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米国ラスベガスにて年に一度の国際放送機器展「NAB Show 2025」が開催されました。毎年、映像に関わるニュープロダクトが多数発表される当展示会ですが、今年も例に漏れず各メーカーから色々な機材が発表されています。
Blackmagic Designも例に漏れず多くのプロダクトを発表しました!今回はカメラ・スイッチャーなど進化したプロダクトを紹介します。
Blackmagic PYXIS 12K
昨年発表されたBlackmagic PYXISシリーズの正統進化系「Blackmagic PYXIS 12K」が発表!
PYXISの特徴である小型ボディはそのままに、イメージセンサーにはURSA Cine 12K LFと同等の36 x 24mmのRGBWフルフレームセンサーを搭載し、16ストップのワイドダイナミックレンジを可能に。解像度も脅威の12288 x 8040まで対応し、12K、8K、4Kのサイズで撮影が可能になりました!
まさかPYXISの小型ボディにURSA Cineのイメージセンサーを搭載するとは思いませんでした。URSA Cineで撮影した映像のカラー、ボケ感、暗所性能は多くのユーザーに驚きを与えたので、PYXIS 12Kもどんな画になるのか今から楽しみですね。
Blackmagic PYXIS Pro Handle / Blackmagic PYXIS Pro Grip
PYXIS用の新ハンドル「Blackmagic PYXIS Pro Handle」、新グリップ、「Blackmagic PYXIS Pro Grip」も発表されました。PYXIS Pro Handleには有機ELビューファインダー、ステレオマイク、収録開始/停止ボタン、カスタム機能ボタンを搭載。
PYXIS Pro Gripにはハンドストラップ、収録開始/停止ボタンと割り当て可能なズームロッカースイッチを搭載しています。より自由なカスタマイズが可能になりました!
ATEM Mini Extreme ISO G2
個人的に最も目を惹いたのはATEM miniシリーズの最新作、「ATEM Mini Extreme ISO G2」です。見た目も従来のATEM miniシリーズからATEM Television Studioシリーズ、ATEM Constellationシリーズのような雰囲気に変わり、正にATEM miniシリーズの次世代フラグシップモデルの貫禄を醸し出していますね。
個人的に最も大きなアップデートになったと思われるところが、XLR/ TRSのコンボジャックの搭載!ヘッドホンも3.5mmステレオミニではなくフルサイズジャックとなっているため、配信を手がけるRock oNのお客様は心待ちしていたのではないでしょうか!
音声の拡張性も担保されており、MADIオーディオ入力からATEM Microphone Converterなどを経由してオーディオinを追加することも可能に。
入力面として8つのHDMI入力サポートは以前のモデルから引き続き、収録/再生用にCFexpressカードスロット。Thunderboltポートを搭載。HDMI OUTも3系統に、1G / 10G Ethernetポート合計2系統に増えています。
入出力の拡張だけではなく、DaVinci Resolveを経由してBlackmagic Cloudに自動アップロードし番組編集をする、Blackmagic Replayによりリプレイデータを制作するなど、放送向けの新提案も今後が楽しみなスイッチャーです。
ATEM Micro Camera Panel
カメラコントロール機器であるATEM Camera Control Panelから1系統分だけ抜き出したようなポータブルカメラコントロールパネル「ATEM Micro Camera Panel」も発表。バッテリー、Bluetoothを搭載を搭載しているようで、場所を選ばず同社カメラをコントロールすることが可能。
最近のBlackmagic Design小型コントローラーはバッテリー内蔵なので大変便利ですよね。これならブースにあっても邪魔にならず、配置のイメージも湧きやすい気がします!ATEM Mini Extreme ISO G2と並べてもこの通り!
HyperDeck Shuttle 4K Pro
HyperDeck Shuttle HDとは大きく見た目が変わった「HyperDeck Shuttle 4K Pro」が発表されて展示されています。その名の通り4K60pまでのフォーマットに対応し、H.265、ProRes、DNxファイルを収録します。Video Assistのような大画面タッチディスプレイ、ジョグダイヤルはとても使いやすそう!
Blackmagic Videohub Mini
Videohub 小型モデルも12G SDIに対応しアップデート。4×2、6×2、8×4の3種類がリリースされる予定です。NAB会場ではうまくラックマウントされており、セットアップがイメージしやすい展示がされています。
Blackmagic Streaming Encoder 4K / Blackmagic Streaming Decoder 4K
H.264およびH.265に対応した配信エンコーダーである「Blackmagic Streaming Encoder 4K」とデコーダーの「Blackmagic Streaming Decoder 4K」も発表。それぞれ4K60Pに対応しており、通信ならびにバッテリー状況はそれぞれ2系統選ぶことが可能で、冗長性が確保されてます。
会場ではそれぞれラックマウントされて展示。
DeckLink IP 100G
最新キャプチャーカードであるDeckLink IP 100Gも展示。グラボのような見た目ですが、8チャンネルのUltra HDビデオを100Gイーサネットを介した同時キャプチャーおよび再生に対応します。
Cintel Scanner
フィルムスキャニングを行うCintel Scannerも「Cintel Scanner G3 HDR+ 8/16」にアップデート。4K、HDR、Thunderbolt接続と、正統進化を見せました。
Blackmagic URSA Cine Immersive
2110 iP Video
BlackmagicDesign
https://www.blackmagicdesign.com/jp
記事内に掲載されている価格は 2025年4月7日 時点での価格となります。
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