こんにちはAMANOです。みなさん、ボーカルやナレーションを宅録する際、ノイズ対策はどうしていますか?
今回はWavesから新しく発売されたボーカル/ナレーション向けのノイズリダクションプラグイン Clarity VX をチェックしていこうと思います。
音声収録に付き物の悩み、ノイズ…
家で録るにせよ、野外で録るにせよ、音声収録におけるノイズは頭を悩ます共通の問題です。 Clarity VXはそんな悩める方々の救世主となり得るプラグインです。
Clarity VX
ボーカルやナレーションなどの背景に混在するノイズを複雑な設定無し簡単に除去してくれるノイズ・リダクションのプラグインです。何百万ものデータによってトレーニングされたWaves Neural Networksを使用してノイズを除去するそうです。リアルタイム処理なので、AAXやVST,AUプラグインとしてDAW等のホストにインサートして使用します。また、2022年4月の現時点ではSoundGrid非対応との事。
使い方解説
使い方を見ていきましょう!と言ってもとてもシンプル。
サウンドサンプル
いくつかサンプルとなる音声を用意しました。計4パターン、オートメーションを使用して10秒かけて上げています。同じくオートメーションを使用して音声の切り替わり時に上述のリセットボタンを押しています。
*ドライヤー(iPhone ボイスメモ)
*外の道路(iPhone ボイスメモ)
*換気扇/水道(iPhone ボイスメモ)
*普通の部屋(USBマイク)
↓三角のボタンを押すと音声が再生されます
感想
一発目のドライヤー等、声よりも大きな音でノイズが混入していると流石に厳しい印象はありますが、全体的にはかなり精度高くノイズを低減出来ているのではないでしょうか!使い方も簡単なので、気になった時にサクッと調整出来るのはとてもありがたいですね。一回掛けただけでは厳しいノイズも、薄めに何回か掛けてあげるといい感じになる事がありますのでお試しください。また、今回は基本iPhoneのボイスメモを使用し、最後のサンプルのみUSBマイクで録ってみましたが、元音がしっかりしている音の方がノイズ除去の精度も高まっているように感じました。
良かった点
*リダクションを強く掛けても声の明瞭さをかなりの精度で保ってくれる
*基本的にノブを上げるだけのイージーオペレーション
*高精度にしては軽めと言えるCPU負荷
*リアルタイム処理なので、[解析→レンダー→貼り付け]の作業が必要ない
改善して欲しい点
*SoundGrid非対応
Rock oN 限定バンドル登場!!
iZotope/Waves のボーカル向け製品それぞれにClarity VXを付属した、お得なRock oNオリジナルのバンドルをご用意しました!
記事内に掲載されている価格は 2022年4月19日 時点での価格となります。
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