タイムドメインテクノロジーを世界的に広めるきっかけを作ったFUJITSU TENのECLIPSEブランド。そこから制作業界のニーズにジャストで応える新製品が発売となりました!
TD-M1はECLIPSEシリーズ初のパワードモニタースピーカー。DAコンバーターとデジタルパワーアンプに加え、その他革新的な機能により「正確無比」なサウンドを再生します。
熟練のエンジニアがファーストインプレッションを行った際に、自身の作品に違和感さえ感じたというほどの高解像度と正確さ。ECLIPSE TD-M1 は脳外科医の緻密なオペレーションのように緻密なミックスワークを可能にします。
概要
音の入り口から出口までを「波形忠実再生」の視点で徹底追求
入力側にはアナログ入力端子(3.5mmステレオミニ)に加え、CD(44.1kHz/16bit)の約6.5倍の情報量を持つ192kHz/24bitのUSBオーディオ入力を搭載。出力側にもSN比、歪率に優れた世界最高レベルの192kHz/24bit対応のDAコンバーターを搭載しました。原音に忠実なレコーディング時のマスター音源相当の高音質な音楽データの魅力を、余すことなく再生可能です。
「より正確な音」の再生を目指し、
Non Over Sampling DAコンバーター(NOS-DAC)を搭載
また、入力された音楽信号を忠実に増幅させる為に、Class-DアンプICとして出力電圧、SN比、歪率に優れた、小型・高効率デジタルアンプを厳選して搭載。
アンプICの周辺回路においても、時間波形の正確さを軸に徹底した回路設計を行っています。
AirPlay対応Wi-Fiネットワークメディアモジュールを搭載
AirPlay対応Wi-Fiネットワークメディアモジュール搭載し、ルーターを介さずにiPhone、iPad、Macなどからワイヤレスに直接接続が可能です。CD同等(44.1kHz/16bit)の高品質なロスレスオーディオのストリーミング再生が楽しめます
解説
ECLIPSEの根源的なコンセプトと言える『正確性』。これを音源再生に例えると、音源を忠実に再生するため、必要となる『プレーヤー』『アンプ』『スピーカー』といった機器に一切に色づけが無く、最終的なインパルス応答がインパルスに近い状態を表します。
原音に忠実であるという事はリファレンスにおける最も重要な基準と言えるでしょう。
そして音の波形が正確であれば、必然的に音の立上がりが素早いトランジェント特性が高い音が再現され、トランジェント特性の良さは、必然的に音色表現の差までも如実に描き出す要素となっていきます。
『正確』である事を単なる周波数特性(重低音や高域の伸び)だけにおさめず、過度特性を重要なファクターとすることこそ、ECLIPSEシリーズが世界的な評価を受ける大きな要因であり、音源制作における『原音忠実再現』の言葉を真に追求したモニターと言えます。
今回のTD-M1ではクラスDアンプを搭載し、24bit/192kHzでの再生を実現していますが、本機に搭載されたNOS-DAC(Non Over Sampling D/A Converter)は過度特性までを捉えたECLIPSEの正確性を強く表しています。
通常デジタル信号をアナログ信号に変換する際に、折り返しノイズ除去のためにオーバーサンプリングを用いるのが定石ですが、最終的なインパルス応答がインパルスに近いという観点からあえてオーバーサンプリングをしないD/Aコンバーターを搭載した事は本機の大きな特徴であり、製品ポリシーを表す開発エピソードと言えるでしょう。
視聴はココを聴く
ECLIPSEモニターを店頭で試聴する際は、1曲のファーストインプレッションだけで判断せず、様々な音源、可能なら自らがミックスした音源を持って試聴してみて下さい。そうすれば真のリファレンスとして手放せない1台としての魅力がきっと見えてくるはずです。
記事内に掲載されている価格は 2017年4月18日 時点での価格となります。
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