozone 9 Advanced の Vintage Limiter プラグインを単体でラックインサートし、楽曲再生した際のCPUパフォーマンスを計測。
●Maximizer
CPU負荷が低めのエフェクトの中から、使用頻度の高い Maximizer プラグインを単体でラックインサートし、楽曲再生した際のCPUパフォーマンスを計測。
●Master Assistantが楽曲分析に要する時間
AIが楽曲を聞いてマスタリングを提案してくれる Master Assistant。楽曲分析に要する時間が高速化するのか検証しました。
検証結果
M1対応している3つのDAWは「15種類全部載せ」計測で、Intel Macに比べて平均約44%パワーアップしました。M1にネイティブ対応していない Protools はプラグインもRosetta 2環境になるため、パワーアップ幅が他に比べて半分程度という結果に。M1ネイティブ対応が待ち遠しいですね。
単品プラグインではCPU使用率が高くなっているデータもありますが、総合的なパフォーマンスは明らかに向上しており、音楽制作時にCPU負荷を気にするストレスが大きく軽減されると言えそうです。
※今回の結果はあくまで、検証を行なったSCFED IBE によるものですので、あくまでご参考程度にお考えください。
Master Assistantが楽曲分析に要する時間
計測時間が短くなる事を期待していましたが、分析時間は全て同じ30秒でした。マスターアシスタントは実時間を再生して分析していますので、そもそも、解析に要する時間は短くならないという事がわかりました。
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無償配布のNeutron Elementsに関する記事はこちら
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Ozone 9 Elementsの基本性能とは?
Ozone 9 Elementsは、Ozone 9の基本機能が搭載されたモデルです。
主な特徴
●Master Assistantでカスタムプリセットを作成することで、最適な作業開始点に手早く到達できます!
●必要不可欠な3種類のプロセッサーImager、Maximizer、EQでラウドかつ完成されたマスタリングを実現!
●ジャンルや配信方法などに応じた簡単に選べるメニューから、最適なプリセットを設計が可能!
Master Assistantとは
Master AssistantはAIを駆使したマスタリングを実現する機能で、これにより最適な作業開始点に手早く到達することが可能です。モダンあるいはビンテージ風のサウンドを選択することができ、さらにストリーミングに最適なラウドネスを提案してくれます。
マスターアシスタントの操作パネルはプリセット表示左の“Master Assistant”ボタンをクリックすると表示されることができます。
こちらの動画でMaster Assistantの使いこなし術を視聴すれば、より理解が早まります。解説はRock oNのセミナーでもおなじみ、作曲家・ギタリスト・エンジニアでiZotope公認アーティストである株式会社ViViX 青木征洋氏です。
A.I.を使ったマスタリング機能「Master Assistant」の使い方
3種類のプロセッサーを駆使したマスター作成!
Imager、Maximizer、EQでラウドかつ完成されたマスター作成が実現できます。プロセッサーは3種類ですが、これだけでも驚くほど効果的な変化をマスタリングにもたらします。
ステレオ幅を自在にコントロールする「Imager」の使い方
この時期にまずElementsに触れてみて、Ozone 9のマスタリング技術の世界へ踏み込んでみてはいかがでしょうか。
記事内に掲載されている価格は 2022年4月20日 時点での価格となります。
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