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22
Nov.2010
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MACKIE活用術!!402/802VLZ3でCuemixのススメ!

みなさん、自宅や街スタでのレコーディングにおいてプレイヤー、シンガーのモニタリング環境はどうなってますか?オーディオインターフェイスのHEAD PHONE OUTから出しているだけだけ、という方もいますよね。もしくはMackie Big KnobやPresonus Monitor Stationなどを利用している方も多いでしょう。でも結局エンジニア側と同じバランスで現在のミックスバランスでモニタリングするしかないのが現状だと思います。やっぱりCuemixを作ってシンガーが歌いやすいバランスを作ってあげたいですよね。楽器の録りはまだしも歌録りはきちんとモニタリングができなければうまく歌えないし、作品の出来にダイレクトに影響してきます。

かといってFurman HDS-6とHR-6のシステムを個人で買うのもちょっと高いし場所を取るし、さらにはTRITECH、CONISISのCueboxとなってくるとさすがに手が届かない。。。と悩んでいる人は多いはず!

そんなあなたに教えちゃいます!発売以来大ヒットの超コンパクト・ミキサー、MACKIE 402/802VLZ3を簡易Cueboxとして使う方法を今回は伝授いたします!

まずはオーディオインターフェイスですが、当然ながらこれは複数のアウトが必要になってきます。MAIN OUT以外に最低4つは必要です。この4つを402VLZ3に送るわけですが、ヴォーカルの返し、クリック、バックトラック(stereo)となるわけです。

ではDAW、インターフェイス側の設定ですが、今回はPro Toolsを例に取ってみます。設定にあるI/OセッティングでBusのルーティング設定を行います。今回はBus11-12に「Inst Cuemix」という名前をつけ、バックトラック用に、Bus13を「Vocal Cuemix」、Bus14を「Click Cuemix」としました。

そしてミックス画面ですが、Auxトラックを3つ作り、それぞれに同じく「Inst Cuemix」「Vocal Cuemix」「Click Cuemix」と名前を付けます。

Inst CuemixのインプットはもちろんBusからInst Cuemixを選択し、他も同様とします。アウトプットは大抵1-2をMAIN OUTに使っているので3,4,5,6あたりをアサインします。

そしてそのアウトプットを402VLZ3に入力するだけです。シンガーは手元に402VLZ3を置きヘッドフォンを差し、ヴォーカルの返し、クリック、オケを自分の好きなようにレベル、パンをいじればいいのです!もちろんもっと細かくバランスを分けたい、というシンガーには802VLZ3を使えば8チャンネル分使えます。当然インターフェイスのアウトもそれだけ必要にはなってきますが。

もちろんエンジニア側は各トラックのセンドをそれぞれのBusにアサインすることを忘れてはなりません。その際気をつけることは、センドトラックの設定を必ずPFL(Pre Fader Listen)にすることです。Pro Toolsの場合はPREと書いてある部分をクリックして青く点灯させればOK。こうすれば各トラックのフェーダーの影響を受けないのでミックスバランスを崩す必要もありません。

いかがでしょうか。以外と気づかないこういった活用術、やるとやらないとでは自宅での制作にも圧倒的な差が出てきます。是非ともお試しください!

  • 402VLZ3、802-VLZ3とは

今まで4チャンネル、8チャンネルといった超コンパクトミキサーはあまり選択肢も多くなく、しかもプロフェッショナルが満足できるクオリティのものはありませんでした。Mackie 402VLZ/802-VLZ3はこのクラスでプロクオリティの音質を実現する唯一のミキサーです!

VLZシリーズの基本性能である広いヘッドルーム、低ノイズ設計、新しいサミングバスを採用することにより、クリアな音質を再現します。また、上位機種と同じく非常に静粛性の高いXDR2マイクプリを搭載。同クラスで高品位なマイクプリを搭載しているのは402VLZ3802-VLZ3だけです。また2、3、4バンドの正確なアクティブEQも搭載し、より幅広い音作りが可能です。これらの高機能が多少荒く使ってもビクともしない頑丈なシャーシに収められ、信頼性も抜群です。

ライヴ等で複数の音源やシンセ、キーボードを使うプレイヤーにはもってこいのサイズでキーボードの上にも置けてしまいます。また、レコーディング時のCUE BOXとして使うという手もあります!DI入力もあるのでそのままギター、ベース等を繋いでもOK!

  • 402VLZ3  片手に乗るサイズでも本格的な極小ミキサー  ¥14,800

402vlz3

4ラインインプットのうち1、2チャンネルは独立していてマイク/DI入力も選択可能でファンタム電源搭載。3、4チャンネルはSTEREOペア、もしくは3チャンネルのみMONOになっています。 アウトプットはMAIN OUT、HEADPHONE OUT、TAPE IN/OUT。マイク/DI入力のある2チャンネルは独立し2-バンド・アクティブEQ搭載。アコースティックギターとヴォーカルだけでなどシンプルな形態での演奏などに威力を発揮するでしょう。CUE BOXの代わりに使用すればレコーディングのお供になります。またDIが欲しいときにもこれがあれば問題ありません。

  • 802VLZ3   入力は少なくても機能、性能は上位機種と遜色なし!!  ¥26,500

802vlz3

8インプットのうち1~3チャンネルは独立し(3,4はステレオペア兼用)、マイク/DI入力も可能。もちろんファンタム電源搭載。アウトプットはMAIN OUT(XLR、PHONE)、ALT OUT、CR OUT、HEADPHONE OUT、TAPE IN/OUTOUTと多彩です。Auxセンド、レベル、パンとPFLソロを各チャンネルに装備。3-バンドアクティブEQ、ステレオレベルメーターも搭載し、上位機種とほぼ変わりない機能を備えています。そんなにたくさんの入力は必要ないけど音質、性能には妥協したくない方にぴったりです!

手軽に持ち運べて場所も取らないコンパクトな高性能ミキサーがお手頃価格で手に入ります!一台持っていて損はありません!!

記事内に掲載されている価格は 2010年11月22日 時点での価格となります。

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