国産CASIOシンセサイザーが現代へと甦る!! 6オシレーター搭載のコアシンセXW-P1、シンセとサンプラーの融合XW-G1のパフォーマンスシンセサイザー2機が登場!!
80年代から90年代にかけて、独自のPD音源を搭載したデジタルシンセ「CZ」シリーズや、その後継にあたる「VZ」シリーズ、サンプラーの「FZ」シリーズなどの良質の電子楽器を生み出してきたCASIOが2012年に打ち出すコアシンセ、遂にそのヴェールを脱ぎました!レトロフューチャーデザインとコアシンセが融合を果たした「XW」シリーズ。
まず両機種に共通するのは軽量&電池駆動設計「パフォーマンスシンセサイザー」としての側面。両機種の本体右上のスペースもiPadやKaossPadなどを外部入力と組み合わせる事を想定したもので、滑り止めが付いているのも他機種には無い配慮ですね。シンセ鍵盤なのですが角形鍵盤なのもこの手のシンセでは珍しいですね。
さて肝心の音源部分ですがXW-P1は6オシレーター(アナログ×2、PCM×2、ノイズ×1、外部入力×1)と非常にコアで強力なオシレーターセクション。それでいて8本フェーダーを使ったDrawbar OrganモードやPCM音源(PIANO、STRINGS等)といった汎用性も持ち合わせており、HexLayer機能でそれらを組み合わせる事で重厚なサウンドを生み出す事も可能です。手頃な価格の割に音源部分のバリエーションは広く、アルペジエーターやフレーズシーケンサーも内蔵するなど、いじりがいはありますね。
サンプラーベースのXW-G1はオルガンやPCMこそないものの、リアルタイムサンプルとSOLO SYNTHセクションの組み合わせをベースにしたDJにも対応出来るパフォーマンスが魅力となっています。では早速インストラクターTom Brislin氏のデモンストレーションをご覧下さい!
フェーダーやノブといったマテリアルな部分では価格相応な面もありますが、80′意識のデザインと相まって逆に現行シンセサイザーには無いPOPな魅力を醸し出しているのは面白いですね。XW-G1はまだまだ開発中とのことでシステムにはさらなる改良が加えられる場合もあるとのこと。価格はXW-P1が¥59,800、XW-G1が¥64,800を予定! まずはXW-P1が3月にデビュー、甦ったカシオシンセサイザーにあなたも是非触れてみて下さい!
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安価なのが嬉しい*