Surfy Industriesから、ステレオ入出力に対応したトレモロペダル SURFYTREM Deluxeと、モノラルソースをステレオに分岐するABYペダル StereoMaker の2製品が発売されました!
Surfy Industries SURFYTREM Deluxe
ステレオ入出力に対応したSURFYTREM Deluxe
Surfy Industries SURFYTREM Deluxeは歴史的なヴィンテージアンプのヴィブラートチャンネルのサウンドを再現する為に生まれました。SURFYTREMペダルと同様に100%アナログ回路によるバイアスモジュレーションに基づいた数少ない真のトレモロペダルです。バイアス変調によるエフェクトは多くのヴィンテージアンプで使用されてきましたが、現在はJFETトランジスタを使用して再現されているものがほとんどです。SURFYTREM DeluxeはBROWNFACEとBLACKFACEの2つのモードを切り替えて使用することができます。
BROWNFACE
1961-1962年製のShowmanのセカンドチャンネルのあの信じられないトーンを思い浮かべてみてください。このサウンドはトレモロと称され何年にも渡り多くの人々に模範されてきましたが、今だ完全に再現できたものは存在せず本物のヴィンテージアンプのサウンドに匹敵するものはありませんでした。シグナルは高調波に浮かび、上下に動き、高低を交互に繰り返します。これはレスリーシステムの回転スピーカーの効果と比較できますが、この種のトレモロサウンドには動的な適応性という優れた機能を有します。それはつまり、メロディがゆっくりと強くなると、振動は魂を押し出すよう豊かで深みのあるサウンドになりますが、逆にアグレッシブで大音量になるとこの効果はほとんど吸収され立ち止まるような効果になります。このBROWNFACEモードでは極端なダイナミクスの演奏スタイルにトレモロ効果が干渉することなくサウンドを強化することができます。
BLACKFACE
1964製のBlackfaceアンプシリーズはかつてのツイード、ブラウンフェイスモデルと比べてよりクリーンで明るいサウンドを実現しました。そしてこのBlackfaceシリーズには50年代から使われているまた別のトレモロが使用されていました。このトレモロはシグナルが交互に出入りするような一種のオン・オフ感のある、より効率的で可聴効果の高いトレモロ効果を生みます。振幅変調とも呼ばれるこの機能は必要な時に際立った効果を発揮します。例えばソロで使用するとギターのサウンドが「解放」され、深みとサスティーンが得られます。
製品仕様
Surfy Industries StereoMaker
ADVANCED ABY SWITCH
Surfy Industries StereoMakerはステレオエフェクトや様々な機能を有するABYペダルです。一般的なABYペダルは単純に入力ソースを2つに分岐させるだけですがStereoMakerは完全にバッファリングされ、ソフトタッチJFETスイッチング、トランス絶縁出力、疑似ステレオエフェクト、180度の位相反転、グラウンドリフトなどの機能を搭載しています。
ステレオモードではステレオワイズ(幅)と音量のコントロールを有効にして疑似ステレオサウンドを得ることができます。PADスイッチを使用するとラインレベルの信号をインストルメントレベルまで減衰させることができます。 また、StereoMakerはアンバランス信号をバランス信号に変換するためのダイレクトボックスとして使用でき、キーボードプレーヤーやレコーディングスタジオにとっても便利なツールになります。
PSEUDO STEREO EFFECT (Y)
StereoMakerの疑似ステレオ効果はアナログ相補コムフィルターを使用して生成されます。この独自の機能によってルームの直接音波と反射音波のミックスサウンドを非常にリアルな方法でシミュレートできます。この効果は100%アナログ回路で生成されモノラルに安全にミックスバックすることができます。サウンドに悪影響や副作用はありません。
OUT-OF-PHASE SIGNALS
ギターアンプを2台鳴らすと位相の問題が発生し、サウンドがはっきりしなかったり”hollow sound”と呼ばれる問題が発生することがあります。主な原因は2つのギターアンプが異なるゲインステージ数で使われているためかもしれません。Surfy Industries StereoMakerにはアンプの位相を一致させるための180度の極性反転回路が組み込まれています。出力プラグを半分ほど引き抜くだけで逆相になります。
製品仕様
記事内に掲載されている価格は 2022年6月29日 時点での価格となります。