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商品情報
06
Jan.2022
商品情報

日本が誇るストリングス・サウンド TOKYO SCORING STRINGS の全貌をレビュー!

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大好評のストリングス音源「TOKYO SCORING STRINGS」

すでに国内外から高く評価されている日本発のストリングス音源「TOKYO SCORING STRINGS」。2021年10月のプレオーダーから間もなくして、SONICWIREランキング「ストリングス音源部門」と「ソフト音源総合ランキング」で1位をキープし続けています。TOKYO SCORING STRINGSの人気の理由は何なのか、その全貌に迫りつつ実際に試してみた実践動画をご紹介します!

TOKYO SCORING STRINGS とは

  • 作曲家 横山 克氏 によるプロジェクト・リード

    アニメや映画の作曲家として知られる 横山 克氏は、Plugnoteや豊富な劇伴制作実績のあるMiracleBusを通じて世界各地でレコーディングを行ってきました。本プロジェクトではその経験からレコーディングを含めたプロジェクト全体をリードしました。


  • 室屋 光一郎ストリングス による演奏

    日本が誇るセッション・アンサンブル・グループ「室屋 光一郎ストリングス」。その優れた演奏は多くのサウンドトラックで聴くことができます。


  • 相澤 光紀氏 によるレコーディング

    相澤 光紀氏は室屋氏との仕事や世界的作品での活躍でも知られる日本のトップエンジニアであり、世界的に有名な数多のスコアのミキシングやレコーディングを担当しています。


  • レコーディングスタジオSound City Astを使用

    Sound City は、60年以上の歴史を持つ素晴らしいレコーディングスペースです。このスタジオを選択したことで『東京スコアリング・ストリングス』はよりタイトで焦点を絞った状態でキャプチャーでき、より機敏な演奏や外部リバーブを使ったミキシングに適した特性を得ることができました。


  • IMPACT SOUNDWORKS と SONICWIRE のコラボレーション

    クリプトン・フューチャー・メディア/SONICWIRE は、IMPACT SOUNDWORKSの日本のディストリビューターで、プロジェクトの初期段階からIMPACT SOUNDWORKSと連携してプロジェクトを推進。ライブラリの開発を担当した米国IMPACT SOUNDWORKSは『KOTO NATION』や『SUPER AUDIO CART』、SHREDDAGEシリーズでもおなじみのメーカーです。

これら全ての相乗効果により誕生した、日本が誇る初のストリングス音源です。編成はいわゆる8型に近い形(1stヴァイオリン8名、2ndヴァイオリン6名、ヴィオラ4名、チェロ4名、コントラバス3名)で、ポップスやゲーム音楽、映像音楽を始めとした劇伴など全ての場面に最適です。

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TOKYO SCORING STRINGS:日本が誇るストリングス・サウンドをその手に。

なぜ日本のストリングス・グループを米国 IMPACT SOUNDWORKS がキャプチャーしたのかには、もちろん理由があります。IMPACT SOUNDWORKS の Andrew が日本のコンテンツを敬愛し、サウンドトラックを毎日のように聴いてきたこと。そのうちに“室屋光一郎ストリングス”のサウンドはもっと世界で知られるべきだと思いはじめたこと。自らのトラックに室屋氏の演奏を取り入れたいと思ってもそれを海外から叶えることが容易でなかったこと。昨今のDTM業界において、主観や雑念や固定観念のない純度の高いライブラリを作り出そうとしたときに、室屋光一郎ストリングスの音を真摯にキャプチャーできるデベロッパーはそう多くありませんでした。

『東京スコアリング・ストリングス』には、細部までしっかりと録音されたアーティキュレーションが揃えられ、特に日本の小規模なストリングスセクションの強みである俊敏性と鮮明なサウンドに加えて、美しいレガートまでを一通り提供します。その流麗なメロディーや美しいレガートにより、アグレッシブで俊敏なパッセージを簡単に書き上げることができるでしょう。

