コンパクトな筐体に多くの機能を搭載し、ハイエンド機が多い同社の中でも手軽にAntelopeサウンドを導入可能なAntelope Zen Go Synergy Core。
発売から2年ほど経ちましたが、付属のマイクプリやギターアンプシュミレーションが充実している事から、ミュージシャンの中ではボーカリスト、ギタリストの方々が特に好んで使用されている印象です。
そんなZen Go Synergy Coreですが、Antelopeサウンドをベーシストでも使ってみたい!付属のアンプシュミレーターやコンプレッサーをベースにも使ってみたい!ギタリストばっかりずるい!という事で宅録ベーシストでもある私TakeuchiがZen Go Synergy Core USBを使用し実際に試してみました。
まずはセットアップ!
いつも機材を買うと気持ちが早りすぎてすぐに接続して音を出したくなるのですが、Zen Go Synergy Coreは最初にセットアップを正しく行わないと正常に動作しません。僕と同じようなタイプの人は要注意です。一旦冷静になってセットアップを行いましょう。
今回はM1プロセッサ搭載のMacでセットアップを行うので、別途追加の手順も行います。
メーカーWEBページ記載の手順を順番に行っていき、問題なくセットアップが完了しました。
Antelopeらしい上品できめ細やかなサウンド
本題に入る前なのですが、ヘッドフォンから通る音が全体的に解像度が高く、きめ細かくクリアにまとまっています。低域もモッサリせずまとまっており、低域の多い迫力のある音の再生にも高相性です。
製品本体もカッコいい感じですし、なかなか所有欲を満たしてくれる製品ですね。
【試聴音源あり】さっそくベースを弾いてみる!
それでは本題に入りさっそくベースを録音してみましょう!
今回使用するベースはBartoliniピックアップ搭載の70’s JBタイプ。
プリアンプの搭載されたアクティブベースですが今回はよりZen Goのエフェクトが分かりやすいよう、プリアンプを使用しないパッシブモードで使用します。
ドライサウンド(ベース:BassMods K534)
まずは基準となるドライサウンドを録音。普通のジャズベースの音ですが、この時点で自分が所持している他メーカーのインターフェースをクリアで上品な音ですね。
コンプレッサーFET-A76
次はZen Go付属エフェクトのFET-A76コンプレッサーを使い、さらに中域にイコライザーのVMEQ-5で少し音を整えてみましょう。
FETコンプレッサーによってパンチ感と密度のあるサウンドになりました。コンプレッサーのかかり方も非常に自然で、やっぱり全然ベースにも良い感じで使えますね!
ベースヘッドアンプ&キャビネットシュミレーター
実はZen Go付属エフェクトのエフェクトの中はベースアンプシュミレーターが入っています。
ヘッドアンプシュミレータBass SuperTube VRとキャビネットBass Tube 1×15はベース用のアンプシュミレータです。Ampegを意識したようなセットアップで、サウンドはまさにベースアンプの王道といった音が再現されています。
特筆すべきはBass・Mid・Trebleの3周波数帯にそれぞれ帯域選択のスイッチが付いており、サウンドメイクのしやすさが抜群です。通すだけでいい音になった印象でした。
またキャビネットBass Tube 1×15は他のギターキャビネットのシュミレータと同様、録音マイクの配置・種類や各マイクのレベルまで調整が可能です。
楽しい!(最後のまとめ)
段々楽しくなってきてしまいましたが、以上で今回のまとめに入ります。
手に入りやすい価格でAntelopeサウンドを体感でき、コンプレッサーやイコライザーなど高品質な多数のエフェクトが手に入ります。ベーシストの皆様、是非一度チェックしてみてください!
Writer:Takeuchi
記事内に掲載されている価格は 2023年8月7日 時点での価格となります。
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