NAMM 2018、YAMAHAはフラッグシップシンセサイザーMONTAGEのV2.0を発表しました!
新音色やサードパーティとのコラボに加え、YAMAHAシンセユーザーを熱くするのはMOTIF XS、XF、MOXFの音色互換対応ではないでしょうか。
MONTAGE V2.0
既に対応済みのDXやTXシリーズなどのFMシンセ互換だけでなく、ワークステーションの一時代を築いた上記機種の対応により、過去資産を活かしてMONTAGEへのアップグレードという選択肢が実に現実味を帯びてきますね。何よりMOTIF XS&XFで作った音色を、MONTAGEが持つ高解像度DAで鳴らせる、無尽蔵のパワーでさらなるシンセシスを行う、という意味でも新しい世界が開けるはずです。
そして新音色追加では99種のパフォーマンスを追加、昨年氏家さんを講師に迎えて行ったセミナー『LIVE/制作におけるハードシンセの未来』でも、MONTAGE上の作り手の意図を感じるような変化を持ったパフォーマンスが実演奏を交えて紹介されていましたが、今回はどんな音色が追加されるのか今から楽しみですね。
発売当初1920種だった音色もV2.0に至るまでのアップデートでTotal2143種に到達、どこまで行くのか。。。MONTAGEが持つ本質的なパワーに驚かされます。
さらにユーザビリティを向上するソング数の追加(なんと倍増の128に)、ショートカット追加や視認性の向上などさらなるワークフローの加速が図られています。ファームウェアの公開は2月初旬を予定!
そしてこちらもユーザーの声を叶えるコラボレーション。
MONTAGE専用のPC上editerソフトウェア『Performance Editer for MONTAGE – John Mela’s synth site』を発表。
パフォーマンス、AWM-2、FM-X、ドラムキットのエディットがついにPC上の大画面で編集可能となります。こちらは80ユーロでの販売となりますが無償デモ版もあるためまずはお試しください。
そして国内他社とのコラボなどでもおなじみ『Sample Robot』社とのコラボも発表。サンプルを使った今後の進化の方向性にワクワクしますね。
MONTAGE 2.0
https://yamahasynth.com/blog/namm-2018-introducing-montage-os-2-0
Bluetoothに対応!STAGEPAS 600BT/400BT
そのほかにもベストセラーSTAGEPASSのBluetooth対応モデル600BT&400BTを発表。Bluetoothボタンを3秒長押しの簡単設定で、売りである手軽さを損わず利便性を大幅に向上。それぞれ8ch/10chパワードミキサーを備えて、2月下旬より出荷予定。
YAMAHA STAGEPASS
http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/pasystems/stagepas_400bt600bt/
グッドデザイン大賞を授賞したVenova
2017年にグッドデザイン賞の対象を授賞して一気に話題になったVenova。サックスのようなサウンドと演奏をもっと手軽に多くの人へ、というコンセプトで生まれた楽器。指使いはリコーダーに似ているので初心者でも始められやすく、水洗いも簡単なABS製ということで、本当にナイスな楽器です。
Rock oN AWARD MMP1開発者へトロフィーを授与
そして同Mariott内Steinbergセミナールームにて、Rock oN Award2018授与式も実施。
MMP1開発担当であり YAMAHA PA開発部ソフトグループ田中 匠さんにAudioHardwareトロフィーが授与されました。おめでとうございます!
MMP1
http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/processors/mmp1/
Writer.Takemoto
記事内に掲載されている価格は 2018年1月29日 時点での価格となります。
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