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2014年7月9日 新製品, ,

日東紡音響 Acoustic Grove System 発売中!スタジオ施行のノウハウが生んだ音響拡散技術があなたの部屋の問題を解決!



スタジオ施行のプロだからこそ生まれた新発想!
理想のスタジオ音響を追い求める中で「森」に着目し、優れた拡散技術を開発!

数多くの著名なスタジオの設計を行い、日本を代表する音響施工会社である日東紡音響エンジニアリング。その豊富な経験とノウハウから生まれた柱状拡散体であるAGS(AcousticGroveSystem)をご紹介したい。

日東紡音響エンジニアリング

音をキーワードにスタジオ、 試聴室、音響実験室といった音空間の設計・施工から、音声・騒音の計測・評価、 コンサルティングに至るまで、高品質な製品やサービスを提供している技術者集団です。

設計施工の導入事例

音楽スタジオ

サウンド・シティ、サウンドイン、一口坂スタジオ、音響ハウス、キングレコード、東芝、文化村スタジオ、SONY、EMI、テレビ朝日ミュージック、バズーカスタジオ 他

ポストプロダクション

imagica、アオイスタジオ、デジタルエッグ、TSP、USEN、ピラミッドフィルム、東京テレビセンター、オフィスて・ら、バスク、モイ、クロースタジオ 他

ラインナップ


¥ (本体価格:¥ )

ポイント還元

ANKHを室内に設置すると、音の“抜け”が良くなるとともに中高音域の厚みが増し、楽器本来の音色が感じられ更に臨場感まで高まります。低音域のブーミー感解消にも効果を発揮し、クラシックやジャズライブ会場の空気感さえ感じられるようになります。例えば、正面壁のスピーカー間に置くと定位感が向上し奥行感が深まりますし、スピーカー両脇に置いた場合には拡がり感が増し楽器の配置が目に浮かぶようになります。



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ポイント還元

SYLVANシリーズの本製品は、AGSがもたらす斬新な音空間を手軽に実現したいというご要望にお応えするため、AGSのコア技術をコンパクトにまとめました。
コンパクトな形状の中に円柱群を独自の音響技術に基づいて配置しています。置き場所を選ばず,部屋のデザインやレイアウトにマッチした配置が可能です。標準でアジャスタが付属しており垂直調整が可能ですが,キャスター(オプション)に交換し簡単に移動することもできます。



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ポイント還元

ANKH-Ⅲ(アンクミニ)シリーズの本製品は、「シルヴァンやアンクを使いたいが置く場所が無い」というユーザのご要望に応えて開発されたコンパクトなAGSです。

壁面に固定することもできますし、音響障害となるディスプレイやオーディオラックの前に置くことで反射の影響を低減し音場の奥行感を高めます。特に中高音域の音響障害となる位相干渉を低減しますので、声や弦楽器の音が歪み無く聴こえ、音場のリアリティが高まります。

拡散という着想によるAGSの誕生

不必要な反射面を吸音処理する手法は得てしてデッドな空間となる場合がある。ライブな環境でしっかりとした音響的なチューニングが行われたスタジオが海外では2005年頃から注目を浴び始めているが、そのポイントとなるのが拡散による音響のチューニングだ。

必要の無いものを単純に取り除く吸音材は他の部分にも影響を及ぼし、必要なものまで取り除いてしまうことがある。拡散を利用することで、擬似的に空間を広げ直接的な一次反射を低減させることで音響のチューニングを行おうという手法である。

その開発にあたり、理想の音環境とはどのような空間か?ということがポイントとなる。日東紡音響エンジニアリングはその理想の環境として『森』に着目した。

壁に囲まれた室内は閉塞感を伴う。しかし、何も無ければ良いのではなく砂漠のような遮蔽物のない環境では音は心地よく届かない。森林のような木々の立ち並ぶ、適度に反射がある環境というのが音の明瞭度、適度な響きであるということになるのではないかと考えたということ。

同社の創業者はかねてより、京都の北山杉の林が音環境として非常に心地の良い空間である、ということを言っていたのもヒントになったということだ。部屋の中への『森』の再現だが、室内である以上必ず壁面は存在してしまう。そこで、その手前に拡散体を設けることで理想の環境を作り出そうと考え設計されたのがこのAGSである。

