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2025/6/20(金) Rock oN 梅田店にて、2025/6/27(金) LUSH HUB、大阪、東京の2箇所で、サウンドエンジニア 杉山勇司氏を講師に迎え「有料セミナー UADプラグインが引き継ぐビンテージ機材の真価」を開催しました。東京会場での当日のレポートが、Universal Audio国内代理店であるフックアップさんのホームページに公開されています。
このセミナーで杉山勇司氏が伝えたかったこと
本セミナーでは、ヴィンテージ機材を知り尽くしたエンジニア/プロデューサーの杉山勇司氏が、名機と言われている機材の挙動やクセ、DAW上でのサウンドメイク術を解説。杉山氏は2025年の今、ヴィンテージ機材をあらためて理解する意義について、以下のように語っています。
こちらの記事では、杉山氏が今回のセミナー開催へ至った経緯について、UADプラグインの魅力を交えながら語っていますので、ご一読ください!
ビンテージ機材とデジタル機材の違いを理解することで、より有意義に機材を活用できるようになる
例えば、コンプレッサーと言っても、その機器を構成する素子によって音が違ってきます。
・Vari-Mu(真空管)
Fairchild 670等
・オプティカル
Teletronix LA-2A、LA-3A等
・半導体
Urei 1176、Neve 2254等
・VCA
SSL G Bus Compresser等
これらの特性の違いを理解することで、目的に応じた適切なコンプレッサーを選択することが大切で、これらの特性はUniversal Audio の UAD プラグインでも再現されているということです。
ミックスの秘訣と心構え
本セミナーでミックスの重要な秘訣として挙げられたのが、聴く耳の重要性でした。プラグインや機材の特性を理解し、実際にその違いを聴き分けることが、より良いミックスに繋がると杉山氏は強調。また、昔のエンジニアたちが試行錯誤する中で培ってきた知識や、機材が持つ特性を理解することで、なぜその機材が特定のサウンドを生み出すのかがわかり、それを現代のツールで再現・応用する力が養われる、ということが解説されました。
レポート全文はこちらから
講師 : サウンドエンジニア 杉山勇司氏
1964年生まれ。近田春夫&ビブラストーン、東京スカパラダイスオーケストラなどを担当。その後レコーディング・エンジニア、サウンド・プロデューサーとして多数のアーティストを手がける。主な担当アーティストは、ソフト・バレエ、ナーヴ・カッツェ、東京スカパラダイスオーケストラ、Schaft、藤原ヒロシ、X JAPAN、L’Arc~en~Ciel、LUNA SEA、櫻井敦司、dropz、睡蓮、YOSHIKI、河村隆一、BLUEBYRDSなど。また、書籍『レコーディング/ミキシングの全知識』 ( リットーミュージック)を執筆。2017年には同書の中国語簡体字翻訳版(湖南文艺出版社刊)、2020年に繁体字版が出版された。
UADプラグインについて
UADプラグインはUniversal Audioの世界的に有名なDSPエンジニアリングチームによって開発され、世界でもっとも本格的なアナログエミュレーションとして15年以上にわたって優れたアナログサウンドを提供してきたオーディオプロフェッショナルの選択肢です。
オーディオの象徴的なブランドと共同で作成されたアウトボードやマイクプリからアンプシミュレーターなど100種類を超えるプラグインがあります。
本物のアナログサウンド
Universal Audioのサーキットエミュレーションにより、妥協することなく隅から隅まで本物のアナログサウンドが得られます。
UAインターフェイスを使用したリアルタイムUADプロセッシング
Apolloシリーズなどのオーディオインターフェイスを使うことで、UADプラグインを介してニアゼロ・レイテンシーでレコーディングが可能になります。
ネイティブUADプラグインとは
ネイティブ・バージョンのUADプラグインタイトルには、Apollo や UAD-2 などの追加のハードウェアを必要とせずにコンピューターのCPUで実行できるエフェクトとインストゥルメントが含まれています。これらのプラグインは、VST 3、AU、および AAX 形式で提供され、DAW では UADx プラグインとしてリストされます。
グラミー賞を受賞したアーティストが使用
トップエンジニア、プロデューサー、ミュージシャンは、チャートを賑わせているヒットソングで毎日UADプラグインを使っています。
記事内に掲載されている価格は 2025年8月5日 時点での価格となります。
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