NLEとの連携した共有ストレージとした歴史のあるEditShereはNAB 2014で最新バージョンであるVer.7を発表。ストリーミング可能な共有ストレージとしての基本機能の強化を主眼としての機能更新が行われています。
その最新機能をインタビューしましたので、まずはこちらのMOVIEを御覧ください。
新機能は大きく3つ。
まずはBandwidth limiting。ネットワークの帯域を制限し、確保することで多数のクライアントが接続された環境下での安定した運用を確保する機能が追加されました。
この機能追加により、システム構築時のネットワーク設計によりいっそうの柔軟性が生まれます。投資の金額を抑えて最大限のパフォーマンスを得ることが可能となります。
もう一つがストリーミングサーバーとして初とメーカーの方も自信たっぷりに話してくださいましたが、40Gigabit Ethernetのサポート。
今後の4K編集などを考えるとこの帯域は運用の幅を広げるという意味でも価値があると思います。ちなみに1K(HD)の非圧縮が約1.4GB/s、4Kだとその4倍更に60pのフレームレートが標準となると更に倍となりますので11.2GB/sの帯域が必要ということになります。
h.265やXAVC等の高圧縮コーデックが脚光を浴びていますが、編集用途としては未知数。CMや、映画など画質への要求の高い現場では非圧縮が採用されることも考えられます。今後さらなる広帯域の要求が出ることは間違いないでしょう。
そして最後に、新しいConnecting Toolを用意したということで今まで以上の素材を管理 / 運用することが可能となったということです。
EditShereはFlowと呼ばれるMAMのアプリケーションを持ちます。素材サーバーとしての取扱ファイル数の増加はそのまま使い勝手の向上となることでしょう。
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