Steinberg / YAMAHAから続々と新製品が発表に!その中で特にRock oNが注目する3製品をご紹介します!
Dorico
スタインバーグ初の本格的な楽譜作成ソフトウェア「Dorico」。シングルウィンドウによるシンプルで直感的なワークフローと、独自のページレイアウト機能による美しい譜面作成機能を持ちます。また、豊富なショートカットキーや64bitOSのために設計されている高速動作で作業の効率も高い事が魅力です。
1. 無駄のないワークフローとプロジェクト管理機能
『Dorico』は、単一ディスプレイのノートパソコンで快適かつ効率的に使用できるように設計されており、ソナタ、交響曲、歌集、ミュージカル、オペラなど、複数の楽章で構成される音楽を簡単かつシンプルに編集できます。
各プロジェクトファイルには、「フロー」と呼ばれる独立した楽譜を必要なだけ含めることができます。各フローは、記譜、配置、および処理を個別に行えるため、複雑な楽譜でも安心して作成できます。また、複数のフローを使用した楽器パートの作成も簡単に行なえます。
2. 大規模なオーケストラ楽譜をスムーズに作成できる基本性能
『Dorico』は、64ビットコンピューターを想定して構築しています。高性能CPUのマルチコアを活かした完全なマルチスレッド化により、お使いのシステムの処理能力を余すところなく発揮できます。大規模なオーケストラ用の長大な楽譜を入力するときも、単一の楽器用の楽譜を作成するのと同じようにすばやく入力でき、プロジェクトが大きくなってもパフォーマンスが低下しません。画素密度の高い高解像度ディスプレイでも、なめらかに楽譜をスクロールできます。
3. 柔軟な入力と編集
インターフェースには「設定」「記譜」「浄書」「再生」「印刷」の5つのモードがあり、ツールバーから1クリックでアクセスできます。ウィンドウの左右と下部には折りたたみ式パネルがあり、ディスプレイ上に大きく楽譜を表示したい時は、1クリック、またはキーボードショートカットでパネルを非表示にできます。また、ウィンドウ設定がプロジェクトごとに記憶され、作業を再開するたびに復元されます。
記譜は、単一のキーでデュレーション、臨時記号、アーティキュレーション、および音符のピッチを設定できます。その他の項目についてもShiftと文字キーなど、簡単に覚えられるキーボードショートカットを使用することで、ほとんどすべての記譜をコンピューターのキーボードだけで入力できます。
4. 優れたグラフィックと美しい音符間隔
『Dorico』の中心となる自動浄書エンジンは、世界で最も要求の厳しい楽譜出版社と仕事をしている経験豊富な浄書家の監修の元に開発されており、少ない手間で、優雅で美しい楽譜を作成できます。
デフォルトのBravuraフォントの各記号の緻密なデザインから、各記譜要素の正確な配置規則まで、楽譜の外観のすみずみに細心の注意を払っています。明瞭さや読みやすさを損なうことなく、常に美しい一貫性とバランスで音符間隔が設定され、ページ上の間隔が縦方向にも横方向にも美しく配置されるように、組段内の譜表間の距離とページ内の組段間の距離が自動的に調整されます。
5. 強力なページレイアウト
独自のページレイアウト機能によって、楽譜、テキスト、およびグラフィック用のフレームを、あらゆる種類のプロジェクトに合わせて好きなように配置できます。フレームのプリセット配置をマスターページとして定義しておけば、複数のプロジェクトに繰り返し適用でき、ページサイズが異なる場合でも動的かつ自動的に調整されます。演奏の指示、せりふ用の合図、校訂報告、追加の歌詞などを記入するためのテキストフレームを作成できます。複雑なレイアウトをすべて1つのアプリケーションで作成できるツールを提供しており、プロジェクトの初期設定とそのあとの改訂の両方について時間を節約することができます。
6.「Cubase」「Nuendo」と同じオーディオエンジンと充実したサウンドコンテンツ
『Dorico』には、DAWソフトウェア「Cubase」や「Nuendo」と同じオーディオエンジンを搭載しています。クリアな32ビット浮動小数点解像度と192kHzのサンプリングレート、「VST3」に準拠したすべてのバーチャルインストゥルメントとエフェクトをサポートしており、楽譜に記された演奏技法をバーチャルインストゥルメントの再生に簡単にマッピングできる「VST Expression 2」と、ノートごとにエクスプレッションコントロールを行なえる「VST Note Expression」もサポートしています。
