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Voyage Audioが2次Ambisonics VRマイクロフォン、Spatial Micを発売しました。
Spatial Micは、立体音響技術の一つ、Ambisonicsを用いつつ、インターフェース機能を内蔵することでポータブルマイクとしての携帯性を実現した画期的なマイクロフォンです。YouTube 360、Facebook 360等のストリーミングサービスでもVR映像と共に用いられることが多くなってきたAmbisonics技術に対応しています。
パソコンやスマートフォンとSpatial Micさえあれば、即座に本格的なAmbisonicsの360°立体音響サウンドが収録出来ます。
こちらのSpatial Micは、台数限定の初回導入キャンペーンを実施、税込110,000円(通常価格129,000円)となります!この機会にぜひ!
8基のダイヤフラム搭載で、ポータブルマイクで初の最大96kHz収録も実現!
今まで4基のダイヤフラムを用いる1次オーダーのマイクは市場にありましたが、2次オーダーのマイクは高価であり、一般的ではありませんでした。Spatial Micは魅力的な価格帯を保ちつつ、8基のダイヤフラムを搭載!1次オーダーの倍のダイヤフラムを用いて空間表現を更に補完する2次オーダーを採用し、再現性を高めています。
この手のインターフェース一体型マイクはサンプルレート48kが限界でしたが、Spatial MicはUSB使用時に最大96kHz/24bitでの収録にも対応。プロフェッショナルなサウンドクオリティを実現しました。最大96kHzでスマートフォン等を用いたポータブル環境にも対応するマイクロフォンはVoyage Audioが初となります。
出力はADAT / USBから選択可能。USBマイクとしてPC / Mac / スマートフォン / タブレットで使用出来ます。オーディオインターフェースにADAT入力があれば、DAWを用いて即座に収録をスタート出来ます。今まで複雑で使用を躊躇していた楽曲制作等でもAmbisonicsを簡単に扱えます。立体音響技術を生々しいストリングス、ピアノ、アコースティック録音の素晴らしさは、楽曲制作のクオリティアップにも直結する要素です。
Spatial Mic Converter Plug-in
この専用プラグインはSpatial Micで収録されたサウンドを1次2次Ambisonics、ambiX / Fumaに変換するエンコーダーとして機能します。このプラグイン内部では64chのフィルター・マトリクスを用いています。また出力フィルターは2タイプから選択可能。このフィルターは無響室の測定結果を用いて、緻密に設計されています。
またVirtual Mic機能はSpatial Micで様々なマイクの指向性とステレオマイキングを再現します。このVST/AAXプラグインを用いることで、マイクの収録ポイントの調整が可能になります。360ビデオ等のアプリケーションを用いた際のオーディオのポジションの補正等に有効です。
Spatial Mic Control app
このアプリケーションはSpatial Micを接続した際、内部パラメーターをリモートコントロールするハードウェアコントローラーです。USB接続が必須となりますが、Spatial Mic本体でもある程度の制御は可能ですが、このアプリケーションを用いることで遠隔からの操作が可能になります。
またメーター表示モードでの本体LEDのOn/Offも制御可能です。これにより現場収録の際、本体LEDの発光が邪魔になることが防げます。また別の機器に接続した際も設定はマイク本体にストアされています。
YouTubeなどの動画配信などでもAmbisonics技術を用いた立体音響の需要はVR映像と共に用いられることが多くなってきています。そのテクノロジーの素晴らしさと将来性をぜひSpatial Micで体感してください!
記事内に掲載されている価格は 2020年5月25日 時点での価格となります。
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