【No.18】SSD編その4「SSDのまとめ」
みなさんこんにちは!SSDに魅了されっぱなしの筆者ですが、さすがにそろそろ次にいかないと怒られそうなので、SSD最終回!にします!
いや、もちろんいっぱいお伝えしたい事があり過ぎて逆に困ってます。チップセット編やグラフィックボードに拡張カード編、LANやネットワーク、ケースやファン、外付け周辺機器やケーブル編まで、色々やりたいんですが。。。んー、早くブルーレイの事も書きたいですね、音楽制作者にとってバックアップで凄いメリットありますから。
DSPボードやオーディオインターフェイスやプラグイン、マイクプリでもスピーカーでも・・・プラグインやミックスの超マニアックテクニックも書きたいです。何でも書きたい事があり過ぎて困りました(笑)また順番は考えます。
さて、今回はSSDに対して違った観点でお話したいと思います。まず、「音が良くなる可能性がある??」です。と言いましても、語弊があるかもしれませんので、正確には「忠実に完璧にデータ再生される」です。
トラック数が過度に多いとディスクストリーミングが追いつかない場合も。HDDの性能に依存するが、最新SSDならほぼあり得ないと言えます。クリックで拡大します >>
DAWソフトをお使いの方だと経験のある方が多いと思いますが、トラック数が以上に多過ぎる、シンセの同時発音が多過ぎる、再生バッファが低い、などの時に、音が途切れる瞬間がありますよね?音楽は時間軸に進行し、タイムコードがある以上、多くのDAWソフトは万が一再生しきれないトラックがあっても、停止せずにスルーして強引に再生している事がしばしばです。これは特にリアルタイム再生での書き出し時に問題になると思います。(倍速レンダリングの場合は正確に書き出されているはずです)
余程のトラック数で無い限り、最近のHDDであればなかなか無い事だとは思いますが、SSDのような驚異的なデータ転送スピードがある場合、この心配は不要だと言えます。
内部RAIDとはいえ、単体で秒間1GBを超える転送速度をもったSSDが既に登場している。
そして、最近では秒間1000MB以上の転送スピードのSSDも登場してきています。とは言っても、RAID機能を使っているだけですので、256GB×4台のストライピングで1000MB以上のスピードを実現していると言う事です。ここにも音楽制作環境の夢を感じます。もし秒間2000MB転送で、3TBぐらい容量があれば??たった一台のSSDでシステムが構築出来てしまうのです。1ドライブ仕様、というものです。分散する必要がなく、あらゆるものをCドライブにインストールする、という事ですね。
ただ、ランダムライトという、色々なデータが混在して同時に読む事になるので、本当に相当性能が良くないと、数台のSSDに分散させたシステムには早々勝てないと思います。
逆にこの点で夢があると言えば、ノートPCやタッチパッド、スマートフォンなどでしょう。物理的なサイズ的に、SSDで数チップしか載せる場所がありませんから、大容量化と高速化しか、進化の道は無いと言えます。音楽制作機器の負荷に耐えれるレベルのクラウド処理やサーバーにデータ保存などは、インフラ自体の整備が必須ですから、まだまだ厳しいでしょう。そして繊細なタイミングが重要な音楽をするに、レイテンシーの存在自体が一番の敵ですから。人が感覚で生むズレと、機械が生むズレはやっぱり違いますからね。
予測ですが、メモリとSSDのスピード差が無くなるのでは?と思っています。むしろメモリは単純にCPUのキャッシュに内部統合されていくのではないかと思います。
となると、音楽制作者にとって、本当に制約のない、快適で、思うがままに才能を発揮出来る環境がくるのではないかと、勝手に想像しています。
その布石が今販売されているSSDですね。いやー、未来が楽しみです。あとSSDで驚異的にメリットがあるのが、音楽制作から少し距離がありますが、映像制作の世界でしょう。
ハイビジョンが当たり前になって以来、映像データは普通のPCで扱うには非力過ぎます。特にCPUとHDDですね。CPUは音楽制作の世界では1000個エフェクトが立ち上がるようになった事実があるように、相当制約がなくなりましたが、映像編集では全然ですね~。ガンガンにエフェクトして編集して、その後に倍速レンダリングなんて夢のまた夢です。
HDDと組み合わせてキャッシュに使うSSDも登場。マザーボードに挿すのだが、もうこれはメモリと言った方が良い気も。。。
そして、HDDですね。容量は3TBクラスが登場したおかげで随分とマシになったと思いますが、とにかく転送速度です。もう全然足りてません。現在は業務機としてRAIDシステムで解決している部分だと思いますが、高額になってしまいます。非圧縮のフルHD映像を完璧なプレビューしながらキャプチャーするなら、RAID無しでも秒間500MB以上のSSDたった一台でいけるようにはなってきたんですね。SSD恐るべし。
撮影するカメラも2.5インチのSSDをそのまま挿す規格にしたら良いと思うんですがね・・・。しかも2つさせるようにしておいて常にミラーリングしてしまう、という。
と、話が随分ずれましたが、SSDは未来の塊です。まさにこれからの音楽制作の標準装備になっていくと思います。KORG社が既にやっているように、ハードシンセもSSD化が求められてくると思います。
ではでは、次回はチップセット編でいきたいと思います。
お楽しみに!
大島 崇敬 プロフィール
主に作曲、アレンジ、レコーディング、ミキシング、マスタリングまで幅広く担当するクリエイター。
音楽制作に関するソフトウェア、ハードウェア、PCの知識に精通しているスペシャリスト。
また、自身が経営する(株)OMFACTORYの代表取締役として、 蔦谷好位置氏、中田ヤスタカ氏ら、多くの著名プロデューサーや、 レコーディングスタジオ、放送局などで使用される音楽制作専用PC及び、音楽制作システム設計なども手がけている。
(株)OMFACTORY
http://omfactory.net/
steinbergインタビュー
http://japan.steinberg.net/jp/community/steinberg_stories/
omfactory_su_kei.html
DISCOGRAPHY
大島 崇敬(su-kei)作曲・編曲・ミックス・プロデュースによるKANAN (ヤマイ) 「 BRAVING! 」 2011.12.14 リリース!!
毎週月曜日19:30~からテレビ東京系列「遊☆戯☆王ゼアル」オープニングテーマにて絶賛オンエア中。
「Steinberg Cubase 6」+「Rock oN Company SoundCubeⅡPRO」を
限界まで使い作られた斬新で新しい手法のトラックメイキングは必聴です!
発売元:マーベラスAQL
販売元:ソニー・ミュージック ディストリビューション