KAOSS PAD、KAOSSILATORといったタッチパッド系機材はなんと言ってもKORGがオリジネイターであり、多くのDJ、ビートメイカーのプレイや制作の可能性を広げてきましたが、今回はあえてサンプラーを排除し、エフェクトに特化したKAOSS PAD QUADが登場!一体どんなことができるのか?まずは動画をご覧ください!
KAOSS PAD QUADではシンプルかつ明快な4つのエフェクト・グループ にそれぞれ5種、つまり20個のエフェクトを搭載。この組み合わせにより実に1295通りのエフェクトを再現できます。上部に左から順にループ系,フェイザーなどのエフェクト系、ピッチシフターなどのフィルター系,空間系などが4つのセクションに配置されています。ということはつまり、LOOPERで音を刻みながらディストーションをかけたり、更にはそこにディレイをかけて…なんて一瞬のひらめきが簡単に瞬時に表現できます。
次に今年のNAMM SHOWで行われたKORG 商品企画室 坂巻さんによるデモンストレーションをご覧ください!この坂巻さんのデモはどんなマニュアルや解説よりも分かりやすいですよ!
新たに搭載されたエフェクト群はまさにDJが求めていたもの!
特筆すべきは新たに搭載されたダッキング・コンプレッサーとバイナル・ブレイク。ダッキング・コンプはサイドチェーンを使用したコンプでキックなどに引っ掛けてベースにメリハリをつけるなど、かなりアタッキーでリズミカルなカッコいい音作りができます!またバイナル・ブレイクはあたかも本当にアナログレコードをターンテーブルでかけているようにスクラッチのようにコスったり、BPMを落としたりできるんです!これは病み付きになりますよ。直感的に操作できるので、これからのLIVEシーンで活躍する事間違いないでしょうね!タッチパッドLEDがプレイ動作に連動して光るので、視覚的な面でもアピールする事ができます。
KORGサイトで紹介されているDenkitribe氏によるKAOSS PAD QUADの実用例が秀逸!これは見ないと損です!
まずはDJプレイ等での実用例としてダイレクト接続での使用例。シンプルなループシーケンスがエフェクト操作だけででものすごい展開を作り出すことができる好例です。
次はDAWでの制作に向けた、センド・リターンで接続した場合の使用例です。動画ではnanoKONTROL2でDAWをリアルタイムに操作しながらKAOSS PAD QUADでエフェクトを付加していきます。打ち込みループ主体のトラックに有機的な広がりを与えてくれます!
難しい設定に気を使わず、トラックのビートに乗りながらリアルタイムに自由なエフェクトを簡単にレイヤーしていけるスピード感はたまりません!KAOSS PAD QUADは現場での瞬間の判断が要求されるDJ、ビートメイカーが真に求めていたエフェクトではないでしょうか?
担当:ルービン白井
KORG
http://www.korg.co.jp/Product/Dance/KPQ/
記事内に掲載されている価格は 2011年3月5日 時点での価格となります。
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