
ウィスパーボーカルの特徴である高音域を集音し、微細な表現に対応するには、やはり超高音域に伸びる周波数特性を備えたマイクをチョイスすることがセオリーでしょう。一般的に20kHz以上の音は可聴帯域外として人間には「聴こえない」ものとして認識されていますが、一方、「可聴帯域外の音(この場合、人間にとって空気の振動というべきでしょうか?)が重要な意味を持っている」という認識は、例えば96kHz/24bitなどのハイサンプリングレート音源に接したことがある人ならば、おおきく頷くことができる主張で、20kHz以上の帯域は、音の艶や奥行きを表現するのに重要な影響を与えていると言えます。パワーで押し出す熱唱スタイルがあなたの持ち味でなく、囁きながらもその微細な漏れ出る息の微かな大小で歌の感情を表現するスタイルのボーカリストなら、ぜひ、こういった「可聴帯域外の音」の持つ意味を大切に捉えて頂きたいと思います。
こういった観点でお勧めしたい1本はEarthworksが誇る世界初のハイ・ディフィニション・ボーカルマイクSR40V。革新性を持って設計された独自回路により、なんと40kHzまでフラットかつ素早いインパルス・レスポンスを実現し、一般的なヴォーカル・マイクでは捉えられない、微細なディテールまで再生されることに驚くでしょう。
ウィスパースタイルで懸念されるのは声量の小ささ。マイクプリのゲインを上げる事で、ノイズへの対処が懸念されますが、SR40Vはマイク本体を握ることによるハンドノイズや、収音力の高さから起きるハウリングなど、コンデンサーマイクならではの問題を独自の技術で解消するコンデンサー・ハンドヘルドマイク。スタジオはもちろんのこと、ステージでも臆せず、ダイナミックマイクと同じ感覚で扱うことができます。
記事内に掲載されている価格は 2013年8月23日 時点での価格となります。
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