いつものカラーのSENNHEISERブース。日本のInterBeeでも同様のブース構成となっており、親しみが持てます。
SENNHEISERの説明はいらないでしょう。大手マイクメーカーで、日本国内のスタジオで最も導入されているコンデンサーマイクであろうU87AiのNEUMANNも買収し、圧倒的なシェアを持つメーカーとなっています。ワイヤードはもちろんの事、ワイヤレスの販売も好調でSHUREとシェアを2分していると言っても過言ではないでしょう。
また、一方でヘッドホン、イヤホンも人気となっています。
そんなSENNHEISERブースの中に一際一目を引く、全身白のウェアの人形。近づいてみますと…
手に持っているGoProにも、胸に取り付けてあるGoProにもSENNHEISER社のマイクが取り付けられています。
GoPro HERO4に直接取り付けられる形で、去年参考展示されていたMKE2 elementsです。
すでに発売も開始されていて価格は$199-となっています。
GoPro自体でも専用のケース、アングルが用意されているため、最初の写真に見えていたサーフボードに付けたり、サーフィングの際ヘルメットに付けたりとGoPro自体が強度を売りにした商品になるので、それと同様マイク自体の壊れにくさも売りのひとつでしょう。
本来、振動に弱い自転車にも取り付けて展示されているところを見ると、そういった振動ノイズ対策も計算されて製作されていると思われます。
今回のSENNHEISERブースにはこういった専用マイクが多く出品されていました。
こちらはiPhoneに直接Lightningで接続しています。
XLR接続でしょうか?同様にLightningで直接接続できるピンマイクもあり、使いやすく手頃なマイクも増えている印象があります。
今回のNABでも注目のVR。現在、専用のマイクといえばAmbisonics方式に対応したAMBEOが真っ先に浮かぶでしょう。すでには発売が開始され、弊社でも販売が進んでいます。
AMBEOは4つの単一指向性のマイクカプセルが等間隔で配置され、本体のDINコネクタから4系統のXLRとしてAmbisonicsのAフォーマット信号を出力。Sennheiserから提供されているAMBEO A-Bコンバータを使用してAmbisonics Bフォーマットに変換することで、映像編集ソフトやDAWで360°全周の音場表現を可能にします。
一方でカメラに付属のマイクも充実。
コンパクトでサイズ感を気にせず取り付けられるMKE400。ノイズリジェクション機能も備わっています。$259.95-
こちらもコンパクトなステレオタイプのガンマイク、MKE440。$419.95-
一般的なサイズのガンマイクも勿論ラインナップにあります。MKE600は$419.95-
フィールドレコーディングも勿論の事、どのようなシーンにも対応できるだけの幅広いシリーズ展開のため、レコーディング、ライブ、ビデオ、ミーティング、シアター、ブロードキャストとそれぞれのターゲット層に的確な提案がなされています。
冒頭でも紹介したとおりワイヤレスマイクシェアの多いSENNHEISER。去年末にアナウンスがあったDigital 6000シリーズも展示されていました。
ネットワークオーディオも視野にDanteにも対応し、大規模なシステムにも組み込みやすい、ワイヤレスネットワークとなっています。
今後も、最新の技術に対応したマイクが発表されると思われるSENNHEISER。フラッグシップから廉価なマイクまで、ユーザーのニーズに合った商品が提供されていくことでしょう。
Writer. Yosuke
SENNHEISER
http://www.sennheiser.co.jp
記事内に掲載されている価格は 2017年4月26日 時点での価格となります。
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