製品レビュー、試聴からサポート情報、キャンペーンまで製品別にフォーカス。活用のヒントがここに集結。
こんにちは、シャイニー冨樫です。
突然ですが、皆さんはまず機材を揃えるとしたら何から揃えますか?制作にはもちろん欠かせないインターフェースやレコーディングには必須なマイクなど、挙げたらきりがありませんが私は音の出口であるスピーカーは必ずいいもの、納得できるものを選ぶといい!と考えています。
作り上げていきたい音の終着点にたどり着くには、結局制作者自身の耳を信じないといけません。それが機器からDAされて出てきた「スピーカーの音像」が我々の作り上げた楽曲の終着点になるかと思います。
その楽曲制作の心の糧ともなるスピーカーに特にオススメしたいのが同軸ユニットを採用したスピーカー!ホームオーディオをされている方にはもちろん、Musikelectric geithain RL901を筆頭に名スタジオでも数多く設置されています。今日は同軸を採用したスピーカーにスポットをあて深層世界を探訪してきたいと思います!
Rock oN店内ではお客様に最適な環境で試聴ができるよう「Refernce Room」という名を冠した専用試聴ブースをご用意しています!
SACDやデータでの試聴はもちろん、お持ち込み頂いたデータのご試聴も可能です!お客様に合わせた環境でのリファレンスができるのはRock oNならでは。MADIによる配線を完備し複数のスピーカーを思いのままにルーティングし試聴が可能になっています。美味しいNESPRESSOのコーヒーを飲みながら、手元のiPadでワンタッチで比較試聴できますよ!気になった方は是非店頭でご自身の一台をお探しいただければと思います。
なぜ、同軸ユニットなのか
それは「点音源」ならではの定位の良さにあります。幾つかのユニットに再生帯域をわけることが多ユニットスピーカーにはなされており、発音源がバラバラになるという欠点が生まれます。普通に座ってても姿勢次第で音像が動いてしまい、時間をおいて姿勢を変えて聞いてみたら「あれ、こんなはずでは・・・」と感じることがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それを解決するのが同軸ユニット!同軸は音の出てくる位置が物理的に一点から出てくる仕様のために、音のズレが出てこず均等に音が拡散される形になっています。その結果、音楽軸のズレによる位相の狂いがなくなり、左右や奥行きを含めた安定した定位感を獲得できるため、よりシビアなミックスの追い込みが可能になるのです!自身TANNOYのPrecision 6Dという10年前の同軸ユニットスピーカーを所持しているのですが(笑)、ミックスだけでなくSE制作やシンセの音作りにも未だ重宝しており、手放せない一台になっています。
今回は幾つかの同軸スピーカーをセレクトしご紹介していきますので店頭で要CHECKください!
Musikelectric geithain RL906:これが同軸大ヒット作の解像度。
1960年、ドイツの小さな村ガイザイン村でJoachim Kieslerによって設立されたMusikelectric geithain(通称 ムジーク)。1985年にRL900を発売して以来、国内はもちろん世界中にその解像度の高さでRLシリーズは名を轟かせています。
RL906はレコーディングスタジオ用ニアフィールドモニターとして開発されたアクティブ・同軸2ウェイシステム。小型ながら原音に味付けをしないそのサウンドはフラッグシップの技術を確実に受け継ぎ、あらゆるプロフェッショナルユースの定番となっています。卓上用コンパクトスピーカーのMO-1も同時展示中です!
点音源という言葉にふさわしい奥からなっているようなイメージと、他のスピーカーにはない切れ目のない解像度の高さはとても素晴らしいです。RL906だと低音の部分までしっかり見るというサイズではないのですが、プライベートスタジオには十分すぎる出音になっており、特に小音量でも音像が崩れずおろそかにならない点はさすがの一言です。定位感をみても特に遠い音に対するアプローチもきめ細やかなので、粗も出て来やすくミックスやマスタリングでは是非使っていただきたい一本になっております。卓上専用のモニターであるMO-1も展示しておりますので合わせてご試聴ください!