主な特徴

コンテンツ

  • 96kHzからのダウンミックスによる、24bit/48kHzのサンプル
  • 2つのビブラート・モードを伴うサステイン
  • アーティキュレーションごとに最大5つのダイナミックレイヤー
  • Spiccato、Staccato、Staccatissimo、Secco
  • Tremolo、Harmonics、Trills、Decrescendo、Sforzando
  • 4つのレガートタイプ
  • 4つのマイクポジション:Close、Room、Decca、Surround
  • 相澤光紀氏によるボードミックス

仕様

  • 1画面からダイナミクス、ダイナミックレンジ、ビブラート、レガートスピードなどを簡単にコントロール可能
  • 3つのプレイバックモード:リアルタイム、バランス、ルックアヘッド
  • TACT(Total Articulation Control Technology)バージョン3を搭載し、キースイッチ、ベロシティ、MIDI CC、ペダルを使って自らのワークフローに沿ったマッピングを簡単に作成可能
  • レガートトランジションやサンプルオフセットなどの機能
  • NKS対応

コンソールFXラック&ミキサー

TOKYO SCORING STRINGS は 4つのマイクポジション Close、Room、Decca、Surround で収録され、マイクポジションを個別にバランス調整できる「All Mics」と、それらを 相澤光紀氏 がミックスした「ボードミックス」の、2つのKontaktインストゥルメントが用意されています。コンソール画面では各マイクポジションとマスターミックスにエフェクトをかけたり、ミックスバランスを調整することが可能です。使用したいマイクポジションだけをアクティブにして、メモリを節約することもできます。


東京スコアリング・ストリングス発売記念配信より〜抜粋要約〜

※TSSは東京スコアリング・ストリングス(Tokyo Scoring Strings)の略称です

相澤氏 談

  • サウンドシティは独特の明るく響く感じがあり、他のライブラリに比べればTSSはタイトな音色になっています。
  • クローズマイクとデッカツリーにはノイマンM49、アンビエンスは無指向性マイクを使用し、演者配置の立体感や空気感を捉えられるように録音しています。
  • レコーデイングはいつもの自分のスタイルを踏襲し、サチュレーションを加える事によって強いサウンド感を出しています。演奏を録音する時点でコンプレッサー、サチュレーターを個々に使用していて、ボードミックスではそのバランスが取られています。(こちらの動画内でアウトボード類にディストレッサーが多数、そして1176も見られますので、そこに相澤さんサウンドの秘密がありそうです。)
  • ボードミックスでのクローズマイクとアンビエントマイクの割合はフラットに混ぜて全体的なバランスを取っています。タイトにしたい場合はマルチマイクのInstrumentを立ち上げてクローズマイクを大きめにし、オーケストラ感を出すならクローズマイクはオフにしてデッカツリーをメインに使うのがお勧めです。バランスの取り方でオーケストラ以外にも様々なジャンルに対応でき、テンポの速いバンド系の曲であれば高域をEQで伸ばしたりコンプ感を強くしたりすると良いでしょう。

横山氏 談

  • 演奏者の人数感だけでなく、スタジオと演奏、録音のやり方も含めたトータルで日本の音楽にフィットする音になっています。東京らしいカチッとした正確さが特徴で、大編成であればSpitfireなどの他社製品も数多く存在しますが、TSSはそれと競合しない編成とサウンドで希少価値が高いと思います。
  • TSSを室屋さんのサウンドの入り口として、室屋光一郎ストリングスや日本のミュージシャンの演奏が一層注目されて、海外のコンポーザーからのリモート・レコーディングなどの機会につながれば良いと思っています。TSSによってレコーディングの機会が減るとは思っていません。
  • 日本の音楽ではフレーズの動きが多いストリングスが好まれますので、TSSが大活躍してくれる事でしょう。


実践!4つのマイキングを比較試聴

同じ曲を4つのマイクポジション「Close、Room、Decca、Surround」と、それらを相澤光紀氏が配合した「ボードミックス」で比較試聴してみました。Kontaktインストゥルメントは 1stバイオリン、2ndバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスを個別に使用してアンサンブルを作り、コントロールチェンジでダイナミクスをコントロールしています。

