FIIOのアナログ愛好家向けポータブルカセットプレイヤーCP13に、「Red」と「Transparent」が加わり、合計4色展開となりました!
さらに、ハイレゾ対応マルチBAイヤホン「FA19」も同時発売!
CP13
ハイレゾ対応マルチBAイヤホン「FA19」発売!
ポータブルカセットプレイヤーCP13
CP13は、FIIO製品の新たなるカテゴリとして、レトロでありながらも新しいデザインコンセプトを持たせた「復刻シリーズ」の第一弾となるポータブルカセットプレーヤーです。懐かしさだけでなく優れた品質を追求し、現在では希少となった構成部品のサプライチェーンと協力し試行錯誤を繰り返して誕生した、新時代のカセットプレーヤーとして登場しました。
主な特徴
クラシックでモダンなオーディオ・プレーヤー1980年代から1990年代にかけてカセットテープは大流行し、それに伴いカセットプレーヤーも多くの世代に普及しました。しかし、現在ではカセットプレーヤーの構成部品のサプライチェーンがほとんど存在せず、CP13の開発は初期段階に非常に困難を極め、開発中止の危機に瀕しました。しかし、長い時間をかけて開発を着実に進め、ついに今回の発売に至りました。 クラシックなスタイルで音楽を懐かしむ一方で、常に新しい音楽の楽しみ方を模索するCP13では、慣れ親しんだ心地よいピュア・アナログ・サウンドを再び楽しむことを実現しました。
超大型純銅製フライホイールにより、極めて低いレベルのワウ・フラッターを実現CP13は、直径30.4mm、厚さ4mmの超大型純銅製フライホイールを採用しています。このフライホイールは高品質の銅素材で作られており、一般的なカセットプレーヤーに搭載されているものよりも大きな直径です。これにより再生時にテープのリールがスムーズに動き、回転むらを示すワウ・フラッターを極めて低レベルに抑えることが可能になり、より安定した高音質を実現します。
高電圧駆動モーターによる安定したテープ走行CP13は、4.2V電源で駆動する高電圧モーターを採用しています。これは一般的なカセットプレーヤーで用いられる1.8Vや3Vよりも高い電圧です。この電源は、モーター速度安定化回路と連動しており、必要に応じてモーターの抵抗を増加させることで動作速度を安定させます。
最適な磁気ヘッド構造により外部干渉からの保護や耐摩耗性が向上。バランス回路設計による高S/N比、低歪みを実現妥協のない部品選定を行うことにより、品質に優れたヘッドのみを厳選しています。さらに、CP13の製造方法を厳格に管理し、テープを読み取る磁気ヘッドの左右のチャンネル差を一般的なカセットプレーヤーよりもはるかに少なく、最小限に抑えています。さらに、磁気ヘッドには厚みを増したカバーを採用することで、外部干渉に対する保護や耐摩耗性を向上させ、長寿命化を実現しています。ヘッド構造はバランス回路設計を採用し、より安定した信号伝送、高いS/N比、低歪みを実現しています。
完全アナログ回路によりピュアなアナログ音質を実現CP13のオーディオ回路は、磁気テープヘッドから信号増幅に至るまで、完全にアナログ回路で構成されています。これにより、クラシックなアナログ音質を実現しています。
オペアンプ「JRC5532」搭載、心地よいアナログサウンドを再現CP13では、「キング・オブ・オペアンプ」として知られるJRC5532を採用しています。このオペアンプをフルアナログオーディオ回路に搭載することで、親しみやすく心地よいサウンドが印象に残るでしょう。
レトロで新しいアルミニウム合金製ダブルカラーケースCP13は、入念に作られたオールアルミニウム合金のダブルカラーケースが特徴です。角型でありながら丸みを帯びたデザインを完璧に引き立てるネジのない構造から、人間工学と調和した美しさを感じていただけます。また、アルミニウム合金製のボリュームノブには、大型のアナログボリュームポテンショメーターが配置されています。一般的なカセットプレーヤーに使用されるフラットなポテンショメーターと比較して、信頼性が高く、安定したサウンド調整を実現するだけでなく、使用感も向上しています。
