PWM / Mantis と Malevolentが国内販売開始!
Mantis:デュオフォニック・ハイブリッド・アナログ・シンセサイザー
Mantis(マンティス)は、伝説的デザイナー・故 Chris Huggett(Gnat、WASP、OSCar)と PWM の Paul Whittington のコラボレーションから生まれた、ユニークなデュオフォニック・ハイブリッド・アナログ・シンセサイザーです。Chris は人生最後の時まで、Mantis の開発に全力を注ぎました。PWM チームは彼の意志を継ぎ、遺族のサポートを得て、この尊いシンセサイザーを実に素晴らしく、誰もが楽しめるよう仕上げました。輝かしい英国のシンセサイザー史に、新たな名が刻まれます。
主な特徴
オシレーター
DSP による高度な演算から生成されるオシレーターは、究極の安定性とコントロールを提供します。その後、すべてがアナログのミキサー、ゲイン・ステージング、フィルターを通って、愛おしき「格別のサウンド」として目の前に現れます。本機を「ハイブリッド」と呼ぶ所以は、ここにあります。
VCF
フィルターは、オーバードライブを含むマルチモード仕様です。Chris Huggett が設計した特別な構成の SSI2164 チップが採用され、各アナログ・シグナル・パスに1基ずつ、合計2基の構成となっています。これらは直列または並列に組み合わせることができ、“Width” および “Width Mod” コントロールを操作することで、OSCar でのみ味わうことのできる独特なサウンドを提供します。
VCA
ゲイン・ステージングはすべてアナログで、SSI2164 VCA を介して処理されます。信号は2回増幅され、オーバードライブされたサウンドがウォームかつ自然にクリップするようになっています。
エンベロープ
2基の ADSR エンベロープには、それぞれに “Sus Fall(サステイン・フォール)” と “Velocity(ベロシティ・モジュレーション・レベル)” がハードワイヤードで追加されています。“Sus Fall” の調整によって、押鍵の間でもリリース前にドロップ効果を与えられるため、サウンド・デザインの可能性が広がります。各エンベロープをリピート・モードに設定すれば、「疑似 LFO」のように活用することも可能です。
エフェクト
2種類のシンプルなデジタル・エフェクト : リバーブとコーラスを備えています。リバーブには “Time” および “Level” コントロールに加え、“HPF(ハイパス)”、“LPF(ローパス)” フィルターも用意されており、不要な低域の濁りや過剰な高域の煌めきを制限するために有用です。
製品仕様 | |
---|---|
主な仕様 | 200のパッチ ・すべてのパッチを RAM に保存/上書き可能 ・バンクA : 100 ファクトリー・プリセット ・バンクB : 100 ユーザー・プリセット(工場出荷時、すべてイニシャル状態に設定) ・コンペア機能 ・イニシャライズ機能 2つのアナログ・シグナル・パスが織りなすデュオフォニック ・Chris Huggett が設計した、演算で生成されるオシレーター ・Chris Huggett が設計した、アナログ・シグナル・パス 2基のオシレーターとボイスごとのサブオシレーター ・正弦波/三角波/ノコギリ波/パルス波/その他の追加波形 ・シェイプ(Shape)とシェイプ・モジュレーション(Shape Mod) ・ピッチ・モジュレーション ・オシレーターごとのオクターブ選択 ・OSC 1 SUB はオシレーター1のパラメーターに依存 オシレーター・ドリフト ・オシレーター間のランダムなピッチ変化を付与 オーバードライブ付きのマルチモード・ステート・バリアブル VCA フィルター ・2基のアナログ・フィルター(各シグナル・パスに1基ずつ) ・12 dB および 24 dB 構成のローパス/バンドパス/ハイパス、および Wide ・Band / Wide Notch ・フィルター・カットオフ ・フィルター ・カットオフ・モジュレーション ・フィルター・レゾナンス ・フィルター・ウィドゥス ・フィルター・ウィドゥス・モジュレーション ・フィルター ・キートラック LFO ・2基の LFO ・オシレーターごとに4つの波形 ・フェードイン/フェードアウト・パラメーター ・同期可能 ・レート・コントロール エンベロープ ・独立した2基のエンベロープ(ENV 1 はアンプ・コントロール用) ・ADSR + 押鍵時に有効となるサステイン・フォール・パラメーター + エンベロープのループに有効となるリピート・モード ・ベロシティーの正負のコントロール ミキサー ・OSC1 / OSC2 ・オシレーター/ノイズ ・オシレーター + ノイズ/リング モジュレーター VCA ・すべての増幅は、マルチステージの VCA によってアナログ領域で実行 モジュレーション・ルート ・コントロール : モジュレーション効果を付与するパラメーターを選択 ・ソース : モジュレーション効果を付与するソースを選択 ・スケール : モジュレーション効果を付与するために使用するコントロールを選択 ミキサー ・OSC1 / OSC2 ・オシレーター/ノイズ ・オシレーター + ノイズ/リング モジュレーター VCA ・すべての増幅は、マルチステージの VCA によってアナログ領域で実行 モジュレーション・ルート ・コントロール : モジュレーション効果を付与するパラメーターを選択 ・ソース : モジュレーション効果を付与するソースを選択 ・スケール : モジュレーション効果を付与するために使用するコントロールを選択 グライド ・グライド量を調整 ・オート・グライド・モード トリガー ・Env 1 Legato ・Env 2 Legato ・LFO 1 Keytrig ・LFO 2 Keytrig 接続 ・主電源スイッチ ・DC 9V 入力 ・USB-C ・MIDI IN / OUT / THRU ・サスティン入力(スイッチ) ・ペダル入力(コンティニュアス) ・ステレオ 1/4 インチ・ライン出力(L/モノラル および R) ・ステレオ 1/4 インチ・ヘッドフォン出力 マルチファンクション・ジョイスティック ・ピッチベンド ・ビブラート ・ホールド・モード アルペジエーター ・タイプ : アップ、ダウン、アップ/ダウン1、アップ/ダウン2、プレイ、ランダム ・2分音符から32分音符までの同期レート ・タップ・テンポ ・スイング ・自動クロック同期 : 検出したクロックにアルペジエーターを自動同期 ・ジョイスティックによるラッチ ・オクターブ幅 : 6 デュオフォニック・モード ・デュオ・モード ・シンプルなフィルターを備えたデュオ・モード ・デュオフォニック・ボイシング用のパン・コントロール デジタル・エフェクト ・リバーブ・タイム ・リバーブ・レベル ・リバーブ・ハイパス・フィルター ・リバーブ・ローパス・フィルター ・コーラス・レベル ・コーラス・タイプ キーボード ・フルサイズのセミウェイト37鍵 ・ベロシティ対応 ・チャンネル・アフタータッチ対応 ・オクターブ・シフト その他 ・リング・モジュレーション ・マスター・チューン ・マスター・ボリューム ・テンポ・コントロール |
寸法と重量 | ・620 mm x 320 mm x 120 mm ・5.3 kg |
付属品 | ・PSU (9V 600mA) ・USB-C to USB-A ケーブル ・ゲッティング・スタート・ガイド(英文) |
2024年8月16日発売予定。ご予約受付中です!