その材質は音響的にも優れた木材を使用する。この円柱はその直径により反射、拡散、回折する周波数が決まり、直径に応じ特定の周波数を無指向に拡散するという特性を持っている。それよりも高いものは反射、低いものは回折するということだ。この物理特性を前提とし複数の直径の材料を適切に配置しその効果を高めている。

壁面であれば直接減衰した同じ波形が反射されるが、このAGSに音をぶつけると散乱し、そのエネルギーは少しずつ反射されるということ。これがAGSの最大の特長である。無くなるのではなく、徐々に帰ってくる。

もちろん、内部で跳ね返り合うので多少減衰するが、その減衰率は吸音材ほど高くないということだ。しかし、減衰の周波数特性は非常に特徴的で、どんな吸音材も実現できていないフラットな特性を獲得している。そのため吸音材との組み合わせにより、様々な特性のバーリエーションを得ることが可能になり、チューニングの際に役立つ。

SoundLab

日東紡音響エンジニアリングの音響研究所「SoundLab」でRock oNスタッフが実際にAGS Systemを体験した。そのレビューをお伝えしたい。

SoundLabは天井裏にはSoundTrapが設置されているということ。上下方向の定在波の低減を狙ってのものであろう。躯体の天井断面も独特であり、全て音響特性の向上を狙っての日東紡音響エンジニアリングの技術がつぎ込まれている点である。

オープン当初は設置されていなかった天井にも現在はAGSが設置されている。当初は、屋外なので、天井はなく空が広がっているという想定だったが、よく考えれば『森』なので枝もあれば葉もあるということで設置されたとのことだ。

◉ 単体ユニットであるSylvanでもその効果は明白に

まずは、単体の製品であるSylvanを体感するために壁面をカーテンで覆う。カーテンを引いた時点でその裏にあるAGSが吸音層として作用したためであろう、高い静寂に空間が支配される。その状態で音源を視聴したのだがデッドな空間でスピーカーが点音源に近い状況で鳴っているという感覚だ。

普段聞き慣れたスタジオでのサウンドのそれに近い。もちろんしっかりと設計された空間なのでクオリティーも十分に高いと感じる。次に、スピーカーの後ろ側へAGSSylvanを設置して同じ音源の視聴である。

再生が始まった瞬間に『違い』を感じることが出来る。その違いは、今までスピーカー同士を結ぶ平面上で再現されていた空間が、正面のカーテンの向こう側まで広がる奥行き感、そして、非常に明瞭な音像の定位。この広い空間にたったこれだけのAGSを設置したことによる変化とは到底思えないほどの効果がそこに広がっていた。

低域は引き締まり、中域はメリハリを持って立体感を増す。高域はエッジを持ち、解像度が上がったかのような変化だ。3種類ほどの音源を試聴させていただいたが、どのソースに関しても同じように変化がある。にわかに信じがたい現実ではあるが、これこそがAGSの実力である。

◉ スタジオ全面施工では聴覚が視覚を超える

次に、カーテンを空けて壁面全体に広がるAGSを体感する。ホールなどの音響的に設計された空間とは違う、強いて言うとオープンエアの空間で音を聞いているような感覚だ。壁面の存在を殆ど感じないが、適度な反射による響き(リバーブのような響きではなく”にじみ”のような感覚だ)を感じることが出来る。

しかし不思議なのが、音像の低位はしっかりと立体感を持って存在し、その輪郭が崩れたり、ぼやけたりといったことは一切ない。さすがに、カーテン+Sylvanの時のような点音源的な解像度はなくなるが、それでも十分に高い解像度を保っている。部屋に入った時と同じような視覚と聴覚の不一致を感じるが、違和感や、心理的な圧迫感などは一切なく、心地よささえ感じる空間である。

このAGSの奥には、吸音層はあるのかと聞いたがその奥には遮音層しかなく、通常のボードが貼られているということだ。ということは、60cmの厚みの奥には、単一の反射層が存在しているということになる。しかしその存在を一切感じさせないAGSの実力は非常に高いと言い切ってしまってよいであろう。


Rock oN渋谷店で試聴ができる!

ここまでご紹介してきたAGSシステムの主力ラインナップ、SYLVANとANKH-III製品がRock oN渋谷店のリファレンスルームで視聴可能だ。

AGSの効果はこれまでお伝えして来た。百聞は 一見にしかず(この場合は 百見は一聴にしかず となる)。次ははあなたがその実力に触れる番だ。

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