[eStoreClipper1A mdin=’9865′ img=’LINK’]GET[/eStoreClipper1A] [eStoreClipper1A mdin=’2013′ img=’LINK’]GET[/eStoreClipper1A]KSDigital Coax-C5/C8:飽くなき点音源への追求の答え
放送業界からパーソナルな楽曲制作まであらゆる音を扱う場に投入されているスピーカーがKSDigitalのCOAXシリーズ。放射された音声信号が耳に到達する時間のずれを0にをモットーに、独自のMOSFETテクノロジーを搭載したハイスピード・アンプはサウンドの中立性を現出させています。
タイト且つリバーブ成分をしっかりと見せてくれるスピーカーのため、オーケストレーション
制作には特に重宝するのかなと感じるとともに、ツイーターの解像度の高さが特に秀逸。若干ハイファイなイメージもありますが、重心が高いというわけでもなくしっかりLOWまで追える仕様はさすがといったところです。
また音量を抑えても見えづらくなりにくく、音像が変に縮こまることがないのもオススメしたいポイント。ストリングスの弦の鳴りの確認や深いリバーブを細かくチェックしたい!そんな形には是非オススメしたい一台です。他にも特にアコギなどの生楽器には合うために、劇伴などをされる方にはベストアイテムかもしれません。
[eStoreClipper1A mdin=’23886′ img=’LINK’]GET[/eStoreClipper1A] [eStoreClipper1A mdin=’23887′ img=’LINK’]GET[/eStoreClipper1A]PreSonus Sceptre S6/S8:DSP内蔵の多機能同軸スピーカー
デジタルミキサーやStudio Oneなど幅広い音楽制作・放送機器を開発するPreSonus。その幅広い音響技術をスピーカーに結集させたのがSceptreシリーズになります。
独自のCoActualテクノロジーに加え、内蔵したDSPによってTQアルゴリズムを制御し、ホーンの反響・線形時間・振幅偏差補正・ダイナミクスなどのあらゆる音像補正し崩れのない音像を生み出しています。Acoustic Spaceスイッチで境界低域ブーストを補正可能。至れつくせりの多機能型同軸スピーカーになっています!
サウンドも不得手がなくジャンルに関わらず使いやすい逸品になっています。音には独特のコシがあり、しっかり鳴る印象です。若干ざらっとした部分もありますが高域がきついなどの根本的な音癖もないため総合的なコストパフォーマンスは高いかなと感じました!割とPA寄りなサウンド感もあるため、最近出てきているスピーカーがなんとなく自分には合わないなぁ・・・と思う方は是非一聴ください!
[eStoreClipper1A mdin=’30782′ img=’LINK’]GET[/eStoreClipper1A] [eStoreClipper1A mdin=’30783′ img=’LINK’]GET[/eStoreClipper1A]Pioneer DJ RM-05/07:最新技術による同軸の新時代
Pioneer DJがプロオーディオとして去年登場させたRM-07。50kHzまでの高域再生に対応するツイーターを持つ同軸仕様で定位の良さはもちろんのこと、輪郭のはっきりとした上品かつ輪郭の美しいサウンドを生み出しています。また、フロントバスレフポート部に小さな溝をつける「Grooveテクノロジー」を採用し、小さな空気の渦を発生させ空気の抵抗を減らすことで、低域音を前面にスムーズに放射し、レスポンスのよいクリアな低域音再生を実現します。
個人的にはRM-07はコストパフォーマンスがとても高く、バスレフをフロントに置くことでLOWの見え方も秀逸。RM-05の小型の方も十分な低音感を味わうことができます。15万円前後のスピーカーは様々出ており悩みの種になるところもありますが、定位感と全体のサウンドのバランスからすると間違いなくオススメできますので、是非この機会にご体感していただければと思います!DJ関連機器とは全く異なるPioneer DJのエンジニア魂を是非感じていただければと思います。
↑RM-07についての特集記事も合わせて一読下さいね!
[eStoreClipper1A mdin=’36831′ img=’LINK’]GET[/eStoreClipper1A] [eStoreClipper1A mdin=’36830′ img=’LINK’]GET[/eStoreClipper1A]Genelec 8310A:スピーカー業界の雄が送る自信作
スタジオの大定番となっているGenelecから発売されている、中央のユニットがHighとMidの2way同軸、さらに2発の音響的に同軸のウーファーを搭載したスピーカー「8351A」をご紹介!輪郭のはっきりしたサウンドと、同軸ユニットの特性である奥行きの見せ方がとてもきめ細やかなのが特徴で、小型の業務スタジオのメインスピーカーなどには是非オススメしたいスピーカーになっております!
Genelec独自のSAMシステムにも対応しており、ネットワークで繋がれたスピーカーを制御可能。スタジオに合わせたキャリブレーションを施すことで8351Aのサウンドをさらに最適化することも可能です!
放送局やスタジオへの導入はもちろん、EDMやTranceといったダンスミュージックを制作・視聴される方にも是非オススメしたい一品です。同軸ならではの奥行きのある臨場感のあるリバーブやディレイの成分を存分に感じられることはもちろん、シンセサイザーの細かい成分も見ることができます。Genelec特有のたっぷりとしたベース成分はもちろん、上モノもゆったりと鳴らしてくれるGenelec 8351A、是非一聴ください。
[eStoreClipper1A mdin=’35486′ img=’LINK’]GET[/eStoreClipper1A] [eStoreClipper1A mdin=’13415′ img=’LINK’]GET[/eStoreClipper1A]スピーカーのご視聴は是非渋谷店へ!
現在上記に挙げたスピーカーはすべて渋谷店頭にて視聴が可能になっております。18回無金利も同時進行中ですので高額なスピーカーを手に入れる大チャンス!「百文は一聴に如かず」是非お気軽にご来店ください!
記事内に掲載されている価格は 2016年9月27日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