NAB 2017の会場でも、人だかりの絶えないVRパビリオンで、見慣れないソフトを発見!!VisiSonicsという会社の製品。VR映像に合わせて、オーディオをパンニングさせるアプリケーション。プラグインとして提供されることが多いですが、VisiSonicsのものはスタンドアローンということ。もちろん、プラグインであることの重要性は理解しているということで開発は進んでいることを匂わせていました。
Videoの画面上にサウンドを定位させていくところは、AudioEase 360Panの様な雰囲気。残念ながら、ハードウェアのパンナーは現時点では用意できていないが、MIDIを使ったものであればそれほど苦労なく使えるように出来るはず。とのコメントも。このアプリケーション上で作った3D Soundの書き出しは、画面にある用にAmbisonic(Youtube,FacebookもAmbisonicです)もしくはStereo。
そして驚異的なのが、こちら!!!!Ambisonicの書出しの際に、なんと7次オーダーまでの書出しが可能となっています。ちなみにYoutube VR,Facebook360などで使用されているAmbisonicは2次オーダー。高次のオーダーのものほどその再現性が高いことになるので、3Dサウンドのアーカイブ用や、今後の更に高い再現性を持ったプレイヤーなどにも対応できるということになりますね。
もう一つ、Facebook 360が実装しているFix Audioの機能にも対応。これは、画面につ重して動くAmbisonicとは別にステレオで定位したスンドを再生することの出来る機能。VR向けの様々な機能が搭載された面白いアプリケーションです。今後の開発に期待ができますね。
Writer. Yosuke
記事内に掲載されている価格は 2017年4月26日 時点での価格となります。
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