Rolandは、8入力を自在に操るビデオ・スイッチャーV-8HDのシステム・プログラムVer.2.00を公開しました!
V-8HDはコンパクトなサイズながらHDMI8入力/3出力で、スチル・メモリーやシーン・メモリーを使い、多彩かつクリエイティブなライブ・イベントが演出可能なビデオ・スイッチャーです。
今回のアップデートでは、ハイブリッド・イベント市場の拡大・変化に併せ、制作現場をサポートする機能を追加し、マクロ、高度なシーケンサー機能、PNG(アルファ・チャンネル付き)画像のサポートなど、先行するV-160HDに導入されている多くの機能が追加されます。
Ver.2.00はすべてのV-8HDユーザーがインストール可能な、無償アップデートです。
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Ver.2.00の新機能
・プリセット・メモリーやマクロ、シーケンサー機能を備え、煩雑な操作をオートメーション化
・システムフレームレートに23.98Hz、24Hz、25Hz、29.97Hz、30Hz対応
少人数での運用を可能にするオートメーション機能
V-8HDに搭載された新機能のシーケンサー機能は、プリセット・メモリーとマクロを組み合わせ、より操作性を高める機能です。少人数の運用現場においてオペレーターが作りこまれた演出の進行を簡単に実行できるようサポートします。シーケンサーには最大1000個のステップまで登録でき、各ステップにはプリセット・メモリーとマクロの両方を組み込むことができます。シーケンスを事前に設定し、きっかけに合わせてボタンを押すことで運用のオートメーション化を実現します。
V-8HDとは
V-8HDは映像、音声の切り替えだけでなく、ピクチャー・イン・ピクチャーやテロップなどの合成も1台でできるオールイン・ワン設計です。カメラやPC、タブレットなど多種多様なHDMIデバイスと効率的なワークフローを実現します。
主な特徴
・HDMI入力8系統、出力3系統、4バスによる映像・音声処理
・PinPやキー合成、テロップなど最大5レイヤーを使った画面演出が可能
・映像・音声を一括管理できる視認性の高いマルチビュー用ディスプレイ内蔵
・出力先に応じて選べる出力モード(PROGRAM、PREVIEW、MULTI-VIEW、AUX)
・Tバーによるスムーズなトランジション
・操作の省力化をサポートするオート・スイッチング機能
・本体に静止画を8個登録可能(不揮発メモリー)。BMP、JPEG、PNG(アルファ・チャンネル付 )に対応
・各チャンネル同期ディレイを搭載した、高品質18チャンネル・デジタル・オーディオ・ミキサー
・他社機器とHDMI経由でのREC ステータス / REC コントロール機能の連携
・iPad専用アプリケーション V-8HD Remote 無償ダウンロード対応
・持ち運びやすく、設置場所を選ばないコンパクトな本体設計
●HDMI8入力/3出力
V-8HDはHDMI 入力 8系統、出力3系統を装備。全入力にフレームレート・コンバーターとフレーム・シンクロナイザー搭載。例えば、INPUT 1に1080/59.94i、INPUT 2に1080/60p、INPUT 3に1080/30p、INPUT 4に1080/24p といったフレームレートの異なる映像信号の接続も可能。8 つの映像入力をシームレスに切り替えることができます。また INPUT 7、8 はスケーラー内蔵により、スマートフォンやタブレットなど多様な解像度、縦横比を持つデバイスにも幅広く対応します。
24個のプリセット・メモリーを使って静止画やシーンを元に合成、エフェクトなどを使った多彩な映像演出を実現。バックアップを含め、複数の映像ソースを同時に使いたい現場のニーズに応えます。
●映像合成(5レイヤー)と多彩な映像エフェクト
V-8HDは1画面に最大5枚まで映像を合成することが可能。多彩な映像エフェクトで視覚効果の高い演出を実現します。
レイヤー①-②:背景となるPGMとPSTの2つの映像入力
レイヤー③-④:PinPまたはクロマ・キー、ルミナンス・キーを配置
レイヤー⑤:クロマ・キー、ルミナンス・キーを入力したDSKを追加 [Ver.2.0] アルファ・キー、エクスターナル・キーの入力に対応
●すぐに呼び出しできるプリセット・メモリー、マクロ
PinP(ピクチャー・イン・ピクチャー)の子画面の位置や大きさ、タイトル合成のON/OFFなどの設定を最大24個まで プリセット・メモリーに登録可能。あらかじめ画面構成をプリセット・メモリーに登録しておけば、 イベントやライブ配信番組の進行に応じて、ボタン1つで画面構成を呼び出しできます。 現在呼び出されているプリセット・メモリーから別のプリセット・メモリーへ切り替える時には、映像が途切れることはなく、 カットまたはミックスでシームレスに切り替えできます。新機能のマクロは、映像切り替えやDSKのON/OFF、PTZカメラの動き、オーディオ・ミキシングなど一連の操作を1個のマクロに10個まで構築記録、実行することができ、最大100個のマクロを登録できます。
また、iPadアプリ V-8HD Remoteのプリセット・メモリー用ページには、1~24の各メモリーの画面構成がグラフィカルに表示されますので、実行前の設定およびプレビューを確認することも可能です。
記事内に掲載されている価格は 2021年10月15日 時点での価格となります。
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