プロユーザーが使用頻度の高いWavesプラグインを投票し、音楽制作の現場で最も使用されているWavesプラグインを決定する全日本Wavesランキング投票が2022年11月1日〜11/30までの1ヶ月間行われ、日本全国のプロユーザー120名・合計2,104票により、上位10製品が決定しました。
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ランキングに参加したスタジオをご紹介!
全日本Wavesランキングにご参加頂いたレコーディングスタジオの中から、第5回は、recorindg area FUNNEL(宮城) / Altphonic Studio(東京) をお届けします!
recorindg area FUNNEL
■スタジオ概要
バンド、ボーカルRECやオンラインでのディレクション含むREC、生ピアノなど各楽器の一発録り、ソロ/ユニット、ボイスサンプル、映画音楽、ナレーション、ラジオ番組など、どのようなスタイルのレコーディングにも経験豊富なエンジニアが最後まで柔軟に対応いたします。
響きを抑えシビアな音作りが可能なスタジオと、グランドピアノを常設した40畳の広さをもつスタジオ。リラックスした環境のコントロールルーム。レコーディング内容に合わせ、最大3ブースの同時録音から大人数での一発録りまでご利用いただけます。コロナ以降、東北のハブスタジオとしても機能させていただいております。
■スタジオこだわりのポイント・機材
1970年代にアメリカ大手スタジオの空間設備をモデリングしたスタジオを2011年に改良。無響に近いので、シビアな音作りや生ピアノ、ホーン含む1発録りでもしっかり分離し対応できます。
ハードもので特徴的なものは
Rupert Neve Designs / Shelford Channel
AMEK / Channel in a Box
Urei / 1178
AKG / BX20
など。
VHT sig X など各種リアンプにも力を入れております。
また独自で築いたネットワークを活かし、ライブを想定したBASSのLine/Micの音作りのポイントやそれをPAさんはどのように処理をしてメインスピーカーから出すのか等、ゲストを迎えながらの毎回20人程度の参加無料ワークショップもやっております。その中の「デジタルアンプ VS アナログアンプ」と題して開催した際、Media Integrationさんからbias Amp等をお借りしたこともありました (笑)
■レコーディングの際に重視している事
最良の音を録ることはもちろんですが、リラックスした中で力を引き出し、アーティストの表現が平坦にならないよう、その瞬間にしか出ないテイクを収める ということを常に心がけております。
■レコーディングスタジオを活用する魅力
私は宅録第一世代と言いますか10代のころから4chのMTRで宅録をし、高校生になって組んだバンドもセルフプロデュースで制作をしてきました。工夫してみると以外と悪くないんだなと学びました。そのバンド活動の流れで人に録ってもらう機会もあり、自分にはない引き出しや切り口でバンドメンバーではない目線でのエンジニアからのアドバイスで道標を作っていただいたり、ありがたい経験もさせていただきました。と同時に、プレイヤーとエンジニアの使う脳の違いと言いますか、その先に行くには同時にエンジニアとプレイヤーはできないなと思った瞬間がありました。
両面でたくさんの場数を経験させていただいた上での、「共に作り上げていく」という意識を大切にしてます。目に見えるものではないのでお見せはできませんが、アレを聴くとコレを思い出すと言うような概念にとらわれないその瞬間の「最高」を大事にしております。
スタジオ機材リスト
DAW
Protools12
DAWコントローラー・ミキサー
O1V96
オーディオインターフェイス、AD/DA
Universal Audio Apollo Quad(Thunderbolt)
クロック・ジェネレーター
Antelope Audio Isochrone OCX
モニタースピーカー
ADAM Audio S2X
YAMAHA NS-10m
IK Multimedia iLoud Micro Monitor
キューシステム
FURMAN HR-6
その他機材
OTARI BTR-10
ダイナミックマイク
audio-technica ATM25
SENNHEISER MD421
SENNHEISER e906
LEWITT MTP 440
SHURE SM57
SHURE BETA52
SHURE BETA57
SHURE 10A
コンデンサーマイク
AKG C414 XLⅡ STEREO SET
AKG C391
audio-technica AT4060a
audio-technica AE3300
NEUMANN U87Ai
RODE NT5 STEREO SET
リボンマイク
FOSTEX M88RP
ダイレクトボックス
Radial JCR
Boss DI1
AVALON DESIGN U5
アコースティックピアノ・電子ピアノ
YAMAHA G3
KORG D1
KORG SP200
ギター
NAVIGATOR N-EX
NAVIGATOR N-FV
Fender KINGMAN
ギターアンプ、キャブネット
Marshall JCM2000
VHT Sig-x
Mesa boogie Rectifier
Roland JC-120
SUNN solo2
Marshall 1960A Lead 4*12
Mesa boogie RECTO STANDARD SLANT 4*12
GENZ-BENZ G-Flex212
ベースアンプ、キャビネット
Ampeg B2-R
Ampeg 3pro
Hartke HA-350
YAMAHA B100Ⅲ
Ampeg SVT-810E
Ampeg SVT-410HE
ドラム
Pearl Session Custom
Pearl Standard birch
YAMAHA YD9000
マイクプリ
Rupert Neve Designs Shelford Channel
AMEK Channel in a Box
UNIVERSAL AUDIO 4-710d
チャンネルストリップ
Rupert Neve Designs Shelford Channel
AMEK Channel in a Box
ダイナミック系アウトボード
UREI 1178
ディレイ・リバーブ系アウトボード
AKG BX20
■スタジオで使用しているWavesプラグイン
