音楽/オーディオ制作に関わる世界中の人たちが待ち続けるMelodyne DNA! 遂にパブリック・ベータの公開まで秒読み段階に!!!
昨年3月のフランクフルト・メッセで初公開され、もの凄い反響を呼んだMelodyneの新しい機能“Direct Note Access(DNA)”。メッセに足を運べなかった僕は生でDNAを体験すべく、勇んでCelemonyブースへと向かいました。
知らない人のために簡単に説明しておくと、DNAは和音のオーディオ・データを単音のオーディオ・データに分解する驚くべき技術。一般に販売される製品にこのような技術が搭載されるのは無論、世界初とのこと。その後、この技術のことはWiredといったコンピューター誌などでも取り上げられ、その凄さが分かる人たちは皆疑心暗鬼になりながらも、リリースを今か今かと待ち焦がれているのです。
今回、僕が見たデモンストレーションでは、ギター・パートを素材にDNAによる和音の分解が披露されました。その結果はと言うと、完璧の一言。ギターの和音はピックでストロークされるため、当然発音タイミングが異なりますが、それも見事に反映されていました。もちろん、各音の微妙なピッチの揺れまで完璧にトレースされ、周囲に目をやると皆目が点。口をポッカリ開け、唖然としています。
ただ、使われていたギターの素材は非常に高音質で、ギター以外は完全に無音というデモンストレーションには打ってつけの素材だったことは事実。またギターなので、アタック成分は十分あり、タイミングを抽出する上でも有利な素材だったと言えるでしょう。DNAはもの凄い技術であることに違いないのですが、このような高品位な素材にしか上手く適用できないのであれば、使途はかなり限定されてしまいます。普通の音楽制作ユースで(普通のオーディオ・トラックに適用して)、一体どこまで使い物になるのか……とにかく我々は期待して待つことにしましょう!
なお、DNAが搭載されるMelodyne pluginは、v2.0から「Melodyne editor」へと名称が変更され、プラグイン・バージョンとスタンドアローン・バージョンが両方同梱されるとのこと。今春からユーザーを対象としたベータ・テストが始まるとのことで、非常に楽しみですね。
Winter NAMM Showは、数ある音楽機材のイベントの中でも、世界中のデベロッパーから新製品、新技術が発表される世界最大規模の祭典です。現地のレポート・スタッフ他、このサイトをご覧いただいている皆さんが楽しめるようなコメントをお待ちしております! (スタッフへの励ましのお言葉もお待ちしています!)
2009.2.2、コメントの受け付けは終了致しました。感想、ご意見をお寄せ下さった皆様、ありがとうございました!
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Melodyne pluginを所有していますので、
非常に期待しています!
どれほどの精度かも気になりますが,
早く公開されるのが楽しみです!
Comment by nobe — 2009 年 1 月 19 日 @ 1:48 PM
mixiでコミニティ一応作ってみたので情報交換しましょう!
Comment by TOE — 2009 年 1 月 23 日 @ 3:09 AM