Rock oN Show Report : AES NY 2013
アナログにこだわり続けるAPIから、プロジェクトスタジオ向けに特化したまさに『時代が求める』コンソール”THE BOX”が登場!!全く噂をキャッチ出来ていなかったのですが、非常に注目度の高いBigなプロダクトです。
まずは、こちらのメーカー公式WebにあるMOVIEで全貌をご確認下さい。
左側4つの青いフェーダー部分はRecording用4chのMic Inputのセクション。標準で550a 3-band EQが装着され、2つの500のブランクが有ります。このInput Sectionはセンターに有る2chのDynamicsをInsertすることも可能。
右側のセクションは16chのSumming Amp。Line Inputが備わります。1系統のStereo、2系統のMono Aux Sendも用意され、アウトボードミックスも可能な設計です。
センターセクションは一般的に必要と思われるMoniter Control機能が盛り込まれます。2系統のSpeaker Out、Talk Back、Inputと共用のMaster Bus Compが加わります。
Analogでミックスをしたいという要求は、未だに高いのだということがアライバルレポートのスタジオからもお分かりかと思います。(どのスタジオもSumming用にOld Consoleがありましたよね!)Pro Tools HDXによりもたらされた高解像度の録音環境は現場のエンジニアにアナログへの回帰を迫ります。なんといってもそのニュアンスがしっかりと残せるようになったのですから!!
最低限の入力用のストリップと充実のサミングアンプそしてモニターセクション。現代のDAWを軸としたプロジェクトスタジオの規模にピッタリとマッチしていることがお分かりと思います。ココにAPIのこのTHE BOXを導入できるということは、そのサウンドに大きな変革をもたらします。
注目の価格は$17,995。国内でも200万円程度で導入できるということになります。一歩踏み込んだミキシング環境を手に入れたい方、APIのサウンドを手に入れてみませんか。
こちらはTHE BOXの登場により兄貴分となったコンパクトなコンソール1608。Expantionを追加することで32chに拡張した状態で展示されていました。毎年APIはAESのSHOWに大きなブースを構えます。USのMUSICシーンにおいて大きな影響力と多くのユーザを抱えていることを実感させられます。
APIのフラッグシップとなるLegacy Console。All Analogのラージフォマットコンソールとして販売が続けられている稀有な存在。いつかは使いたいと憧れますね!!!
こちらはAPI500 Moduleの同社最新作 505-DI。
ギター/ベース/キーボードをライン入力するためのD.Iです。ユニークなTONEツマミが搭載されていて、THIN – FAT – FATTER とサウンドを太くしていける仕掛けが込められています。
美しい内部基盤の中央黒い小箱はオペアンプ 2520 amplifier。API社のほとんどのアウトボードに入っているこのオペアンプはApIサウンドの心臓部と言ってもいいでしょう。
メーカーサイト
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