全米のトップスタジオデザイナーChris Pelonis氏が率いるPelonis Soundは、スタジオ設計や音響測定、マルチ・メディア制作環境やライブ会場、教会、シアターの構築支援などのサービスを総合的に提供している企業です。
この度日本でも発売が開始されたPelonis Sound Model 42は、Chris氏が幾度と重ねて来た音響現場の構築で培った経験を元に、正確でフラットであることはもちろん「高いバランス性能を持ったモニタースピーカーを作りたい」という理想を形にした製品です。
Model 42は、特徴的なひし形エンクロージャーにTannoy製デュアル同軸ドライバを装備したスピーカーユニット×2本と、1UサイズのDSP内蔵パワーアンプがセットとなっています。
● 同軸スピーカー
このスピーカーユニットは、ツイーターとウーファーそれぞれのドライバーが同軸上にマウントされるため点音源となり、さらに各ドライバーの音が耳へ到着する時間のズレが解消されることで、スピーカーの周波数特性と位相特性をリスニング・ポジションに関わらず一定に保つことを可能にします。タンノイ製ドライバーを使用することにより幅広いレンジ感と高い解像度を約束。素晴らしい定位感を演出してくれます。
● ひし型エンクロージャー
Pelonis Soundがパテントも取得しているひし型のスピーカーは、どのようなスタジオのセッティングであってもベストなリスニングポイントを獲得するための設置性を追求した結果です。合計3種類の設置方法で、ユーザーの耳に最適な軌跡を描いて音を届けます。例えば並行に設置した際は自動的に内向きになるので、的確な角度、リスニングポジションを得ることが可能です!
Model 42は「EQ」「Delay」「Level」を可変できるDSPを内蔵していて、「CP Controlソフトウェア」をインストールしたパソコンからコントロールすることができます。ルームアコースティックの測定機器などと併用することで、よりフラットなモニタリング環境を構築することが可能となります。
Pelonis Sound Model 42は、コンパクトサイズながら「同軸スピーカーによる点音源」「ひし型エンクロージャーによるベストなリスニング環境」「内部DSPによるスタジオ環境への最適化」というエンジニアが求める、正確なモニタリング環境構築のために必要な機能が詰まっています。
Rock oN的お薦めとしては、スピーカーからピンクノイズ等を再生させ、今話題のiPhone / iPad用測定マイクロフォンMicW i436を使用して、ルームアコースティックのピーク&ディップを測定し、内蔵イコライザーで細かくチューニングする合わせ技を提案します!部屋に合わせて最適なサウンドになるようにバンバン測定しちゃいましょう!
Model 42は小型ゆえに、制作するジャンルやプロジェクトによっては低域の再生能力がさらに欲しくなる場合もあります。そんな時は、Model 42シリーズ専用サブウーファー「Model 42 LF」も一緒に導入してください!専用機ならではのベストなクロスオーバーポイント/特性で、クセの無いナチュラルなローエンド(〜28Hz)の再生を約束します。
記事内に掲載されている価格は 2012年7月25日 時点での価格となります。
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