13時間の長寿命バッテリーとデュアルモード電源による長時間再生CP13は、長時間バッテリー駆動が可能で、1800mAhのリチウム電池を搭載しています。通常のバッテリーよりも長時間電力を供給し、13時間のバッテリー寿命と268日間の待機時間を実現しています。 さらに、デュアルモード電源を採用しており、5V電源アダプターに接続するとUSB Type-Cポートから充電できます。FIIOによる安全な充電回路設計により、CP13を充電しながら使用することができ、途切れることなく高音質サウンドを楽しむ安心感を実現しました。
サイズへのこだわりを持ったコンパクトデザインFIIOはCP13を可能な限りコンパクトにすることにこだわり、厚さ31.8mmという薄さとコンパクトさを実現しました。
ハイレゾ対応マルチBAイヤホン FA19
FA19は、複数のバランスドアーマチュアドライバー(BAドライバー)を搭載する、FAシリーズにおけるフラッグシップモデルとして開発されたイヤホンです。高域用に4つ、中域用に2つ、低域用に4つのBAドライバーを搭載した合計10ドライバー構成(片側)と、3Dプリンターを用いることで実現した様々な高音質技術を惜しみなく搭載することで、フラグシップモデルに相応しい高音質を実現しました。
主な特長・マルチBA型イヤホンのマスターピースを目指し設計された FIIO渾身のフラグシップモデル
・片側あたり10基のKnowles製BAドライバーを搭載
・正確な帯域分割を実現する3Wayクロスオーバー設計
・FIIOとKnowles社の共同開発によるカスタム仕様低域用BAドライバー
・深い低域レンジを実現する「ネガティブ・フィードバック低域向上システム」搭載
・低域用ドライバーの性能を引き出すS.Turboテクノロジー
・クリーンな中域を実現するノッチフィルターテクノロジーを搭載
・周波数特性を瞬時に切り替えるディップスイッチを搭載
・多彩な高音質技術を支える3Dプリント筐体を採用
・3.5/4.4mmプラグが付け替え可能な高純度純銀ケーブル
・ハイレゾオーディオ認証を取得
片側あたり10基のKnowles製BAドライバーを搭載FA19は、片側あたり合計10基のKnowles製バランスド・アーマチュアドライバー(以下、BAドライバー)を搭載し、FIIOが設計とチューニングに3年もの歳月を費やして開発した、マルチBA型イヤホンのフラグシップモデルです。高域用のドライバーにはKnowles社「SWFK-31736」を、中域用のドライバーには同「EDシリーズ」の特製仕様を採用することで、空気感の再現性や情報量に優れ、帯域間の繋がりが極めて自然なサウンドを実現します。また、低域用にはマルチBA型イヤホンの限界を打ち破るような深みのあるローエンドを実現するため、FIIOがKnowles社と共同開発したカスタム仕様のドライバーを採用しました。これらBAドライバーに緻密な音響チューニングを施すことで、まるでシングルドライバーのイヤホンを聞いているように、全帯域にわたって自然かつ滑らかで、非常に解像感の高いサウンドを提供します。
正確な帯域分割を実現する3Wayクロスオーバー設計FA19は、原音に忠実な音再現を可能とするため、帯域ごとに複数のBAドライバーを搭載することで、音の情報量や分解能、ダイナミクスの再現性を飛躍的に高めています。
さらに、高域、中域、低域用に搭載されたBAドライバーを、3Way クロスオーバーネットワーク回路を用いて帯域分割することで、明瞭感に優れた正確な音再現を実現します。また、クロスオーバーネットワーク回路には、メディカルグレードのルビコン製フィルムコンデンサを採用しました。このコンデンサは、一般的なコンデンサが約1%前後の許容差なのに対して、許容差0.1%という驚異的な性能を発揮します。これにより、クロスオーバーネットワーク回路による音質への悪影響を抑制し、正確な帯域分割を可能とします。
FIIOとKnowles社の共同開発によるカスタム仕様低域用BAドライバーFIIOはKnowles社の共同開発により、通気処理能力の向上などによる全体性能強化を実現した低域用BAドライバーを開発しました。FA19は緻密かつ力強い低音を余すところなく再現するために、このカスタム仕様のドライバーを各チャネルに4基ずつ搭載しています。
