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イギリスのブリストルに拠点を置くUDO AUDIO (ユーディーオー・オーディオ)の日本国内販売が開始しました!(代理店:福産起業)
UDO AUDIOはシンセ・デザイナーのジョージ・ハーンによって2018年に創立された、電子楽器メーカーです。UDOの理念は最先端のテクノロジーを駆使しながら優れた操作性と機能美をバランス良く融合した高性能で美しい楽器を作ることで、今後の活躍が楽しみな注目メーカーの一つです。
そして国内販売の最初の製品として、12ボイス ポリフォニック、バイノーラル・アナログ ハイブリッド・シンセサイザーSuper 6が登場。SUPER 6は、UDOの理念を体現し、高度な音作りを直感的に楽しんで行うことができるシンセイザーをスタイリッシュな筐体に収めたものです。
キーボード・モデルはSUPER 6 BlackとSUPER 6 Blueの2種類のカラーバリエーションを用意。
加えてキーボード・モデルのサウンド・エンジンをそのままコンパクトな筐体に収めたSUPER 6 DESKTOPもラインナップ。VESAマウント準拠のため、PC用のモニターアームにマウントすることもできます。
バイノーラル・シンセシス -サウンドデザインの新たな領域を切り開く-
●SUPER 6 Black / Blue
SUPER 6は、12ボイス ポリフォニック・バイノーラル・アナログ ハイブリッド・シンセサイザーです。
最先端のFPGAデジタル・オシレーターとヴィンテージ機材に多く採用されていた電圧制御のアナログ回路を統合し、ゴージャスなアナログ・サウンドを生成します。
通常のモードでは12ボイスの演奏が可能ですが、バイノーラル・モードでは6ボイスのステレオ「スーパー」ボイス構成になり、その繊細さと力強さを併せ持つ音質と広大な3次元空間の表現がSUPER 6の最大の特徴です。アクセル・ハートマンによるデザインも秀逸です。
バイノーラルはペアになった2つのシンセボイス(ステレオ信号)から生まれる効果で、左右の耳には完全に独立したシンセボイスが割り当てられ、それぞれのオシレーター、フィルター、アンプ、その他のパラメータに相対的な定位、周波数、位相、音量の差異や連続した変化を作り出すことができます。
この機能は微細なものから極端なものまで、音の「広がり」に実験的で独特な効果をもたらすことができ、従来のモノラル信号を単純に左右にパンした場合に
比べ、遙かに優れた3次元空間での表現が可能です。
過去の名機にインスパイアされ、現代に生まれた楽器
Super 6は、シンセサイザーに対して長年に渡って抱いてきた情熱から生まれた楽器です。
外観、特にコントロール・パネル上のノブやスイッチのレイアウトは、ヴィンテージ・シンセサイザーへのオマージュであり、Super 6の機能や性能の一部は、これらの過去の名機の恩恵を21世紀に継承させたものです。
バイノーラル・アナログ信号経路
Super 6は12ボイス・ポリフォニック・シンセサイザーで、POLY1とPOLY2の2つのポリフォニック・モードでは12ボイスでの演奏が可能です。バイノーラル・モードでは12のボイスが2ボイスずつの6ペアとなり、6つのステレオ「スーパー」ボイスを構成します。その結果、プレイヤーの左右の耳のそれぞれに1つの完全なシンセサイザー・ボイスが割り当てられることになります。
各ステレオ「スーパー」ボイスの両チャンネルのパラメータは独立してコントロールできるため、豊かでユニークなステレオ・イメージを創り出すことが可能。従来のモノラル信号の単純なパンに比べ、微細な揺らぎから広大なパノラマ・スペースまで、空間の中で音の位置や動きをより強く感じることができます。
スーパーボイス:バイノーラルとは?
バイノーラルはペアになった2つのシンセボイス(ステレオ信号)から生まれる効果で、左右の耳には完全に独立したシンセボイスが割り当てられ、それぞれのオシレーター、フィルター、アンプ、その他のパラメータに相対的な定位、周波数、位相、音量の差異や連続した変化を作り出すことができます。この機能は微細なものから極端なものまで、音の「広がり」に実験的で独特な効果をもたらすことができ、従来のモノラル信号を単純に左右にパンした場合に比べ、遙かに優れた3次元空間での表現が可能です。
メインフィルターは、あの名機に搭載されていた現代版?!
Super 6のメインフィルターは、アナログの4ポール、24dB/オクターブの特性を持つ自己発振可能なローパス・フィルターで、ヴィンテージ・シンセの名機PPG Wave 2.3に搭載されていたSSM 2044の現代版であるSSI 社のVCFチップを採用しています。
その前段には電圧制御のアナログのハイパス・フィルターがあり、その動作は OFF/カットオフ周波数を固定/カットオフ周波数をローパス・フィルターのそれに追従させてバンドパス・フィルターを構成 の3つから選択可能です。
Super 6にはアナログ・アンプ(VCA)もあり、モジュレーションをかけることで時間と共に出力波形や音量が変化するサウンドを作成することができます。
●SUPER 6 DESKTOP
SUPER 6 DESKTOPは、12ボイス ポリフォニック・バイノーラル・アナログ ハイブリッド・シンセサイザー音源です。
SUPER 6と同等の機能を小型で軽量な金属製ケースに凝縮。VESAマウント準拠のためPCモニターのアームを装着可能。24ボイスへの拡張を可能にする SUPER 6ポリチェイン・オプション(予定)も搭載しています。
記事内に掲載されている価格は 2022年10月11日 時点での価格となります。
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