数量限定!
Wavesロックオンスペシャル宅録バンドル
¥9,500(税込)
NS1 Noise Suppressor、OneKnob Brighter、Vocal Riderのバンドルが、数量限定でお得に手に入ります!
みなさんこんにちは、Rock oNスタッフのAMANOです!
自宅でのナレーション収録や音声を配信する機会がとても増えていますので、自宅収録で陥りがちな問題に対応する便利なプラグインを3つ集めた「ロックオンスペシャル宅録バンドル」をご紹介します!ノイズや音質の問題にお悩みの方に参考にして頂ければ幸いです!
宅録で陥りがちな問題 1:ノイズの混入
ほとんどのダイナミックマイクはコンデンサーマイクよりも感度が低く、コンデンサーマイクに比べるとゲインをより大きく設定しなくてはなりません。
例えば、ポッドキャスト用途で絶大な人気を誇るSM7Bの感度は-59dB。
これはダイアログ収録で頻繁に使用されるU87Aiと比べるとおおよそ30dBほど低い感度です。
マイクが繋がった状態で30dB分もゲインをあげてみると、周囲から混入する環境ノイズ以外にも、収録する空間には鳴っていない「サー」という機器ノイズも一緒に大きくなり、気になる場合があるかもしれません。
→NS1 Noise Suppressorで解決!
NS1はダイアログからのノイズ除去機能に特化したプラグインです。
ノイズ除去用の製品といえば、リダクションの挙動を細かく設定出来たりする製品が多く、難しいイメージを持たれがちですが、非常に直感的に操作可能です。
一見するとシンプル過ぎる見た目に不安を感じる方もいらっしゃるかと思いますがご安心下さい。
中身としては外見以上に複雑に働いており、単純なゲートではなく入力音のエンベロープを解析し、ノイズ成分のみを切り分けてリダクションしています。
ダイアログに特化したからこそシンプルな操作感と高精度なノイズリダクションが両立しています。
操作可能なパラメーターはノイズの除去量を決めるフェーダーのみ。
音を聞きながら少しずつフェーダーを上げていき、音が輪郭を保ったまま周りのノイズが消えてくれるポイントを探していけば設定完了です。
フェーダーの左横のメーターでノイズをどれくらい除去しているのかが視認出来ます。
宅録で陥りがちな問題 2:音色の変化
マイクを使用して収録を行う場合、部屋の音響的な特徴や機材の持つ音色により、高域がボヤけた抜けの悪い音になってしまう場合があります。これらの問題を回避する為に、本来であれば吸音材等で整えることが出来れば理想的ですが、スペースや賃貸の原状復帰等、様々な理由で吸音材を用いる事が難しい環境も多いかと思います。こういう時にはEQで高域を上げてもいいのですが、単に上げただけでは耳に痛い音になってしまい、ちょうどいい塩梅を探す手間もかかります。
→OneKnob Brighterで解決!
OneKnob Brighterは中音域から高音域のブースターです。音を明るくしたい時にこのツマミを回す事で空気感を程よく足す事が出来ます。ノブ一つで操作するというスピーディで分かりやすい操作感もそうですが、EQ掛けた時の破綻していく感じも少なく、ちょっと音を明るくする程度なら副作用も無くこなしてくれる所がとても優秀です。
マイクのセッティングについて。配信等でデスクの位置が決まっている場合はしょうがないですが、自由に設置出来る場合はここも拘ってみましょう。経験的には部屋の角にマイクを設置すると良いことが多いです。部屋の角にマイクを置いて、角に向かって歌う/喋るのか、部屋の中央に向くのかでもかなり印象が変わります。ピッタリくる置き位置は部屋の形によって異なりますので、色々実験してみてください。
マイクとの距離についてですが、近づきすぎには注意しましょう。単一指向性のダイナミックマイクには、近づくことにより低音が増えていく近接効果という現象があります。太さを出したい場合には効果的ですが、マイクとの距離が少し変わっただけでも音色がブレやすく、息継ぎの音なども目立ってしまい、デメリットも大きいです。かといって離れ過ぎてもボヤけた音になってしまいがちで難しいところですが、10~20cm程度離すようにして、ここを基準にいろいろ試してみましょう。
宅録で陥りがちな問題 3:音量の変化
先にご紹介した2つのプラグインによりノイズも軽減され、音色も聴きやすく整いました。残る気をつけたい要素としては、音量の変化が挙げられます。殆どの場合はマイクプリアンプのゲインを適正な値に設定出来ていれば配信に乗る音量も丁度良いのですが、実際のところは収録中でも画面を見る、台本を見る、ちょっと背中を伸ばす (?)等、マイクとの距離を一定に保ち続けるのは至難の技です。マイクとの距離=音量でもありますので、これがブレてしまうと少し聞き苦しくなる恐れがあります。多少音量が上下しても決めた音量に補正してくれるようなプラグインがあったら素敵ではないでしょうか?コンプレッサーほど短い時間軸では捉えないようなイメージでしょうか。
→Vocal Riderで解決!
Vocal Riderは入力されている音声の音量を読み取り、あらかじめ指定していた音量域を外れた場合に、自動で音量を補正するプラグインです。こちらは予め設定が必要となりますので、機能とパラメーターを説明します。
まずはどこから上が音量が大きいとするのか?あるいは小さいとするのか?という基準を設定します。画面上部、[Target]というスライダーでVocal Riderが基準とする音量を指定します。
ここで決めた位置より大きい音量が来た場合は下げ、ここより小さい音量の場合は上げてくれます。Targetの設定がしっくりこない場合は[Vocal]が感度の設定になっていますので調整してください。喋ると[Ride]ランプが点灯し、黙ると[Idle]が点灯する事を確認してください。
次は音量調整の可変幅です。
[Range]の2つフェーダーの位置により、VocalRiderが操作する音量の下限と上限を決定します。大きく広げれば補正量も増えますが、あまり大きく音量補正が掛かると不自然という場合には適宜狭めてください。[Fast] [Slow]はVocal Riderの反応スピードの設定です。あとは最終的な音量を[Output]フェーダーで調整してあげればOKです。
最初に設定を済ませてしまえば、後は自動でVocal Riderが音量を整えて出力します。
コンプレッサーとは違いアタックを潰すような不必要な変化が無く、ナチュラルさを保ったまま音量を調整可能です。
記事内に掲載されている価格は 2021年8月8日 時点での価格となります。
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