Closeマイクは輪郭がはっきりして、ドラムやギターの鳴っているポップス曲の中でも際立つシャープなサウンドです。Decca → Room → Surround の順でマイクが楽器から離れていき、楽器から遠いほどオーケストラ的な包み込むサウンド、中域の豊かなサウンドになります。楽器に近いCloseマイクとオフマイクのミックスバランスがストリングスセクションの印象を決めるカギになりますが、やはり気になるのは 相澤光紀氏 が配合したボードミックスです。「特にアウトボードは使用せず各マイクのバランスを均等に取った」とご本人が話されていましたが、実際に鳴らしてみるとオールラウンドに使えそうな素晴らしい音色でした。ますはボードミックスで制作して、アレンジの方向性が固まったらマルチマイクも試して、楽曲にストリングスが馴染むバランスを探るのが良いかと思いました。


実践!レガートも試してみました

インストゥルメントはボードミックスの Violins I を使用して、レガートを試してみました。動画中で赤丸のついた部分がポイントで、ノートが重なるように直前の音符のゲートタイムを伸ばし、レガート演奏させたいノートのベロシティを19以下に下げるとレガート演奏になります。ピッチベンドで同じ事をやろうとすると音質が変化してしまい不自然な演奏になってしまいますが、Tokyo Scoring Stringsのレガートはナチュラルで、ポルタメントが中国の弦楽器「二胡」のようなアジアンテイストを醸し出してくれました。曲中2回目のレガートは音程差が大きいので、1回目だけでさりげなく使うのがクールかと思いました。

ストリングス音源を初めて導入するならば TOKYO SCORING STRINGS は即戦力になるだけでなく、将来的にも「混ぜて使う」手法で大変重宝します。既にストリングス音源を所有している多くのプロフェッシュナルが本製品に惹かれるのは、サウンドの強力なオリジナリティーと使い勝手の良さにあります。初心者からプロフェッショナルまで、これまで以上に簡単に、最高のサウンドが手に入るお勧めのストリングス音源といえるでしょう。Writer:SCFED IBE

伊藤 翼 氏によるウェビナーアーカイブ

ゲーム、アニメの楽曲制作で活躍する作曲家 伊藤 翼さんを講師にお招きし、実際にプロが TOKYO SCORING STRINGS をどうのようにして使い、楽曲にストリングサウンドを加えていくかの実例を紹介しながら、本製品の特徴や使った印象を解説して頂きました。

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講師プロフィール

伊藤 翼
1988年生まれ、愛知県出身。高校の吹奏楽部にて金管楽器のテューバを始める。2007年に東京音楽大学の器楽専攻テューバ科へ入学、演奏技術を学びオーケストラプレイヤーを目指す。在学中に作編曲を独学で始め、様々な劇伴作家のアシスタントを経験する。2012年にソーシャルゲームのBGM制作で作曲キャリアスタート。年間100曲以上のBGM制作を2年続け、その傍らアニメの主題歌楽曲提供を開始。現在は映像音楽の制作や、アーティストへの楽曲提供、音楽プロデュースをおこなう。2018年自身のサウンドの基準を定めるためトラックダウンと歌の録音に特化したレコーディングスタジオ「Sync Studio」を設立。オーケストラで鍛えた構築力と繊細さ、歌モノで鍛えたキャッチーなメロディと派手なサウンドの両立を得意とする。

スペシャルインタビュー

本製品の制作/開発に携わった日本チームのプロジェクト・リード 横山 克 氏 スペシャルインタビュー。開発の背景/エピソードを是非ご覧ください。
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『東京スコアリング・ストリングス』はいかにして生まれたのか。レコーディング・エンジニアを務めた相澤光紀氏 スペシャルインタビュー
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ストリングスの演奏を務めた“室屋光一郎ストリングス”主宰、室屋光一郎氏 スペシャルインタビュー
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ウェビナー配信アーカイブや、ショートレビューもご参考に!

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【配信アーカイブ】発売記念配信【ゲスト:横山克 / 相澤光紀】
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ゲーム「OCTOPATH TRAVELER」や「FINAL FANTASY VII REMAKE」等を手掛ける西木 康智 氏によるショートレビュー。
IMPACT SOUNDWORKS
TOKYO SCORING STRINGS ★IMPACT SOUNDWORKS GW SALE!最大50%OFF!
¥30,272
本体価格:¥27,520
1514ポイント還元

記事内に掲載されている価格は 2022年1月6日 時点での価格となります。

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