深い低域レンジを実現する「ネガティブ・フィードバック低域向上システム」搭載FA19は、深みのある低域を実現するために、DLP 3Dプリンターを用いて作成された「ネガティブ・フィードバック低域向上システム」を搭載しています。この技術により、4つの低域用ドライバーが発する低周波をシェルの背面に誘導し、共鳴周波数を下げることで低域の再生レンジを効果的に拡張します。また、この技術は外耳道内の空気圧を緩和させることで、耳への負担を軽減し、サウンドステージを広げる役割も担います。
低域用ドライバーの性能を引き出すS.TurboテクノロジーFA19は、低音域のクオリティを損なわずクリアな中高音域を実現するため、FIIOの特許技術*である「S.Turboテクノロジー」を搭載しています。低域用BAドライバーが発する高音成分をこの音響構造が自然にフィルタリングすることで、複数のドライバー間で発生する音の干渉を抑制し、自然で豊かな低域と理想的な周波数特性を両立します。*中国特許証明書番号:ZL2018211416279
クリーンな中域を実現するノッチフィルターテクノロジーを搭載FA19は、中域用BAドライバーのパフォーマンスを最大限発揮するため、「ノッチフィルターテクノロジー」を採用しています。この技術は専用設計のレゾネーターを用いて、音質に悪影響を及ぼす共振や耳触りな破擦音を効果的に排除します。
中域の表現を向上
搭載する中域用BAドライバーは本来の高解像度・高精細なサウンドを発揮するだけでなく、1kHzから3kHzの帯域を増幅することで、厚みがあり、熱量を感じさせる中域再生を実現します。
歯擦音の排除
8kHz付近の帯域をフィルタリングすることで、耳触りな歯擦音のない明瞭なサウンドを実現します。
クロスオーバーポイントの音の濁りを抑制
高域用ドライバーと中域用ドライバーのクロスオーバーポイントを3.5kHz付近にシフトすることで、帯域の分割をより明確にし、ドライバー間の再生周波数帯域の重複を効果的に排除します。
ノッチフィルターテクノロジーの原理
レゾネーターに、定められた周波数に近い音波が入ると、ヘルムホルツ共鳴による空気振動の摩擦が発生し、音波は熱エネルギーに変換され吸収されます。この仕組みを利用することで、 FA19の中域用BAドライバーが発する高周波を減退させ、物理的なクロスオーバーとして機能します。
周波数特性を瞬時に切り替えるディップスイッチを搭載FA19では、本体に備わったディップスイッチを切り替えることで、二つの音色を楽しむことが可能です。モニターモードでは透明感や広帯域に渡って高い解像感を提供し、Hi-Fiモードでは中低域が豊かで音楽の熱量を感じさせるサウンドを提供します。
ー=「モニター モード」:
原音に忠実な高音域を緻密に再現し、オーディオ制作現場での使用にも最適です。
ON=「HiFi モード」:
中音、低音のインパクトと量感を高め、心地よいHiFiサウンド視聴に理想的なモードです。
多彩な高音質技術を支える3Dプリント筐体を採用FA19は、10基のBAドライバーを正確に配置し、様々な高音質技術を搭載するために、0.0375mmまでのプリント精度を持つ高度なDLP-3D印刷方式で作られた、3Dプリント筐体を採用しました。度重なる測定と装着テストを経て、快適な装着感と耐久性を兼ね備えた理想的なバランスを実現しました。
3.5/4.4mmプラグが付け替え可能な高純度純銀ケーブルFA19には、28本の撚り線をさらに8つ編みした、合計224本の高純度純銀素材によるケーブルが標準装備されています。TPU被覆により絶縁されたケーブルを4本編み込み、極めてピュアな音楽信号の伝達を実現しています。また、ケーブルシースには環境負荷の小さい、医療グレードのTPU素材は透明感に優れるだけでなく、長期間使用による黄変や低温環境下での硬化に対する耐性を備えており、安心して長期にわたるご使用をいただけます。
イヤホン側コネクターにはMMCXコネクターを採用、プレーヤー側プラグは交換が可能な構造になっているため、このケーブル一本で標準的な3.5mmプラグを用いた接続と4.4mmバランス接続の両方を楽しめます。
※本交換式オーディオプラグは、FABRILOUSの特許技術です。
ハイレゾオーディオ認証を取得FA19は、日本オーディオ協会が定めるハイレゾオーディオ認証を取得しています。
記事内に掲載されている価格は 2024年6月7日 時点での価格となります。
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