みなさんこんにちは、Rock oN渋谷 店頭スタッフのAMANOです。
先日、WavesのDiamondがセールで過去最安値を更新しました! 在庫限り、セール価格でのご提供が可能ですので Wavesプラグインバンドルをまだ導入されていない方に向けて、Wavesを選ぶメリットやDiamondについてご紹介します!
Wavesのメリットって?
私が個人的に思う、Wavesを選ぶ大きなメリットは以下の3つです。
製品寿命が長い
Wavesのプラグイン全て非常に長寿です。30年に渡りプラグインを開発してきたWavesですが、ディスコン製品は1つとして無いそうです。「気に入っていたプラグインがバージョンアップで全然違う操作感に…」という事や、「開発終了で新しい環境ではインストール出来ない…」と言った事がありません。また、昔のセッションでも開けるという安心感は他のメーカーでは得難いメリットではないでしょうか。
普及率の高さ
Wavesのプラグインは業界標準と言って差し支えないほど、幅広いユーザーに使われています。ユーザーが多いという事はすなわちナレッジが豊富にあるという事。使い方の説明や、プロの活用方など、様々な解説が無数にあるので、きっとすぐに使いこなせるようになると思います。また、例えば「Pro Toolsのセッションをエンジニアとやり取りする」なんてシチュエーションでもコミット(=プラグインが掛かった後の音を書き出す)せずにそのまま渡せちゃう可能性が高い、というのも大きなメリットかもしれません。
圧倒的なコストパフォーマンス
ここ数年でWaves製品、特にバンドル製品のプライスレンジはかなり下がり、ほとんどのバンドルが数万円で購入出来るようになっています。「昔はMercuryが100万円でさぁ…」とはロックオンでも良く聞く言葉ですが、今は初心者の方にもお求め安い価格になりました。今回取り上げているDIAMONDには69種類(!)ものプラグインが収録されています。長きに渡って第一線で使われ続けてきた道具として考えると、今の価格のコストパフォーマンスの高さに納得頂けるとと思います。
DIAMONDの収録プラグインの特徴は?
さて、そんなWavesの数あるプラグインバンドルの中で、Diamondはどういう立ち位置なのでしょうか。数あるバンドル製品の中でも収録プラグイン数は上位から数えて3番目。内容は、イコライザーやコンプレッサー等、編集やミキシングに必須なプラグインはもちろん、積極的な音色加工のプラグインに加え、ノイズ除去系のプラグインまで多数収録されています。ノイズ除去という事で録音や整音作業の多い方には特におすすめですが、録音等をされない方にも非常にバランスの良い内容になっています。
HORIZONとの違いは?
よくDiamondと引き合いに出されるのがHorizonというバンドル。収録プラグイン数はHorizonの方が多いですが、Diamondに含まれていてHorizonには含まれていない製品もあるので、一概にHorizonの方が上!とも言えないのです。Diamondにはノイズ除去系プラグインが多く、Horizonにはノイズ除去系が収録されない代わりにアナログモデリング系のプラグインを中心に収録されています。
DIAMONDの中の、おすすめプラグイン
「プラグインがたくさん収録されているのはわかったけど、何から使えばいいの?」とお考えの方のために、Diamondに収録されている製品の中から個人的なオススメをいくつかご紹介します。これらを単品で買い揃えるだけでもDiamondの価格を超えてしまいますからね…なんとお買い得なんでしょうか…下記にご紹介した以外にも制作に役立つ便利なプラグインが多数収録されていますから、ぜひ色々試して、お気に入りのプラグインを探してみてください。
2つのフェーダーでセンター成分とサイド成分の音量バランスを簡単に調整出来るプラグイン。サイドの強調や、台詞に合わせてセンターを下げる等、様々な場面で有効です。
ラウドネスメーターです。ラウドネスメーターはDAWには付属する事は少ないので、こういうバンドルに付いてくると嬉しいですね。
超カンタンUIのオーバードライブプラグインです。深く歪ませても耳障りな音になりにくく、歪ませた後のトーンの調整が不要で時短になります。
シンプルなフィルタープラグインです。フィルターパターンが複数から選べるので、曲のイントロにフィルターを掛けるような使い方はもちろん、レゾナンスを強調させてグリグリとオートメーションを書いてベースをワウワウ言わせるなど、いろいろな素材に簡単に使えて便利です。
一言で言えば「アナログ感」を調整してくれる稀有なプラグインです。ちょっと際立たせたいトラックに掛けてもよし、マスターに掛けてもよしの優れもの。濃い味付けのアウトボードに通したような質感が複雑な設定なしに得られます。
コンソールエミュレーションのプラグインです。全トラックにインサートする事でアナログコンソールの質感を得ることが出来ます。個人的にはMIKEモードでエレキギターをガッツリ歪ませるような使い方も好きです。
トランジェント(音の立ち上がり)とサステインを強調もしくは減衰可能なプラグインです。似た機能の他メーカー製品に比べてとにかく自然な変化で、さりげなく音の前後感を調整したり、スネアのアンビエント感を操作する事が可能です。
倍音を付与するプラグインですが、世に数あるアナログアウトボード系のプラグインと違い、偶数倍音と奇数倍音を個別に操作可能な点が特徴です。複雑なパーカッションの住み分けや、ギラつき感の調整、温かみの調整等、アイディア次第で使い所たくさんです。
WUP代わりにもいかが?GOLDやPLATINUMからのアップグレードも可能!
最後に、下位バンドルからのお得なアップグレードも可能ですよ、という案内と共に意外と盲点なWUPについて。
WUPとは「Waves Update Plan」の略で、プラグインの更新(バージョンアップ)に必要な権利の事です。冒頭で述べた通り製品寿命の長いWavesならではのアップデートの仕組みです。Waves製品は登録日から1年間、WUPが有効になります。WUPが有効の間にプラグインの新しいバージョンがリリースされた場合、無償でバージョンアップ可能です。WUPが失効してしまったプラグインはバージョンアップが出来ません。失効したWUPは有償で更新可能です。Wavesはアップグレード版を購入するとWUPも一緒に更新されるので、「ただWUPを購入するより上位バンドルにアップグレードした方がお得だった!」なんて事がよくあります。
ちょうど2022年1月23日よりアップグレードのセールも始まっています。(終了日未定) Waves V13は既にMac OS 12.0.1 Montereyにも対応していますので、OSのアップデートに迫られている方はこれを機にDiamondへのアップグレードもいかがでしょうか?
WUPについて、詳しくはこちらをご覧ください。
最後の最後に、Diamondに含まれるプラグイン一覧をご紹介します。単品のプラグインの価格が3~4000円程度であることが多いので、この中に6~7個ほど気になるプラグインがある方は「買い」ですね!大変お得なDiamond、ぜひお見逃しなく!
記事内に掲載されている価格は 2022年1月31日 時点での価格となります。