UVIは新製品のFM SUITEを中心に展示!このFM SUITEは5つの音源からなるインストゥルメントなのですが、使われている元のシンセのマニアック度もさることながら、一番面白い点はFMシンセにフォーカスしたサンプリング音源であるということです。単にFMシンセを作っても面白くないとの事で、実機のサンプリングとエフェクト部分でのシンセシスを融合したユニークなインストルメントに仕上がっています。
サンプリングとシンセシスの融合が例えばどんな部分かというと、例えばFMX-1Lには「FMIZER」なるパラメータがあります。これはFMシンセシスでアルゴリズムを変更した時のピッチが揺れたりといった独特の音の変化をシンセシスで表現するサウンドプロセッシングになります。
また、それとは違いFMX-2XLには「HWFX」というパラメーターがあり、これはHardWare FXの略称なのですが、実際にハードウェアでエフェクトをかけた時のサウンドがサンプリングされていてそれが付加され、これまた独特の風合いのサウンドに。
個人的にグッときたのがFMX-80Pです。これはYAMAHA の8オペレーターのFVX-1のサンプリングなのですが、元々はエレクトーンの拡張音源だったという事で非常にレアです。こちらのFXはサンプリングなのですが、コーラスやユニゾンなどのアンサンブル系のサウンドで、出音の太さに驚きました。
またJouéやEXPRESSIVE-E Touchéなどのコントローラで試奏もされていました。ちなみにUVI音源はポリフォニックアフタータッチに対応しているので、さらに表現の幅を広げることができそうです。
Writer:Shibuya
記事内に掲載されている価格は 2019年1月28日 時点での価格となります。
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