NEVEコンソールのリペアを手がけていた敏腕エンジニア達によって立ち上げられたPhoenix Audioは、いまだ世界中のレコーディング現場で愛され続けている「ビンテージNEVEサウンド」に現代の音楽スタイルにふさわしいモダンなテイストを加え、まさしく「モダンビンテージサウンド」と言える秀逸なアウトボードを開発してきました。そのPhoenix Audoがこの度、遂に日本上陸を果たしました！
Phoenix Audioのラインナップは全4種類。
Nicerizer 16mk2 ¥252,000世界で1000台以上の導入を誇るNicerizerシリーズの16チャンネルサミングミキサー。クラスA アウトプット・ステージと最新のトランスフォーマーレス・クラスAディスクリート・ライン・インプット・ステージを併用し、DAWからパラで送り込まれた音声信号にアナログ機器特有の空気感や飽和感による温かみを与えます。
DRS Q4 mk2 ¥178,5002ch分のマイクプリアンプ、ライン、D.I.インプットとEQを一体化したユニットです。1999年にPhoenix Audioのデビュー作としてリリースされたマイクプリアンプをルーツに持つ、意欲作です。EQは合計11種類の周波数選択ができる4バンドEQとなっているところが個性的です。予め設定されている周波数帯域は、Phoenix Audioの開発者が最も音楽に大切なポイントを厳選しているので、最小限の時間内で最適な選択ができるというメリットがあります。
DRS-Q4M mk2 ¥94,500上記のDRS Q4 mk2のモノラルバージョン。こちらもPhoenix Audioの名前を世界に知らしめたマイクプリアンプと合計11種類の周波数選択ができる4バンドEQを装備しています。
Nice DI ¥58,800パワフルでロックなルックスの印象とは違い、非常にクリーンでつややかなサウンドをもったD.I.です。FETレスで10MΩの非常に高いインプット・インピーダンス値を持ち、どの様な種類の楽器信号も忠実に録音レベルに変換します。DAWアウトプットやその他のライン・ソースを入力してNice DIの豊かな倍音が特徴のサウンドキャラクターを付加させるという用途でも使用できます。
Phoenix Audio製品のサウンドの特徴は、NEVEの回路を知り尽くしたが故のクリーンで高いヘッドルームでありつつも、なんとも言えない倍音感を持ったモダンヴィンテージと言えるでしょう。また全製品に共通してコストパフォーマンスの高い手頃な価格設定も魅力です。
NEVEを代表とするビンテージ機器は、他に代え難い素晴らしいサウンドを持っていますが、他とは違う個性や音質を追い求めている方や、巷のビンテージコピー製品のサウンドに飽きてしまった方は、ぜひPhoenix Audio製品に注目してください！
記事内に掲載されている価格は 2012年7月17日 時点での価格となります。
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