NABには初出展?4年ぶりなので、昨年の様子がわからないので私にとっては初出展となるiodyne。こちら、事前ににほんで 各社の出展の状況を確認しているときから気になっていたメーカー。中小規模のスタジオのワークフローを劇的に改善する可能性を持ったすごい製品です。
こちらがその製品、ProDataと呼ばれるもの。中には、NVMeがなんと12枚入っています。12枚のNVMeがRAID構成で動作し、5GB/sと驚異的な速度で動作します。PCとの接続は、Thunderbolt。ここまでは、アメリカらしい物量で速度を向上させる製品なのですが、いおdyねPro Dataが他と違うのは、最大4台のPCへ同時に接続できるという点。
このように機器の背面にはずらりとThunderbolt 3のポートが並びます。最大4台のPCと接続をしてそれぞれ5GB/sの速度を確保。もちろんデータの共有もできるという製品。単純にデータの共有をしたいのであれば、NASがありますが、互換性や速度の問題、Ethernetの持つレイテンシーオーバーヘッドなど不意のトラブルに見舞われることがあります。ミッションクリティカルな現場での絶対的な安定性を考えつつ、最低限のデータ共有をすることが出来る。ソフトウェアとのデータのやり取りに関してのトラブルを防ぐためにDASとしてマウントされるストレージ。今までの悩みに対して隙間のスペックで答えてくれるのがこの製品と言えるでしょう。
想定される現場としては、収録現場での高速ストレージとしてというのが、メーカーのイメージのようですが、2〜4部屋のMA、編集を持つポストプロダクションにおいても、エンタープライズNASよりも導入コストが安く、速度も早く、DASであるため、特殊なネットワークの知識も不要。ぜひともPro Toolsがしっかり動くのか?試してみたい製品です。今までにない運用を可能とするストレージとして価値があるのではないでしょうか?
NASとしての利用はできないのか?という質問をしてみたのですが、TB3接続をしたPCでファイル共有をしてもらえれば、Ethernetより圧倒的に速いスピードで接続されているためNASのような動作を行うことが出来るということ。確かに5GB/sの速度があるので、10GbEでつないでいても十分にデータの転送が行なえますよね。
気になるお値段は、12TBのモデルで$4450、24TBのモデルが$7500とのこと。接続台数の制約はありますが、高速性が必要な3台のワークステーション+ファイル共有によるNASという使い方を想定すると十分に競争力のある価格と言えるのではないでしょうか?なんと行っても5GB/sの速度を持つ超高速DASですので!!
iodyne
https://iodyne.com/
記事内に掲載されている価格は 2023年4月19日 時点での価格となります。
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