再生モードでは、ピアノロールとオートメーションレーンを使用して、楽曲のMIDI演奏を編集でき、ミキサーウィンドウでは、再生バランスの調節、チャンネルストリップエフェクトの追加、オーディオ信号のルーティングをコントロールできます。楽譜の確認や音楽制作に使用できる「HALion Sonic SE 2」のサウンドが1,300以上含まれているほか、「HALion Symphonic Orchestra」ライブラリーも付属しており、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器と数十種類の演奏技法を含む100以上のパッチとコンビネーションを用意しています。
また、ハイエンドなコンプレッサーやブリックウォールリミッター、チャンネルストリップエフェクト、ギターアンプモデリング、「REVerence」コンボリューションリバーブプロセッサーなどを含むエフェクトプラグインが25種類以上付属しています。
7. 印刷とグラフィックの書き出し
印刷モードでは、お使いのプリンターでプロジェクトをすばやく簡単に印刷できます。また、楽譜をPDF、SVG、およびTIFF形式で書き出すことができます。印刷会社や出版社に渡す楽譜を作成する場合は、ブラックを100%キー(ブラックインク)として指定するモノクロPDFを作成できます。
また、「Cubase」や他のDAWや楽譜作成プログラムから書き出したMusicXMLファイルやMIDIファイルを読み込むことができます。MusicXMLファイルを書き出すこともできるため、『Dorico』で開始したプロジェクトを他のアプリケーションに取り込むこともできます。
UR22mkII Recording Pack
『UR22mkIIRecordingPack』は、スタインバーグのUSBオーディオインターフェース「UR22mkII」に、スタジオモニターヘッドホン「ST-H01」、スタジオコンデンサーマイク「ST-M01」(マイクマウント、ローノイズマイクケーブル付)をバンドルしたパッケージです。ソフトウェアは「CubaseAI」「WaveLabLE」「CubasisLE」を付属しており、買ったその日からレコーディング/音楽制作が行えます。
1. Mac / Windows / iPad対応のUSB 2.0 オーディオインターフェース
「UR22mkII」フロントの入力部には、高品位マイクプリアンプ「D-Pre」を2基搭載、Ch2のTRS入力はHi-Z切換えができるため、エレキギターやベースをダイレクトに接続することもできます。リアには、TRS出力×2、MIDI入出力を搭載しているため、シンセサイザーなどのMIDI楽器やパワードモニタースピーカーなどを接続し、本格的な音楽制作環境を構築することができます。
また、「ループバック機能」も搭載されており本体の入力端子に入力されているオーディオ信号(マイク、ギターなど)と、Mac/Windowsで使用中のソフトウェアから再生されているBGMなどのオーディオ信号を本体内で2チャンネルにミックスし、コンピューターを通じてインターネットに配信することができます。
2. スタジオコンデンサーマイク「ST-M01」
「ST-M01」は、高感度で広い周波数特性を備えたスタジオコンデンサーマイクです。ボーカルやアコースティック楽器の音をありのままにとらえます。
3. スタジオモニター ヘッドホン「ST-H01」
「ST-H01」は、正確なレスポンスと快適な装着感を提供するスタジオモニターヘッドホンです。全帯域の音を忠実に再現し、レコーディング、音楽制作、ミキシング時のモニターリングにおいて正確な判断が行えます。
また、密閉型のためボーカルや楽器のレコーディングの際にヘッドホンからの漏れる音が不要に録音されるのを防ぎます。
4. 24bit/192kHz 対応音楽制作ソフトウェア「Cubase AI」などを付属
製品付属のダウンロードアクセスコードにてインターネットより最新のMacやWindowsに対応するDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトウェア「Cubase AI」と波形編集ソフト「WaveLab LE」をダウンロードできるため、本製品を購入したその日からレコーディング・音楽制作環境を構築することができます。
また、スタインバーグのマルチタッチ対応DAW「Cubasis LE」(無償)と組み合わせれば、iPadを活用したモバイル制作環境が実現します。
