製品レビュー、試聴からサポート情報、キャンペーンまで製品別にフォーカス。活用のヒントがここに集結。
RMEが最新のMADI/AVB対応AD/DAコンバーター「M-1610 Pro」の10月14日発売を発表しました!
RMEの誇る一切妥協のないハイエンドな品質を、圧倒的なコスト・パフォーマンスで実現させた常識を覆す最新のフロントエンドの登場です。
信頼性と圧倒的なパフォーマンスを提供するRMEが、今の市場の声を聴いて開発を行ったM-1610 Proは、16チャンネルのアナログ入力、10チャンネルのアナログ出力(8chのラインとヘッドフォン出力)、2系統のMADI入出力およびADAT出力、リダンダント仕様のAVB入出力、リダンダント電源の全てを1Uサイズに収めたトップクラスのAD/DAコンバーターです。
搭載する機能は全てウェブ・インターフェイスから視覚的にリモート・コントロールすることができます。
ただいま予約受付中です!
16ch入力、10xh出力のほか、MADI入出力やAVB入出力を1Uサイズに収めたAD/DAコンバーター!
開発背景
RMEは録音セッションなどで様々なアナログ・エフェクトや楽器を使用するレコーディング・エンジニアのニーズに答え、RME M-32 Pro ADとM-32 Pro DAコンバーターの卓越したパフォーマンスを組み合わせて1Uデバイスの「M-1610 Pro」に統合しました。これにより同価格帯では類を見ない最先端のコンバーターが誕生しました。
主に設備使用向けに設計されたM-32 Proシリーズに比べ、M-1610 Proはスタジオ、ライブ、放送でのシームレスな操作を考慮して様々なユーザー・フレンドリーな機能を追加しています。例えば入力および出力のTRS端子は、D-Sub入力(入力11-16)とD-Sub出力(出力1-2)の代わりに接続できます。またリダンダント仕様のAVBネットワーク端子やモニタリングおよびトラブル・シューティングで利用可能なヘッドフォン出力を搭載し、ソース選択、ボリューム操作用のクイック・アクセス・ボタンを備えています。
ハイグレードなアナログ入出力
全てシンメトリカル設計を採用。さらに設備やクリエイティブなスタジオでの様々なシチュエーションに柔軟に対応できるようにD-Sub端子とTRS端子を搭載します。出力はDCカップリング仕様で市場で類を見ない高い性能を誇ります。
超低レイテンシー・コンバーターと0.3 msまでの設定が可能なネットワーク・レイテンシーを備えた確定的AVBネットワーキングにより、複数のデバイス間でも驚くべき速度でサンプルを配信可能です。
ADフィルターとDAフィルターは、RMEの哲学である「正確」さと「透明性 – 何も足さない、何も引かない」に重点を置き、異なるサンプリング・レート毎に綿密に最適化されています。AD/DAコンバージョンは、RMEの超低ジッター・デジタル・クロック・テクノロジーであるSteadyClock FSとの組み合わせにより、すべてのデジタル・フォーマットにおいて最先端のパフォーマンスを発揮します。
アナログ入出力はチャンネルごとに+13dBu/+19dBu/+24dBuの基準レベルを切替可能なため、常にベストなダイナミック・レンジを確保できることも、多くの同様のデバイスと異なる点です。
AVBが標準規格へ変貌するRMEのテクノロジー
デジタルはADAT出力、MADIコアキシャルに加え、シングルモード、マルチモードの付け替えが可能なMADIオプティカル用のSFPモジュール端子を採用(モジュールは別売)。次世代ネットワーク・オーディオの本命「AVB」をリダンダント仕様で搭載し、柔軟性、拡張性に富んだシステムでご活用いただけます。すべてのストリームで合計128までのオーディオ・チャンネルをAVB で送受信可能です。現在多くのメーカーでAVB対応製品が発売されていますが、場合によっては独自のフォーマット/ ストリームサイズが固定で設定されている場合があるため、他のメーカーのAVB機器と接続できない事がありますが、RMEのAVB機器を介すとこで全ての機器間での通信が可能になります。
迅速な操作性
フロント・パネルからデバイスの状態を直接コントロールでき、すべての機能に直感的にアクセスできます。RMEのAVBデバイスは、あらゆるネットワーク・リンク(Wi-Fiを含む)を介したWebインターフェイスを利用して、完全にリモート制御することができるため、全ての操作を迅速に行えます。
全ての入出力を自在にルーティング可能なデジタル・パッチベイ
内部ルーティング・マトリックスは、すべてのチャンネルを並べて視覚的に制御します。最大8つのAVBストリーム(計128チャンネル)、MADIコアキシャルおよびオプティカル端子(各最大64チャンネル、オプティカルはオプション)、16チャンネルのアナログ入力と10チャンネルのアナログ出力、4系統のADAT出力(計32チャンネル)、合計272入力 / 298出力間の柔軟なルーティングを可能にします。
SteadyClock FSによる精密な録音 / 再生 / 編集環境
デジタル・オーディオでは、オーディオ・ビットとリファレンスとなる時間軸の間に相関関係を要するため、クロック周波数は重要な要素です。しかしながら、クロック周波数は常に安定しているとは限りません。M-1610 Proは、SteadyClock FSによって完全なパフォーマンスを提供し、ジッター値をフェムト秒(1000兆分の1 秒)単位の精度で抑制させることにより、最低レベルのクロック・ジッターと最高のジッター耐性を実現します。
全てのクロック・モードにおいて卓越したパフォーマンスで動作し、高品質なアナログ・コンバージョンにより、一切色付けの無い「ありのまま」の音をモニタリングすることが可能です。RME製品のデジタル・コンバージョンは、一切のデータ損失や音質劣化なく行われ、またSteadyClock FSは音像が劣化しないことを保証します。より深い奥行きと、クリアな音像により、録音とミックス作業を正しく精密に行うことができます。
記事内に掲載されている価格は 2021年10月7日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