Line 6からギタープロセッサーのフラッグシップ Helix(ヒリックス)が発表されました。
Helixはフロアタイプの『HELIX』とラックタイプ『Helix Rack』、そしてRackモデルのコントローラーに当たる『Helix Control』の3モデル。
Helixは長年Line 6社が先陣を切って進めていたアンプ/エフェクトモデリングを一新し音質を過去最高グレードのものにしただけでなく、ライブでのプレイヤビリティにまで関わるギターサウンドの全てを統括する『REAL SMART CONTROL』のコンセプトを持ちます。
サウンド
デュアルDSPによるモデリングサウンドはまさに過去最高のクオリティを実現。これまでモデリングでは「不可能」とされていた、アンプの挙動やダイナミクスの追従、微妙なコンプレッション感までを高い質で再現します。またLINE6が評価されるディレイや空間系エフェクトのサウンドもさらに研ぎ澄まされています。
また、Helixは3rdパーティー製のキャビネットIR(インパルスレスポンス)情報もロードして使うことができるということです。キャビネットの響きがモデリングする本家のメーカーから提供されたり、博物館級の貴重なキャビネットの箱なりを得る事も夢ではありません。
抜群の操作性
高精細なカラーディスプレイ:800×480 6.2インチ カラーLCD
スクリブル・ストリップ:フットスイッチのラベルとLEDリングの色をカスタマイズでき、文字と色両方で状態を確認できる
タッチセンシティブ・フットスイッチ:タッチで選択、長押しでアサイン、押して確定。
ギタリストとエンジニアが求める全てに対応する拡張性
・可変インピーダンス機構を搭載、123dBMPダイナミクスを誇るアナログ入力
・ファンタム電源を備えたスタジオクオリティのマイクプリアンプ
・独立した4つのエフェクト・ループ
・USB 経由、リアンプ機能搭載8IN/8OUTオーディオI/O機能
・LINE 6のモデリングギター VARIAXの統合機能
・MIDI I/O、S/PDIF I/O、L6 LINK&AES/EBU出力
・トラディショナルなアンプやストンプボックスのリモートコントロール(CV)
Line 6 Helixの発売時期は未定。海外のWebサイトでHELIXが約$1,500、Helix Rackが約$1,600という情報もありますが、日本で発売される頃にはいったいいくらになるのでしょうか。HelixはLine 6 ギタープロセッサーのフラッグシップにあたりますが、もしFractal Audio Systems Axe FX II(¥367,200)と肩を並べるクオリティであればコスト面でとても有利。Axe FX IIやKEMPER PROFILING AMPのようなアンプのキャプチャー機能などは無いようですが、Helixは『良い音を作ってギターを弾く』という最も重要な部分にスポットライトを強く当てているようで、そのために明瞭で手早いワークフローで操作ができる工夫なされています。「早く音を出したい、それも確実に熱いサウンドを。」Helixはギタリストの望みに即効で応えてくれそうです。
詳細な情報はこれから時間をかけて公開されていくようですが、非常に興味深い、久しぶりに期待させてくれるギターツールとしてHelixの追加情報を見守っていきたいと思います。
Line 6 Helix
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記事内に掲載されている価格は 2015年6月15日 時点での価格となります。
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