※波形編集ソフトウェア「WaveLab LE」、iPad用マルチタッチ対応DAW「Cubasis LE」は、96kHz対応となります。
※UR22mkIIをiPadで使用する場合、「Apple iPad Camera Connection Kit」または「Lightning USB カメラアダプタ」が必要となります
LL-TA
『トランスアコースティックギター』は、2015年3月に発売開始した『トランスアコースティックピアノ』に搭載している、電気信号を振動に変換してアコースティック楽器と同じ発音方式で響かせるヤマハ独自の技術「Trans Acoustic」を応用した新しいギターです。その最大の特長は、アンプやスピーカーを用いずに、ギター本体だけでエフェクトをかけた演奏ができることです。
弦の振動を電気信号に変換してエフェクト処理し、ギター内部に搭載した「アクチュエーター」(加振器)に伝え、ギターのボディを仮想のスピーカーのように振動させることによってエフェクト音が発せられます。これにより、実音とエフェクト音が一体となってギター全体で響き、今まで経験したことのない、奏者を包み込むような音空間が生まれます。ヤマハのエレクトロニクス技術とアコースティックのノウハウを掛け合わせた、新しい演奏体験をご提供いたします。
1. アコースティックギターの生音に、直接エフェクトをかけることが可能
デジタル技術を使った機能を持ちながら、発音はアコースティックの方式で行うヤマハ独自の技術「TransAcoustic」を搭載。弦の振動を電気信号に変換してエフェクト処理し、ボディの内部に設置したアクチュエーター(加振器)に伝え、アクチュエーターがギター全体を振動させる構造を開発しました。これにより、アンプやスピーカーを接続せずに、ギター本体の振動でエフェクト音を発することが可能になりました。
2. ギターの表現力を広げ、自然な生音が鳴る2種類のエフェクト
エフェクト音は、アコースティックギターの発音方式と同様にギター全体の振動によってボディから空気振動を伴って鳴るので、ギターの生音とエフェクト音が一体となり、今まで経験したことのない、奏者を包み込むような音空間が生まれます。エフェクトは、重層的な音を発する「コーラス」と、残響音がかかる「リバーブ」の2種類を搭載しています。
3. 豊かな音が響く「オールソリッドボディ」と、「A.R.E.」を施した木材を採用
ヤマハ高級アコースティックギター「Lシリーズ」の人気モデル「LL16ARE」をベースに使用しており、ボディの全ての面に響きのよい単板を用いた「オールソリッドボディ」で、本格的な音をお楽しみいただけます。さらにギターの表板には、ヤマハ独自の木材改質技術「A.R.E.」を施した素材を採用。新品でも、長年弾きこんだギターのような熟成された温かみのある音が響きます。
4. 音への影響に配慮したシンプルな電装システム
操作スイッチや電池ボックスといった電装システムにシンプルな形状を採用しました。音に影響を与えるボディへの加工を最小限にとどめることで、ギターが持つ本来の鳴りを十分に引き出します。
5. エレクトリックアコースティックギターとしても演奏が可能
アコースティックギターとしての使用だけでなく、アンプとつなぐことでエレクトリックアコースティックギターとしても演奏ができる仕様となっています。内蔵エフェクトをラインに掛けることもできます。
主な仕様 | |
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胴型 | ジャンボタイプ |
胴厚 | 100-125mm |
弦長 | 650mm |
指板幅 | 44mm/55mm (上駒部/ネック接合部) |
裏・側板 | ローズウッド単板 |
ネック | マホガニー&ローズウッド 5 ピース |
指板・下駒 | エボニー |
糸巻 | ゴールドダイキャスト(TM-29G) |
電装 | SYSTEM70 TransAcoustic |
コントロール | リバーブ/コーラス/TA Switch/ラインアウト Vol. |
塗装 | グロス仕上げ |
カラー | VT(ビンテージティント) |
付属品 | ライトケース |
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Table | Table |
記事内に掲載されている価格は 2016年10月13日 時点での価格となります。
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