デュオフォニック・ハイブリッド・アナログ・シンセサイザー
Malevolent:モジュラータイプのピュア・アナログシンセサイザー
Malevolent(マレヴォレント)は、演奏の悦びを軽快に与えてくれる、ピュアなアナログ・シンセサイザーです。刺激的なサレンキー型フィルターとマッドなレトロ・サウンドを軸に、モダンで多彩なコントロールを備えます。
主な特徴
VCO
VCO は 4046 ベースのコアから派生したもので、ユニークな波形形成を実現します。ノコギリ波、三角波、パルス波のすべてが、VCO のシェイプ・コントロールとモジュレーション・パラメーターの影響を受けます。波形はピッチ・スペクトル全体で不均一に動作するよう工夫されているため、フィルター・ステージに達する前から Malevolent が秘める可能性の一端に触れていただけることでしょう。
VCF
VCF は、独立した入力で異なるフィルター状態を提供する、オプト FET コントロールの2ポール・サレンキー・フィルターとなっています。このフィルターは、入力されるオシレーターのレベルと相互作用するように設計されており、一般的なアナログ・シンセサイザーよりも幅広いレゾナンスをもたらします。設定によって対照的なフィルター動作が可能になり、サブハーモニック・ロッキング、自己発振、さらには単一ソースから複数のステート入力を使用する場合の位相調整を行えます。
VCA
VCA は、必要な場面で最後の歪みを提供するディスクリート・トランジスタ・ベースの設計となっています。ドライブ・コントロールを上げるとかなりのゲインが加わり、サウンドが飽和していきます。両方の CV 入力を使用することで、VCA にモジュレーションを簡単に加えることも可能です。
エンベロープ
エンベロープは、アタック/ディケイ/サスティン/リリースの各コントロールを備え、パフォーマンスを念頭に設計されています。超高速から適度な長さまで幅広い時間設定が可能となっており、高いパフォーマンス性をもたらします。
製品仕様 | |
---|---|
Future Sound Systems が設計したアナログ・シグナル・パス | ・ピュアな VCO ・19出力と19入力を備える、パッチング用の 3.5 mm モノラル・ジャック ・最適化された信号経路 |
2基の VCO | ・ノコギリ波/三角波/パルス波 ・1V / Oct ピッチ・コントロール入力 ・シェイプ・コントロール/パルス・ウィドゥス・モジュレーション入力 ・2つのフリケンシー・モジュレーション入力 ・コース/ファイン・チューン・コントロール ・シェイプ・モジュレーション・アマウント・コントロール ・FM 1 / 2 モジュレーション・アマウント・コントロール ・シェイプ・コントロール ・ミックス出力の波形を選択可能 ・個別のオシレーター・レベル・コントロール |
LFO | 三角波/パルス波 レート・コントロール |
2基のエンベロープ | ・個別の ADSR コントロール ・個別のゲート入力 ・個別のエンベロープ出力 |
マルチモード・2ポール VCF | ・ローパス/バンドパス/ハイパス各入力 ・2つのフリケンシー・モジュレーション入力(アマウント・コントロール付き) ・フィルター・カットオフ ・フィルター・レゾナンス |
ミキサー | ・ノイズ(レベル・コントロール付き) ・AUX 入力(レベル・コントロール付き) |
USB-MIDI から 1V / Oct CV およびゲートへの変換 | ・フル・アナログのピッチおよびゲート・コントロール ・アナログ・クロック入出力 |
マルチファンクション・ジョイス | ・ティック ・ピッチベンド ・ポルタメント ・ビブラート ・ラッチ・ホールド・モード |
アルペジエーター | ・タイプ : アップ、ダウン、アップ/ダウン1、アップ/ダウン2、プレイ、ランダム ・自動クロック同期 ・レート・コントロール ・ラッチ ・オクターブ幅 : 6 ・アナログ / MIDI / USB-MIDI クロック出力(アルペジエーター動作時) |
キーボード | ・ミニサイズの32鍵 ・オクターブ・シフト : +/- 4 オクターブ ・ピッチ出力 ・ベロシティ出力 ・ゲート出力 ・ローカル・オフ |
その他 | ・オーバードライブ・コントロールを備える VCA ・ユーロラック標準の 1V / Oct ギアに対応 ・各 VCO のピッチ・コントロールと各エンベロープのゲート・コントロール ・モノフォニック ・ライン出力 ・ヘッドフォン出力 ・MIDI 入出力 ・USB バスパワー駆動対応 |
寸法と重量 | ・490 mm x 250 mm x 80 mm ・2.61 kg |
付属品 | ・パッチケーブル * 5 ・PSU (9V 600mA) ・USB-C to USB-A ケーブル ・ゲッティング・スタート・ガイド(英文) |
2024年8月16日発売予定。ご予約受付中です!
モジュラータイプのピュア・アナログシンセサイザー
記事内に掲載されている価格は 2024年8月13日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