多くのギター音源がリリースされる中、高い表現力と再現性を持ち、ギター音源として多くのユーザーに愛用されているProminy。そんなProminyがV-METALから数えて、実に4年ぶりに新作を発表!
これまでProminyはレスポールやストラトキャスターなど、多くのギターサウンドを再現してきましたが、今回はなんとアコースティックギターを選んできました!しかも、サンプリングに使用されギターはGibsonのハミングバード一種類のみ!!
そんな潔いアコースティックギター専用音源、Prominy「Hummingbird」がこのたび発表されました!
今回はそんな新製品、「Hummingbird」をご紹介します!!
1.Hummingbirdとは?
今回、Prominyがサンプリングした「Hummingbird」ですが、歴史は1960年から始まります。Gibsonが1960年に発表したハミングバードは、当時のベーシックモデルであるJ-45の上位機種として発表されました。
特徴的なチェリーサンバースト・ボディに加え、ハチドリが特徴的な大型のピックガードのデザインは、当時多くのミュージシャンに衝撃を与え、The Rolling StonesのKeith Richardsなど、多くのミュージシャンに愛用されてきました。
発売から実に50年以上経過しているハミングバードですが、今回「Hummingbird」にてモデリングされたモデルはこの1963年製のモデル。トップがスプルース、サイド・バックがメイプルを利用した非常に珍しいモデルが使われています。
上の写真が実際に利用されたハミングバードですが、非常に状態の良いモデルですね。この極上のハミングバードを使い、実に3年の歳月をかけてサンプリングされたProminy「Hummingbird」とは、どんな音源なのでしょう。
2.大容量サンプルに収められた、こだわりのサウンドとは
Prominyが3年をかけて作り上げた「Hummingbird」には、要領で約80GB、サンプルの数はゆうに89,000を超えます。これだけのボリュームはどこに割り当てられているのか‥。特徴は以下2点。
リアル・サンプル・コード
多くのギター音源はコード演奏の際、シングル・ノートのサンプルを演奏時にプログラムで組み合わせて鳴らしていますが、「Hummingbird」は実際に演奏された膨大な数のコード・サンプルを収録!
これによりより本物に近いサウンドを生み出しています。
リアルタイム・レガートスライド / ハンマリング&プリング
ギターサウンドを再現するうえで必須なサウンドといえば、レガートやスライド、ハンマリングやプリングなどのプレイサウンド。これらも実際に演奏をしてレコーディングされたサウンドが利用されています。
これら、ギターのサウンドを作り出す要の部分に、実際にレコーディングされたサウンドを利用することにより、リアルなアコースティックギターサウンドを生み出していのですね。
3.リアルな演奏を再現するための高い操作・機能性
多くのサンプルが内蔵されている当製品ですが、これらはインテリジェント・アサイナブル・キー・スイッチにより、瞬時に演奏の切り替えを行うことが可能です。これらの奏法は任意にアサインすることもでき、環境によって自由自在に変えることもできます。
また、「Hummingbird」には実際に演奏された膨大な数のコードサンプルが収録されていますが、シングル・ノートのサンプルを使用したエミュレート・コードとして演奏することもでき、またエディターを使用して独自のコードを作成し演奏するユーザー・コード機能も搭載しています。
4.まだまだある、多くの機能・特徴
さて、簡単に「Hummingbird」の特徴をあげましたが、この音源にはまだまだ多くの機能が搭載されております。他の機能については、追って製品レビューをアップしていこうと思いますので、乞うご期待!
最後になりますが、今回Prominyが送り出してきた「Hummingbird」は、多くの種類のギターをサンプリングするのではなく、あくまでも一本のギターのサウンドを徹底的にサンプリングし、また高い機能性でリアルなサウンドを再現する音源として、非常に潔い音源です。
よりリアルなアコギサウンドを求める方、また50〜60年代のGibsonサウンドが好きな方、自宅でアコギを弾くことが難しい方‥そんな方々は是非Prominy「Hummingbird」をお試しください!!
[eStoreClipper2A mdin=’36553′ normalprice=’32292′ blocklocate=’ICPB’ img=’LINK’]GET[/eStoreClipper2A]
記事内に掲載されている価格は 2015年6月12日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