高品位なVideo InterFaceや、各種コンバーターをリリースするAJAから、なんとDante AVのコンバーターが登場。さすがは、AJA!!最初から、4K60pに対応し、解像度のコンバーターを搭載した全部入りのモデルが登場しています。
こちらが、TransmitterとReciverに別れた2機種のDante AV製品。製品名は、そのままの名前でDante AV 4K-TとDante AV 4K-Rです。説明不要かと思いますが、末尾TがTransmitter=送信機、末尾RがReciver=受信機となります。
この製品のすごいところは、USB、IR,RS422/VISCAなど映像以外にも様々な情報を送ることができるという点。Dante AVの持つ低遅延と合わせ、かなりいろいろなケースでの利用が想定されます。USBを活用するのであれば、KVMとしての利用(USBはKVM専用とのことです)。VISCAを利用してPTZカメラの遠隔操作などが考えられるでしょう。ちなみにDante機器らしくPoE+に対応しているので、電源アダプター不要の運用も可能です。電源部は、他のAJA製品同様にキャノンコネクターでの12V仕様。収録現場などでの使い勝手も考慮された仕様となっています。
Dante Contoroller上ではこのようにVideoはもちろんですが、USB、IR、Serial(RS422/VISCA)が別のものとして表示されます。これにより、かなり柔軟な運用が可能となりそうですね。映像の入力は、HDMIとSDIの排他仕様、Audioは8chの伝送となります。
クオリティーの高い映像を送りたいのであれば、可変Bandwidesではあるものの300~400M程度に設定をしてほしいということ。それなりの帯域を必要としますので、1Gベースでの設計の場合には、Unicast,Multicastの使い分けや、バックボーンの10G化などの検討が必要かもしれませんね。価格は、40万円前後での登場になるだろうということです。
記事内に掲載されている価格は 2023年4月18日 時点での価格となります。
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