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17
Dec.2013
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The SSL Legends連動企画〜歴史が裏付ける名プロダクト達〜『第三回:X-Desk』

広い分野で活躍されている方からご好評いただいている、「The SSL Legends連動企画〜歴史が裏付ける名プロダクト達〜」。本日取り上げるのはX-Deskです。

X-Deskの見た目はシンプルなコンパクトなミキサーのようです。しかし本機はSSLの技術の粋が凝縮された、非常にインテリジェンスな機能を持つ、20inputのラインミキサーなのです。

まず音質から。X-DeskはSSLの9000シリーズから採用されている、トランスやコンデンサなど音質に影響するパーツを排除したSuperAnaloge回路を基本原理にコンパクトに再設計されています。DCサーボ、完全バランス、半導体素子の厳選などコストとして非常にかかってしまうSuperAnalogue回路ですが非常に優れた音響特性を持っています。


図の赤い線が周波数特性となっており、人間の可聴範囲といわれる20Hzから20KHzまで誤差のない非常にきれいな特性となっています。ミキサーで色づけすること無く原音をリアルに表現出来ることがわかりますね。一方青い線は位相特性を表しており、こちらも非常に優秀な特性をもっていることがわかります。またSuperAnalogue回路はコンデンサ(コンデンサの動作原理として容量を一度ためてから放出することとなるので遅延が出ます。この遅延は位相特性にも大きく影響してくる部分です)を使用していないので応答特性も非常に早い、まさに理想的なラインミキサーともいえるでしょう。

次に接続を見ていきましょう。こちらはDAWで想定される一般的なセッティングとなるでしょう。まずマイクプリ等からラインレベルに整えられた信号をDB25規格で背面のLINE INに接続します。

ここでのミソはインターフェイスに入る前にレベルコントロールが出来るということです。いわゆる手コンプといった形でADに入力する音を調整しながら取り込むことができます。

例えば、サビで明らかにボーカルの音量が上がることを事前に想定出来る場合AD入力でのクリップを避けるために若干ボリュームを落としてあげることで(ボーカルに気づかれないように!ここもエンジニアのテクニック(笑))回避することが出来ます。

各チャンネルにインサートがついていますので、ここで音質のトリートメントをしておいてあげてもいいですね。
そして、その信号をCHANNEL OUTでインターフェイスに取り込みDAW上でいつもの作業をしましょう。
そして、DAWからALT INにてプレイバックリターンをし、サミングをします。2MIXを2CHに立ち上げるのも手っ取り早いですが、折角ならSuperAnalogue回路上でのサミングを堪能しましょう!!
もちろんモニターセクションもあり、2系統のモニターアウトプット、ヘッドホンアウトプットもついています。また、最終的なメイン2CHに対しMASTERインサートが装備されているので前回ご紹介した
Stereo Bus Compressorをがっつりかけるのもいいですね!

更に応用した例がこちらになります。複数台のX-deskをカスケード接続することによって大規模なシステム構築も可能。自宅にも導入出来るSSLの卓となるわけです。

品質面のこだわりからMade in Englandを貫き通し、パーツのクオリティも下げること無く低コストを貫き通した(メイン基盤を小さくすることにより1枚のシートから2枚の基盤を作成しコストダウンや、SSL製品に代表されるシルバーパネルをグレーにすることでコストダウンする等大変な努力があったようです)X-Desk。これを高いと思うか安いと思うかはあなた次第です!


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記事内に掲載されている価格は 2013年12月17日 時点での価格となります。

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