西海岸系シンセを独自の理念で進化させたEndorphin.es。
特徴的なゴールドパネルとキャッチーなモジュール名のShuttle System、ブラックカラーモデルではRoland CR-78からインスパイアされ現代向けにアレンジしたドラムモジュールBLCK_NOIRが人気のエンドルフィンから、今度は Roland TR-909にインスパイアされた7ボイスのドラム/パーカッシブ・シンセサイザーモジュール Queen of Pentacles が発売されました!
BLCK_NOIRが好評だったため黒パネルの継続とともに、新しいアルミ製のノブがデザインに完璧にマッチ。ノブのスタイルはTR-909ノブのスタイルと似ています。EDMとテクノに特化されたチューニングは、踊れるドラムサウンドを提供します。
7ボイスのアナログ & デジタル、ハイブリッド構成
アナログ3パート
・TR-909にインスパイアされた3つのアナログ・ディスクリート回路によるバスドラム、スネアドラム、クラップを搭載。「スペクトルアニメーション付き3倍バンド制限LSRFバイナリノイズ発生器」をディスクリートアナログ回路に注入する事により、トリガーされるたびに異なるサウンドが生成されます。波形の似たサウンドが逆相時に音を打ち消し合う現象を解消し、例えばクラップをスネアで補強する場合などに効果を発揮します。
デジタル4パート
・4つのサンプルベースのドラムスロットを持ち、初期設定はハイハット、ライド、クラッシュシンバルがアサインされています。マイクロSDカードから8ビットまたは16ビットのPCM WAVファイルをゼロレイテンシー(1ミリ秒にも満たない 10-20マイクロ秒以下)で再生する事が可能です。本体付属のマイクロSDカードには Nicolas Bougaïeff (Mute, Novamute)によるファクトリー・サンプル・プリセットが入っいるほか、自分のサンプルを使用することもできます。
現代のエレクトロニック・ミュージックのために録音された最新サウンド
Endorphin.esは、彼らの良き友人であるベルリンを拠点とするテクノプロデューサー、Nicolas Bougaïeff(Liine Lemurの共同創設者)とのコラボレーションを行いました。市場で最も有名なUSB-MIDI-CVインターフェイス/コンバーターの一つであるSHUTTLE CONTROLのエディターを担当してるNicolasは、新しいドラムモジュールのファクトリーサンプルバンクを彼自身のサンプルで作成しました。それに加えて、Endorhpin.esは独自のシンバルのサンプルを録音。RolandのサウンドエンジニアがTR-707やTR-909のサンプルに使用していたPaiste 602 15インチと18インチのオリジナルのハンドメイドシンバルを使用しています。そのサウンドをNicolasが加工して適度な荒さとパンチを加えて、テクノサウンドに仕上げました。
Queen of Pentaclesのサウンドは、クラブミュージックの愛好家が何百万回も聴いてきたサウンドに新しい感覚を吹き込んでいます。
その他の機能
・マスター・アイソレーター・スタイルのLP/HPフィルター、VCAコントロールとサチュレーター・ブースター付き
・Grand Terminal/Milky Way/Blck_Noirに見られる、合計16種類のエフェクトで構成される2バンクのオンボード・エフェクト・プロセッサを搭載
・AUX入力にオーディオ信号を読み込んでファームウェアアップデートが可能
記事内に掲載されている価格は 2020年9月9日 時点での価格となります。