かなりの広さを持ったBlackMagic Designのブース。ここヨーロッパでも人だかりが絶えず、その人気の程が伺えます。
先ずは、ブースの一番端でProceedMagazine 2014 Summer号でも取り上げたCintel Film Scanerが実際に動いています。4KでリアルタイムスキャンされたデータはThunderbolt経由で世なりにおいてあるMacBook Pro!!へ送られているとのこと。Cinema DNXのRAWデータなのでCPUの処理能力は殆どいらないということ。4K RAWのデータを扱うことの出来る高速なストレージがあればそれで大丈夫だということ。
ここまで動き始めているのを見るとそのリリース時期が非常に気になりますね。業界の注目の高いこちらの製品、続報から目が話せませんね。
他は、Full-HDのDisplayに16面のMulti Viewを表示することの出来るUnit “MultiView 16″フレームレート違いの映像でもユニット内部でのRe-syncを行うことが出来るということなので気軽にMulti View Monitoringが可能となるまさに画期的な製品。4面程度の製品は幾つか低コストでも登場していましたが、16面ものMultiviewをこの価格での提供というのはまさに衝撃的な登場ですね。
もう一つ、Teranexのラインナップに廉価モデルと思われるTeranex Expressが登場です。豊富な機能を持つTeranexのラインナップ、メインとなる重要な機能はなくさずに、最新の12G-SDIに対応する最新機種。このコストは、これからスタジオ必須の装備となるのではないかと期待せずに入られない衝撃的な設定。フレームレートコンバーターとして非常に優秀なこの機材、それ以外にもキャラの表示など、ポストプロダクションにあると便利な機能を数多く備えます。
更に大幅な更新が行われベータ版が公開されていたDavinch Resolve 11も正式版がリリースとなっています。やはりこちらも大きな注目を集めています。編集機能までも取り込み、総合編集ソフトに進化しつつあるこのアプリケーション。機能限定版が無償で提供されているのも話題ですよね。
最後に予めアナウンスされていた、4K Production CameraのPLマウント版がリリースになったとのこと。カメラのラインナップの拡張が目立っていたのでIBCでも隠し球があるのではないかと思っていましたが、こちらは発表ありませんでした。とは言え、着実にランナップの拡張を進め、ユーザーが欲する機能を持った製品を矢継ぎ早に登場させるその姿勢。今後の展開から目が話せません。
Writer Y.maeda
コメントを残す