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レコーディングスタジオの定番ヘッドホンといえばSONYのMDR-CD900ST。音楽を作ったりレコーディングを手がけるRock oNのお客様は、ほぼほぼ使ったことがあるのではないでしょうか。
そんな900STが発表されてから30年が経ち、各社から様々なモニターヘッドホン発表されてきましたが、この度、SONYは新たなモデル「MDR-M1ST」を発表しました。
一足早くSONYよりデモ機をお借りできましたので、MDR-M1STと900STを見比べていきましょう。
①MDR-M1Sのイヤーパッドは厚めに作られている
MDR-M1STを見てみてまず目に入るところは肉厚なイヤーパッド。900STは他のモニターヘッドホンと比べるとイヤーパッドは薄めで、ドライバーと耳の距離が近いことから900STらしいサウンドを作っていました。対してMDR-M1STは肉厚なイヤーパッドで、手触りや見た目も900STのものとは異なります。耳とハウジングとの距離を作ることにより、自然で痛くない高域を再生しているのでしょうね。
②ヘッドバンドも肉厚に、スライダーとアームの接続部は回転
MDR-M1STはヘッドバンドのクッションも肉厚になっています。900STのヘッドバンドのクッションは薄めにできていたので、対照的な印象です。
また、MDR-M1STはスライダーとアームの接続部は90度回転します。これも案外便利。
③スライダー部は10段階までの可動式。目盛りも見易い。
MDR-M1STのスライダー部は黒色でメモリが白色で印字されています。900STは金属に目盛りを打ち込む形で刻印されています。演者同士で使いまわすことが多いモニターヘッドホン、頭の大きさもバラバラなので調整する機会は多いと思うんですが、パッと見て分かりやすくなっていると思います。
④ハウジングの大きさはMDR-M1ST・MDR-CD900STとも同サイズ
ハウジングのサイズはMDR-M1ST、MDR-CD900ST共にほぼ同サイズ。レコーディングスタジオのヘッドホンは様々な人が使い回すことが予想され、そんな中、長年900STが愛されてきた理由はこのハウジングの絶妙なサイズ感が上がると思います。
男性・女性がつけてもバランスの良いサイズ感は、MDR-M1STにも健在です。
⑤ケーブルは着脱式
MDR-M1STのケーブルは着脱式になってます。SONYのロゴが白光りする端子部分は900ST同様フォーンジャックのみ用意されてます。ケーブルは固すぎず柔らかすぎず、良い取り回しの良いちょうど良さです。
⑥Rock oNスタッフで聴いてみました。
色々とMDR-M1STの細かいところを振り返ってみましたが、皆さんは音の印象が気になるのではないでしょうか?レビューをまとめるために、MDR-M1STをRock oNスタッフに聴いてもらいました!感想を箇条書きにまとめてますので、ご覧下さい。
ちなみに、試聴したスタッフは全員900STを愛用しておりました。900STとの比較も注目していただければと思います。
A$AP清水
・低音の柔らかい部分の音がきちんと柔らかく再生されていて、音の立ち上がりが非常に良い。
・作ったような嫌らしい印象はなく、籠りのない自然なサウンド。
・これは個人的に欲しい。
ACID渋谷
・低域が出ており、分離がいい。
・パッドが良い感触で付け心地も良く、音も痛い印象は無い。
・サウンドの傾向として、素朴で飾りっ気がない素直なサウンドだが立体感はある。
・これはめっちゃ欲しい。
Lil’ 水越
・低音が目立っており、個人的には高音がもう少し聴こえた方がいい。
・ただレンジも広く、ミックスなど様々な場面で役立ってくそう。
・タイトで付け心地も良いと思います。
アイアン森
・MDR-CD900STは低域が見えず全体が掴みにくい印象がありましたが、MDR-M1STは低域が見えて使いやすい。ヒップホップやトラップミュージックなど、サブベースがなっている歌ものが聴きやすかったです。
・これならミキシングにもレコーディングにも嬉しい。
・ハウジング部が回転するのは嬉しい。
オルタネイト福山
・MDR-CD900STと比べ、低音が出ていてスーパーローも出ている。
・密閉感が強いが、レンジが広く耳に痛い印象がしない。
・これは売れる。
SCFED伊部
・ローエンドが非常に聴きやすく、中域が温かい印象。
・ハイが出すぎているヘッドホンが多いが、MDR-M1STは高域が痛くない。
・スピーカーでリファレンスしているサウンドに近く、これならミックスにも使える。
・ハウジングと耳との間に距離があるため、空間があり空気感が分かりやすい。
PD安田
・付け心地はYAMAHAに近く、音の距離感はバランスが良い(音が遠すぎず近すぎない印象)。
・低音が聴き取りやすく、邪魔をしていない。
・これはリッチメン
マエストロ佐々木
・密閉度が高いが、音が近すぎず音がベッタリしていない。
・解像度が高いが耳に痛い印象はない。
・イヤーパッドがYAXIのような形状になっており、空間がある。
・ミニジャックは欲しい
いかがでしたか?MDR-M1ST に対して各スタッフとも似た印象を話しており、最終的に気に入っていました。
そんなスタッフお気に入りのMDR-M1STは8月23日発売です。
MDR-M1STとMDR-CD900STの比較まとめ
MDR-M1STを試聴してもらった感想を受けて、MDR-CD900STとの比較をまとめてみました。
MDR-M1ST | MDR-CD900ST | |
再生周波数帯域 | 5~80,000Hz | 5~30,000Hz |
音の印象 | レンジが広くなっているが、音が痛いという印象はない。距離感もちょうどよくバランスが良い。 | 高域と低域が聞き取りやすい。音の距離も近い印象。 |
イヤーパッド | 厚めで付け心地も良い感触 | 薄めだが、スタジオユースであるので、長時間の使用でも疲れない |
入力ケーブル | 着脱可能 | 直出し |
Rock oNでMDR-M1STを体験!
Rock oN渋谷店・梅田店ではMDR-M1STの試聴機をご用意しております。ご自由にお聴きください!
そして是非Rock oNでMDR-M1STのサウンドを体験してみてください!
記事内に掲載されている価格は 2019年8月22日 時点での価格となります。
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