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Studio Oneバージョン4.5のアップデートを発表しました。このアップデートはユーザーから寄せられたリクエストを基に、開発ロードマップを設定し、求められる機能を提供しています。
主なところではバーチャル・インストゥルメントのマルチプロセッシング機能強化、入力セクションを一新しゲイン/ 極性コントロールを搭載、先進のグループ管理など、70を超える新機能と機能向上が実現し、数多くのベネフィットを提供するアップデートに仕上がっています。
なおStudio One 4シリーズを所有のユーザーは、無償で入手できます(Studio Oneの「アップデートを確認 ..」メニューから入手可能です)。
このアップデートはStudio Oneとしてのアップデートとなり、Professionalは全ての内容が含まれます。Artistも基本機能として持っている部分はアップデートされています。但しビデオファイルのエクスポート等、Artistの基本機能に無い部分は含まれません(Primeも同様となります)。
詳しくは以下のグレード別機能比較表をご確認ください。
https://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone/compare/
アップデートについて
CPUをフル活用
DAWの要となるコンピューターのポテンシャルをさらに引き出したいと最もリクエストの多かったバーチャル・インストゥルメントのマルチコア最適化が実装され、マルチインストゥルメント内で複数のバーチャル・インストゥルメントを組み合わせて使用する際のCPU負荷が、ネイティブ・プラグインで最大70%、Kontaktなどのサードパーティ製プラグインで約50%抑えられます。
またMai TaiとPresence XTのCPU最適化も追加。CPU以外にもPreSonus純正ハードウェアとの統合もさらにディープになり、Studio Oneの軽快性/直感性がワンランク上のステージへ進化しました。
入力ステージの拡張
新しい入力チャンネル・ミキサー・セクションは、すべての入力ステージにソフトウェア・ベースの入力ゲインと極性コントロールを提供。オーディオ・インターフェースに機能が用意されていなくても、これらを活用できるのです。ハードウェアとソフトウェアのゲイン・コントロールを組み合わせれば、ハードウェア・プリアンプを若干ドライブさせつつ、実際にレコーディングされるレベルをコントロールすることも可能。ゲイン・ステージに対するこの新たなアプローチは、レコーディングとミキシングのプロセス全体を通じてさらなる柔軟性とより正確なコントロールを提供します。また、ミキシング・プロセスの初期段階で決めた方針に従って処理を進めたい方のために、従来の外部プロセッシングのプリントも用意されています。
さらに極性とゲインのコントロールは、オーディオ、インストゥルメント、FX、そしてコンソールのバス・チャンネルにも追加されています。コンソールのチャンネルは、オーディオ・デバイス・コントロール、入力コントロール、センド/キュー・ミックス、I/O接続、VCA接続、ミックス・グループ、そして新しいチャンネル・ノートと、表示される情報量をニーズに合わせてカスタマイズができるようアップデートされています。
堅牢なルーティングとメータリングのアップデート
コンソールの単一ソース/対象へのマルチチャンネルI/Oルーティングは、ワンクリック操作に効率化されました。また、代替の「リバース・サイドチェーン」ワークフローが追加された他、プラグインのコピー時にサイドチェーン・ルーティングが保持されるようになり、グローバル・プリフェーダー・メータリングおよび全てのチャンネルに対するRMS/ピーク・メータリングがコンソールに追加されています。
MIDIの範囲にとどまらないノート編集
新しいノート編集オプションはStudio OneのMIDI編集のコアとなります。ノート・アクション・メニューが一新され、より迅速で直感的な編集/作曲が可能となりました。
またランダマイズ、スケール適用、ミラーなど、インストゥルメント・トラック用のクリエイティブなノート編集オプションも搭載。これらにはキーボード・ショートカットが割り当てられており、マクロにも含まれています(新しい「ゼロ・クロッシングにスナップ」オプションを含む)。
個々のクオンタイズ・グリッドをアレンジ、オーディオ、音楽エディターで使用できるようにもなり、それぞれに異なるクオンタイズを適用できます。また、2種類の新しいスケール・オプションとコード・セレクターに要望の多かったコード試聴機能も追加。この試聴機能は、音を聴きながらイメージを広げていく方に理想的です。
グループをしっかり管理
グループ化機能のデザインも一新。グループはリズム・トラックに最適な入れ子が可能となり、名称の追加、色分け、キーボード・ショートカットにアサインしてオン/オフ切り替えなど、よりスマートになりました。さらに、グループには属性が追加され、ボリューム、パン、ミュート/ソロなどを含む編集グループやミックス・グループの定義ができ、ワンクリックでの簡単な編集、グループの可視性もチャンネル単位で表示。グループ化された項目を一時的にグループからサスペンドしたり、シンプルなAlt-クリックで個別に編集したりも可能です。
エクスポート機能の拡張
インポート/エクスポート・オプションのアップデートによりコラボレーションはさらに進歩します。ビデオ・ファイルのオーディオをインポート&編集し、そのままミックスダウンを含めてQuickTime、MPEG-PS、MPEG-4、M4V、ASFへエクスポートできるようになりました。また、可変ビットレートMP3、AAC、ALACへの対応も追加され、モノでもエクスポートが可能です。新しいファイルタイプ・エクスポートの他、I/O設定のインポート/エクスポートも可能に。複数のインターフェースを併用するモバイル・コラボレーターにも理想的です。
効率化されたプラグイン・マネージャー
膨大なプラグインとバーチャル・インストゥルメントのライブラリ管理も、これまで以上に素早く簡単になりました。新しいプラグイン・マネージャーは、大規模なシステムを管理するツールすべてを1カ所に集約。重複するプラグインを非表示にしたり、個々のプラグインをブラックリストから削除したりするのも数クリックで完了です。
仕上げたらロックを!
アレンジ・ウィンドウ内の個々のオーディオ・イベント、オーディオ・パート、インストゥルメント・パートをロックし、意図しない移動や編集を防ぐことができるように進化しました。これらのロック機能は、それぞれ時間ロックおよび編集ロックとして個別のものとなっており、トラックの完全ロックも可能となりました。これで、誤って動かしたり編集してしまうこともありません。
新機能と機能向上はまだまだあります!詳しくは下記のStudio One 4.5新機能一覧をご覧ください。
https://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone/new/
記事内に掲載されている価格は 2019年5月22日 時点での価格となります。
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