一番使用頻度の高いwavesプラグインは H DELAYです。ボーカル用にもショートディレイにも視認性の良さも含む基準となるプラグインだと思います。バンドルですと、 waves goldあたりを使用しておけば大抵どこでもセッションファイルでの音の再現は可能という安心感があります。味が濃くて個人的に好みのプラグインはScheps 73とKramer Master Tapeです。
■Wavesへのコメント
Wavesの現在の住み分け的にもとてもいいと思っております。感覚的ではありますがよりジューシーでより奥行きを感じれたらとたまに思います。
Altphonic Studio
■スタジオ概要
2019年にドイツのベルリンより東京 池袋に移転オープンしたスタジオです。エンジニア歴20年以上のベテランエンジニアが豊富な機材と海外でメジャーアーティストの作品を手がけたスキルで作品を仕上げます。レコーディングやミックスだけでなく、Apple Digital Master対応の高品位な配信マスタリング、Dolby Atmos対応ミックス、マスタリング、さらにはアナログレコードプレスマスターのラッカー盤カッティングやダブカットまで対応できます。現在の音楽業界の幅広いニーズに一貫して応えられる独立系スタジオとしては唯一のスタジオです。
■スタジオこだわりのポイント・機材
アナログレコードの制作に関しては特筆すべき経験があり、本場欧州でのエンジニアスキルや自社で機材を開発できるポテンシャルがあります。2台のカッティングマシーンが現在稼働しており、そのうち1台は国内特許出願済みのオリジナルのカッティングマシーン、もう一台は現在のデジタルマスターに相応しい機械として新規開発されたカッティングマシーンの世界で最初の一台、国内導入初号機を所有しています。
■レコーディングの際に重視している事
まず、アーティストとのコミュニケーション。次に楽曲自身が求めるサウンドはどういった事かの理解に重きを置いています。昨今、正直、機材の優劣など無いに等しいので、どのような表現をするのかという事が全てだと思います。エンジニアスキルだけで無く、楽曲制作能力があるエンジニアがアーティストやディレクターと相談して納得のある整合性のある音を記録しています。
■レコーディングスタジオを活用する魅力
スタジオ機材リスト
DAW
Avid Protools
MAGIX Sequoia
Ableton Live
DAWコントローラー・ミキサー
Avid Dock & S1 x2
NEVE 8816
オーディオインターフェイス、AD/DA
Avid MTRX STUDIO
Apogee Symphony Mk2
RME ADI-2 Pro
Lavry Engineering Gold AD122-96Mk2, DA924, Blue 4496
クロック・ジェネレーター
Antelope Audio 10M, ISOCHRONE TRINITY
Black Lion Audio Micro Clock MKIII XB
マスターレコーダー
STUDER A812 (ANALOG OPEN)
TASCAM DA-3000 (PCM&DSD)
モニタースピーカー
ADAM AUDIO A77X, A4V, Sub7,T10S
IK MULTIMEDIA MTM, Micro Monitor
キューシステム
CONISIS COM1805
その他機材
カッティングマシーン 2台
ダイナミックマイク
SM58,57,ATM25, D112,RE20, DTP340,E609,MD421
コンデンサーマイク
Brauner VM1
TONEFLAKE T-67
Peluso P12
UNITED STUDIO TECHNOLOGIES UT FET47
AKG C451
NEUMANN KM185
Slate Digital ML-1,Ml-2
リボンマイク
Audio-technica AT4081
ダイレクトボックス
RUPERT NEVE DESIGNS RNDI
RADIAL J48,JDI
COUNTRYMAN TYPE85
AVALON DESIGN U5
MANLEY Tube Direct Interface
アコースティックピアノ・電気ピアノ
Rhodes Mk2,Wurlitzer 200A
シンセサイザー
Prophet 5
Arp 2600
Mini MOOG
OBIE RACK
Roland 808,909,303,101,Juno106,MKS-80
他多数
ギターアンプ、キャブネット
LINE6 DT25
マイクプリ
NEVE 1272, 88RLB
FOCUSRITE 828
RUPERT NEVE DESIGNS Portico 511
チャンネルストリップ
NEVE 1073
TUBETEC MEC 1A
AVALON DESIGN VT-737SP
ダイナミック系アウトボード
NEVE 33609
AMEK 9098CL
TUBETEC CL-1B
UREI 1178
DBX-160VU
MANLEY Variable-M
Smart Research C1
AVALON DESIGNVT-747SP
TK audio BC1-THD
EQ系アウトボード
AVALON DESIGN AD205
NEVE8803
TK audio TK-lizer2
モジュレーション系アウトボード
Mutron Bi -Phase
ディレイ・リバーブ系アウトボード
LEXICON 480L
その他アウトボード
Mutronics Mutator
■スタジオで使用しているWavesプラグイン
CLA Classic Compressors、Scheps 73、SSL EV2 Channel等でベーシックな音作り、H-Delay Hybrid Delayは必ずどこかのディレイセクションの一つに使用していると思います。V14で追加されたトリム機能のおかげで更に美味しいポイントへ追い込みも可能なりましたね。また特にM1ネイティブ対応していることとその安定度から、最近は使用頻度は激上がりです。他にはSpherix Immersive Compressor & Limiter、IR360などをATMOSミックスの際に
■Wavesへのコメント
他社のM1ネイティブ対応が遅れているため、使えなくなったプラグインも多いのでそれらを補うような製品や ATMOS関連のプラグインを充実して欲しい。また他社製品にないエポックメイキングなプラグインを開発して欲しい。製品ラインナップが膨大になったのでStudioRackとは違う形で自社製品を選別できるようなソフトかシステムが欲しいです。
全日本Wavesランキング 結果発表!
記事内に掲載されている価格は 2023年3月3日 時点での価格となります。
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