シン・HDによりHDソフトウェアの単体販売がスタート! 今改めて問われるPro Tools HD/Nativeソフトウェアとの違い、HDX COREの魅力。そこでシン・HDの利点を最大限に活かしたベストサードパーティI/Oバンドル『IOS × HD Software』をRock oNがご提案します!まずは導入メリットをチェック!
IOS × HD Softwareを導入すべき5つのメリット
1:PT12.6新機能、HDソフトウェアならではの魅力
・v12.6からのクリップ・エフェクト機能
クリップごとにインプット・トリム、フェーズ、EQ、Dynamicsのエフェクトがかけられるようになります。アニメのアフレコのように、1本のマイクで入れ替わり立ち代り複数の人が喋る場合などはとても便利な機能で、クリップごとにEQやDynamicsを設定することが可能です。ただEQやDynamicsをかけるだけであれば、AudioSuiteで十分ですが、クリップエフェクトの利点は後で修正ができること。他トラックの編集後でもクリップを増やすことなく編集ができるのはメリットです。その他最新機能は技術解説編をチェック!
・HEATがソフト単体で使える!
HDX専用のアナログミキシングコンソールのエミュレーション機能HEATは数多くのトップエンジニアが絶賛するPro Tools Mixingの秘密兵器。Crane Songが開発に関わり、アナログの特性を忠実に再現し、アナログコンソールのニュアンスを醸し出します。パラメータを調整する事でミキシングのニュアンスが変化。これまでHDXユーザー限定の機能だったものが、ver.12.1からHD Nativeユーザーにも拡張。シン・HD登場により全てのHDユーザーがHEATの恩恵をうけることが可能となります。
・サラウンド対応!
Pro Tooslでサラウンドミキシングをする際にはHD Softwareが必須。最大7.1chのバスが利用でき、サラウンドパンナーも搭載されます。サラウンドの仕込み用のシステムなど以前はComplete Production Toolkitが活躍していたユーザーに取って、朗報であるといえます。
★Pro Tools 12.6 さらに詳しくはこちら!
2:SoundGridがもたらす超低レイテンシーモニタリング
ネットワーク接続の利点を最大限に活かし、AD/DA領域で1.5ms、デジタル領域でわずか0.8msという超低レイテンシーを実現。レコーディング時のモニタリング、ミックス時のプロセッシングまでストレスを感じさせることはありません。特にプラグイン使用時はDAWバッファーを考慮しないため、HDX環境時のプラグイン使用感に極めて近い低レイテンシーでの動作を体感できます!
さらにネットワークバッファーによりケーブルによる音質差が理論上でないことや、離れたブースなど長距離引き回しても数値以上の遅延が発生しないことはIOSならではの魅力!
3:解放されたI/Oにより、DigiGridが実現するブリティッシュサウンド
ハードウェアメーカーであるDiGiCoとソフトウェアメーカーWAVESによりアナログ部からデジタル処理までオーディオI/Fに注ぎ込まれた共同設計思想。そしてSoundtracsの40年以上に及ぶプロオーディオ機器製造のノウハウが、DiGiGrid製品の設計に生かされています。
世界のメジャーなアーティストのシビアな要求にも対応してきたDiGiCo SDシリーズ・デジタル・コンソールと同じく、最高水準のBurr Brown製回路を採用、超ワイドなダイナミックレンジ、低歪み率を実現。
4:SoundGridServerがもたらす快適プロセッシング
IOS最大の魅力の一つといえば、コンピューター本体のCPU負荷を軽減する、SoundGrid DSPサーバー。単純な演算能力計算は上記の通りですが、C4を例にすると最大で8*64(mono)=512個のプラグインがIOS単体で動作可能。(Ethernet接続により、DigiLink接続時の帯域制約を受けないため使用可能プラグイン数が向上。HDX2以上のシステムであれば、DLSでも512プラグインまで使用が可能。)
さらにプラグイン単位で演算処理負荷をDSPやCPUに振り分けたり、PCのみで持ち運ぶ際はCPU負荷動作に切り替えられるなど、そのユーザビリティは一段上を行きます。
SoundGridフォーマットに対応するプラグインはWavesだけではありません。現在Flux::とPlugin Allianceの一部のプラグインがSoundGridに対応しています。このSoundGrid対応により、Waves MultiRack SoundGrid、DiGiGridで使用するeMotion ST mixer、Waves StudioRackとWaves eMotion LV1 MixerでもFlux::とPlug-in Allianceのプラグインが使用可能になり、ライブサウンドのセットアップやネイティブDAW環境でも超低レイテンシー・モニタリング/ミキシングを実現、Mac/PCのプラグイン・パワーの制限を解放します。
5:Soudgrid ネットワークの革新的なまでに自由でシンプルな拡張性
CoreAudio 32in/32outの余りを、ネットワークオーディオで自在に活用が可能です。これはMac/Win問わず、他PC他DAWとの同時接続及びCH割り振りが可能。例えば図のようにOSの異なる複数台のPC、複数のHOSTアプリケーションがあったとしてもIOS1台で信号ルーティングを行うことが可能。エンジニアの家にクリエーターがPCとセッションデータを持って訪ねてきたら、というこちらの動画のケースは現実的ですね。
さらに同社最新のDeskTopシリーズ登場によりEthernet接続を活かし、外のブースまでモニター用のCueシステムを引っ張ったり、ノートPCのセカンドシステムを瞬時に連携させたりなど実践的な活用がユーザースタイルに合わせて構築可能です。
※システム内のインターフェース自体を一時的に抜き差ししても、即座に元どおりに復旧できる『アナログ感覚』もネットワークオーディオインターフェースの魅力ですね!
DiGiGrid IOSもっと知りたい!
記事内に掲載されている価格は 2016年9月14日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