2012年6月に発表され、その販売が待たれていたMOTUオーディオI/Oの最新作「TRACK16」が遂に発売となりました!
TRACK16はデスクトップスタイルのコンパクトなボディに、ブレイクアウトケーブル経由で16in / 14outもの多入出力を誇る高機能オーディオI/Oです。MOTUはこれまでUltraLite-mk3やMicroBookIIなど、コンパクトなオーディオインターフェイスを多数リリースしてきましたが、TRACK16はそのどれとも異なるコンセプトの製品です。
サンプルレートは44.1~192kHz、ビットレートは24bitと高音質かつワイドレンジに対応しています。MacOS/Windows両OSに対応しており、接続はFireWire400とUSB2.0のディアルインターフェース仕様ですので、他のMOTU製品同様に使用環境を選びません。
コンパクトなボディの上面には、視認性の良い7段階のレベルメーター、ひときわ目立つ大きなロータリーエンコーダ、そして10個の自照式ボタンが配置されており、ボタン類はTrack16の各入出力の状況を素早く判断しつつ切り替えることが出来るため、使い勝手もかなり良さそうな印象を受けます。
先述した通り、入出力は非常に充実しておりなんと16in/14outに対応!これらはブレイクアウトケーブルや本体に内蔵されているジャックにより接続します。頻繁にケーブルを抜き差しする方へ向けて、近日中には頻繁に使われる入出力に機能を絞った「ブレイクアウトボックス」の発売も予定されているので、こちらも楽しみです。
Track16の各チャンネルのフェーダーやパンなどの制御は、他のMOTU製品同様に専用のコントロールソフト「CueMixFX」で行うことができ、内部DSPでチャンネル毎にEQやコンプ、リバーブなどのエフェクトを使用することが可能です。また、CueMixFXはOSCプロトコルにも対応しているため、TouchOSCを導入したiPadをサーフェースコントローラにしてCueMixFXを操作することも可能です。この今どきのツボを見事に突いてくるところが、MOTUならではといったところですね。
今オーディオI/Oの中で最も熾烈な競争繰り広げられている、デスクトップ型コンパクトI/O。多入力、多機能という武器を引っさげて、「Track16」はその中に一石を投じる製品といえるでしょう!
プライベートスタジオでの使用はもちろん、最大16入力という性能を活かして、ドラムレコーディングでも威力を発揮することでしょう。また、MOTUならではの高い安定性と扱いやすさから、初心者が最初に購入するオーディオI/Oとしてもオススメです!
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記事内に掲載されている価格は 2012年7月19日 時点での価格となります。
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